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生活保護者の集いコミュの「『勉強が嫌いでああなったんだよ』と両親が教えたりするのは一番の差別」 急遽公開したホームレス“密着動画”、製作者が偏見根絶を訴え

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https://news.yahoo.co.jp/articles/146c678b69b275fef53c94c20ff7c5e263f891b2

「自分にとって必要のない命は僕にとって必要ないので、ホームレスの命はどうでもいい」

【映像】公開されたドキュメンタリー作品(一部)

 今月7日、自身のYouTubeチャンネルでの配信中に口にした、ホームレス生活をおくる人や生活保護受給者への差別的な発言が波紋を広げているメンタリスト・DaiGo氏。

 動画の公開直後、「人命を軽視しているのではないか」などとDaiGo氏に対する批判が殺到。配信から1週間後には自身のチャンネルで謝罪動画を公開し、「無知が招いた失態」と反省の弁を述べている。

 しかし、ネット上ではDaiGo氏に対し、「路上生活者になりたくてなってる人なんて1人もいねえよ」「DaiGoの一連の発言。これは許せない」と、厳しい意見が上がっている。

 YouTubeのチャンネル登録者が240万人を超えるなど、若者に影響力があるDaiGo氏。その発言によってホームレスの人へ偏見を持ってしまう人もいるのではないか。このような懸念から、ネット上に公開された1本の映像が反響を集めている。

 ホームレスの男性に「どうしてここまで来たんですか?」と話しかけるのは、小さな子ども。この動画のタイトルは『「ホームレス」と出会う子どもたち』というもので、今月21日からYouTubeで無料公開されている。

 2009年に製作されたこのドキュメンタリー作品は、夜回りをする子どもたちがホームレス生活をおくる人たちと交流する姿や、ホームレス生活をおくる男性の生活に密着する様子が描かれており、現在、教材として教育機関や教員向けに販売されている。

ドキュメンタリー作品を急遽公開

 この作品を製作した団体「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」の北村年子代表は、「あの動画(DaiGo氏のYoutube)を最初見た時にまず思ったのが、怒りより何より、これを中高生たちが見たらどうなっちゃうんだろうっていう。背筋に水が走るような、凍るような思いがした。それですぐに(無料公開に)踏み切ることにした」と話す。

 急遽公開に踏み切ることになった『「ホームレス」と出会う子どもたち』。当時、若者によるホームレス襲撃が問題視されており、ホームレス生活をおくる人たちへの正しい知識を持ってもらうことを目的として、1年以上の年月を費やし製作された。

 「野宿の人になんで石を投げたり、花火を打ち込む襲撃が後を絶たないのかというと、おじさんたちがどういう人生を歩んできたのか、今ホームレス状態の姿しか見てないけど、この方の背景に野宿を余儀なくされたそれぞれの理由や事情がある。決して自己責任とだけは言い切れないような、やはり社会の構造もある、貧困の構造もあるってことを知らないまま、子どもたちは石を投げつけたりする。『まずは襲撃を止めるために』と思ってこれをつくった」
北村氏は30年ほど前から現在の活動を行っていて、ホームレスと若者、それぞれと向き合い、寄り添ってきた。この作品を通して、ホームレス生活をおくる人たちに対する差別と偏見をなくしたいという思いがあるという。

 「まずホームレスの人を見た印象が、やっぱり偏見があると思う。『勉強が嫌いでああなったんだよ』って言うお父さんお母さんとか、その人たちに話を聞いたり勉強したわけでもないのに、『危ない人たちだから目を合わせちゃだめなのよ』と教えたりとか。それって一番の差別になる。この教材で子どもたちだけじゃなく、先生やお母さんもお父さんも大人も見て、根本から認識を変えられたらいいなと思っている」

 この作品は9月末までの公開となっている。北村氏は「誰にでも起こりうることだ」とした上で、まずは「知ること」から始めてほしいと訴えた。

 「ホームレスっていう言葉は、人をさす言葉ではない。ただ単に状態を指す言葉なので、誰にでも起こること。たまたまいろんな不運、貧困状態が重なって路上にいるという、ホームレス状態にある人がいるだけだ。私も30年以上支援に関わっているが、オリンピックの選手だった方もいるし、会社の偉い方だった方もいるし、大学の先生だった方もいる。災害、ケガや病気だけではなくて、心の病気という精神的なダメージで何もできなくなったという人もいて、本当に様々な背景がある。自分にも起こりうることなので、だからどうか、まず出会ってみてほしい。出会ってみるために、この映画を見てほしいと思う」

石田健氏

 また、ニュース解説YouTuberで「The HEADLINE」編集長の石田健氏は、ホームレスにまつわる問題について、人権や福祉の歴史から考える必要があるとの見方を示した。

 「こういった映像の中で、誰にでも起こりうるというメッセージが聞かれるし、それは1つ大事なポイントだと思う。ただ同時に、自分には起こりうることがないような、国籍や性別が違うことにも目を向ける必要があって、それがまさに人権のコンセプト。もともとホームレスや困窮状態にある人を助けようというのは、17世紀のイギリスから始まった。当時は助けるに値する人と値しない人を分けていたが、時代を経るにしたがって、助けるに値しない人は道徳的に引き上げようという目線に変わっていった。DaiGoさんが言っていたことは、決して彼自身が単独で考えているような話ではなく、我々の長い歴史の中で偏見として残ってきたような考え方だ。今でも多くの人がこういった認識にあることを考えると、これで学んだ、これから気をつけようという単純な話ではなく、根深い問題であることがわかる。だからこそ、こういったきっかけを含めて人権や福祉、なぜ我々の社会がこういった人を助ける必要があるのかといったことを考えていかないといけない」

(『ABEMAヒルズ』より)

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