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生活保護者の集いコミュの「みずから手を下すべき?」病気の犬と生活保護の飼い主、追い詰められた果ての救い「犬は飼い主を忘れない」

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https://www.iwate-np.co.jp/article/oricon/2204156

猫たちの命を救うため、TNRや保護活動をしているNPO法人『ねこけん』。対象は基本的には猫だが、場合によっては犬を保護する場合もある。今回、SOSのメールを送ってきた相談者から引き取ったのは、ミニチュアシュナウザーの「モモ」。天疱瘡が発症し、毛がほとんど抜け落ちてしまったモモについて、代表理事・溝上奈緒子氏に聞いた。

【写真】「思わず涙…」去っていく飼い主を追うモモ 保護されても飼い主を思い続ける動物たち

■治療も安楽死もできない、追い詰められた飼い主が取った行動

 ミニチュアシュナウザーは本来、口ひげのような被毛と眉毛がチャームポイントで、とても人気のある犬種。しかし、モモにはほとんど毛がなく、ぶつぶつと疱瘡ができ、膿が出て、かゆいのか終始動き回って自分を舐めている状態。飼い主が病院に連れていったところ、天疱瘡と診断されたという。

 そんな相談者からのメールに溝上氏は、「とてもショックを受けました」と語る。メールには「いろいろと試し、各動物病院、団体に相談(安楽死)しましたが、誰にも助けてもらえません。捨ててもろくな目にあわないのであれば、飼い主みずから手を下すべきだと思い、数日後に決行を予定しております」「もう安楽死ではございません、そんなお金もないし病院にも断られます。自分の手で殺すんです」と書かれていた。

 実際に相談者に会って話を聞くと、現在は生活保護を受けているため経済状況が苦しく、モモの治療を継続することは難しいという。苦しんでいるモモの治療もできず、その姿を見ているのもつらい。それなら、いっそのこと楽にしてあげたいと安楽死を考え、病院に相談したが、どこからも拒否されてしまった。ボランティア団体にも相談したが、終生飼育を勧められるだけ。とうとう自ら手にかけることも考えるまでに追い詰められたが、『ねこけん』のYouTubeを見てメールを送ったと相談者は明かした。

 「最初はひどいとも思いました。でも、メールで助けを求めたということは、やっぱりモモちゃんのことが可愛かったんだと思い直したんです」という溝上氏。結果的に相談者も自ら手を下すことなく、モモも適切な治療を継続して受けられることとなった。「相談者の方が事務所を後にしたとき、モモちゃんは追いかけようとしたんです。いなくなった後もモモちゃんは事務所内を必死で探していました。やっぱりモモちゃんを可愛がって育てていたんだと思います」。

 動物を飼うということは、命を預かること。ただ好きだから、寂しいから、可愛いからという理由だけで犬や猫を飼ってはいけない。何かあったとき、どうしても自分の身を一番に考えてしまうからだ。もちろん、自分が生活していくことは大切だが、人間でも猫でも犬でも、同じ命。

 今回の相談者も、もともとは家族として大切にモモを世話していたのだろうが、そこには必ず命への責任が生じる。経済的に問題がないか、身内や周りの人の理解はあるか、すべてを事前にクリアしたうえで飼う必要があるのだ。そして、それでもどうすることもできない事態が発生しまったときは、安易に命を奪ったり放置したり、愛護センターに持ち込むのではなく、誰かの手を借りてでも命をつなげる努力をしてほしいと、『ねこけん』は訴える。

 「現在、モモちゃんは入院先で治療をしています。実はすでにモモちゃんを家族として迎えたいという方がいます。おそらく今後も医療費がかかりますが、すべてを承知のうえで引き取りたいと言ってくださいました」。

 猫は新しい環境に馴染みやすい。しかし、「犬はいつまでも飼い主だった人を忘れることはない」と溝上氏は語る。モモには今まで以上の愛に包まれ、より幸せな生涯を送ってほしいものである。

(文:今 泉)

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