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生活保護者の集いコミュの子ども食堂への食材無料配達に同乗 垣間見えた貧困や格差

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https://mainichi.jp/articles/20210705/k00/00m/040/092000c

 生活協同組合「おおさかパルコープ」(大阪市)が、宅配事業などで余った食材を約65カ所の「子ども食堂」に無料で配達するという、全国的に珍しい取り組みを進めている。記者は配達トラックの助手席に同乗し、半日かけて子ども食堂を巡った。垣間見えたのは、子ども食堂が持つ多様な役割だった。【柳楽未来】

 地域の子どもらに無料や格安で食事を提供する子ども食堂は、貧困対策や地域コミュニティーの場として注目が集まっており、府の調査によると、2019年時点で府内に約410カ所ある。多くは地域住民らで運営されており、食材を安定して調達することが課題の一つだ。


 「宅配の経験を生かして子ども食堂を支援したい」。パルコープ理事の松岡賢司さん(60)は17年、注文のキャンセルなどで余った食材を、子ども食堂に届ける活動を始めた。当初は5カ所に配達したが口コミで評判となり、約65カ所にまで拡大。食堂の規模や開催間隔に合わせ、常温品や冷凍食品だけでなく、賞味期限が短い牛乳、卵や野菜なども配達する。

 6月中旬、パルコープの浅田伸一さん(60)がハンドルを握る1トントラックに同乗させてもらった。

 まず向かった先は、交野市内で古い木造平屋を改装し、子どもが集う場を設けている「根っこわーくす」。浅田さんが卵や野菜などが入った保冷ボックスを運び込むと、代表の大島一さん(59)が「いつも助かります」と笑顔で受け取った。


 新型コロナウイルスの影響で子ども食堂は開けていないが、週に3回、学校に通えない小中学生5人ほどが集まって勉強などに取り組み、子どもたちが昼食も準備する。「(保冷ボックスは)子どもたちにとって宝箱。届けてもらった食材で献立を考えることが大事な経験になっています」

 トラックは高速道路で大阪市内へ。保冷ボックス3個分にもなる大量の食材が運び込まれたのは、同市西成区の「にしなり☆こども食堂」だ。ここでは週2回、30〜40人の子どもたちに夕食を無料で振る舞っている。


 西成区は生活保護率が23%と全国でも突出して高く、経済的に厳しい家庭で過ごす子どもが少なくない。貧困の連鎖をどう断ち切るかは重要な課題だ。運営するNPO法人の代表理事、川辺康子さん(55)は「子どもだけでなく、その家庭も一緒に地域で支えていきたい」と語る。

 最後に食材を届けたのは、繁華街の中にある子ども食堂「しま☆ルーム」(同市中央区)。周辺の飲食店で働く外国人が多く、利用する子どもの約8割は外国にルーツをもつ。代表の福井潤一郎さん(65)によると「長引くコロナの影響に耐えられず、経済的に身動きがとれない家庭が一気に増えた」という。感染防止のため食堂は休止中だが、今は週2回、各120人分の弁当を配り、不安定な生活を強いられる親子を助けている。

 この日は計8カ所の子ども食堂に食材を配達した。「貧困、格差、家庭崩壊、学校の問題。自分で配達をしてみて子どもを巡る問題を知り、『地域でなんとかせなあかん』と頑張っている人たちの存在を知りました。そこから、今後我々が何をすべきか見えてくると思います」とパルコープの松岡さん。今後も子ども食堂への支援を続けていくという。

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