生活保護者の集いコミュの失火で5軒延焼、自殺も考えた生活保護の男が“心の旅”へ…塙山キャバレー物語

https://news.mynavi.jp/article/20210604-1899182/

フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00～ ※関東ローカル)では、トタン張りの小さな飲み屋街・塙山キャバレーの人々を追った『酒と涙と女たちの歌～塙山キャバレー物語～後編』を、6日に放送する。

『ザ・ノンフィクション　酒と涙と女たちの歌～塙山キャバレー物語～後編』より＝フジテレビ提供

茨城県日立市のチェーン店が並ぶ国道沿いに、まるで終戦直後にタイムスリップしたような佇まいの不思議な一角がある。13軒の小さな飲み屋が並ぶ「塙山キャバレー」だ。ここで生きるママたちは、自分たちのつらい経験すら武器にして、人生に疲れた客の心をそっとすくい上げてくれる。

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17歳の時に母親から置き屋に売り飛ばされたという「めぐみ」のママは「開き直らないと何もできない」と、壮絶な過去も笑い飛ばし、破格の値段で客たちをもてなす。そんなママが気にかけるのは、幼なじみの男性客だ。塙山キャバレーでラーメン店を営んでいたが、火事で5軒を延焼させた男性。一度は自殺も考え、今は生活保護を受ける身となった彼を、めぐみママは何かと励ます。

そんな男性は、「めぐみ」のなじみ客と花見へ。桜の余韻に浸りながら、2人は今までの人生を静かに語り合う“心の旅”に出かける…。

一方、かつて別れた娘と20年ぶりの再会を果たした「ラブ」のママ。最初は和やかな2人だったが、次第に娘から厳しい言葉を投げられる。さらに息子2人もやってきて“捨てた”我が子のつらい過去を聞くことに。一度は壊れてしまった家族の修復は、やはり一筋縄ではいかなかった…。

そんな人と人との出会いがある塙山キャバレー。コロナ禍での苦境に耐えるママたちの元へ、明るい知らせがやってくる。

ナレーションは、女優の吉岡里帆が担当する。