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生活保護者の集いコミュのホームレス女性の死から半年 食料配布の列にいた彼女 報道されない「試食販売」の闇

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https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20210515-00237979/

亡くなった大林三佐子さんに見覚えが…
 「あの人」はあの時に列に並んでいた女性ではないのか−。

 ニュースで彼女について報道されるたびに食料配布の例に並んでいた彼女の姿が鮮烈に思い出される。

 その人の名は大林三佐子さん。

 昨年11月16日の未明、東京・渋谷区の幹線道路沿いのバス停で頭を殴打された状態で女性が死亡していた。大林三佐子さん、享年64。そのバス停は深夜から未明にかけて彼女が身を休めていた場所でホームレスだったことから「渋谷区路上生活女性 死亡事件」として大きく報道されて警察が捜査。事件前後に防犯カメラ映像に写っていた近くに住む男が逮捕された。男は「邪魔だった」「痛い思いをさせればいなくなると思った」と供述しているという。

 事件から半年が経つ。大林さんの人生をたどった報道も目につくようになった。

 テレビや新聞で数多くの報道があったが、その中で彼女自身の人生にもっとも力を入れて迫ったのがNHKだった。

 4月28日のNHK「おはよう日本」で埼玉県に住む2歳年下の弟のインタビューを放送し、郷里の広島で彼女が劇団員をしていた頃の様子を関係者の証言で伝えた。さらに5月1日に「事件の涙 たどりついたバス停で〜ある女性ホームレスの死〜」というドキュメンタリー番組を放送した。

 NHKの番組では若い頃の大林さんの顔写真が紹介されていた。大きな目。快活な印象の笑顔だ。

 この大きな目はあの時ちらと見た人と同じではないのかー。

 筆者の脳裏に真っ先に浮かんだのは日焼けしたおかっぱ頭の女性だった。

 番組ではもう1枚、亡くなる少し前の彼女の姿を撮った写真が紹介されている。

 下を向いているために顔の表情は見えないものの袖の短いピンク色のTシャツにズボン姿。そして赤い色のスーツケースをそばに置いている。下を向いている立ち姿とTシャツから出ている日焼けした二の腕に筆者は見覚えがあった。

事件の少し前に撮影された画像(NHK「たどりついたバス停で」の画面を筆者撮影)
男性ばかりの行列の中で立っていた女性
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、様々な仕事が停止に追いやられ、なかでも派遣、パート、アルバイト、請負など、正社員ではなく、非正規で働いてきた人たちを直撃している。生活に困窮する人たちも目に見えて増えていて、全国あちこちで様々な支援活動が行われている。

 私はそうした活動の現場をたまに訪れてボランティアとして社会福祉などに関心がある若者たちと一緒に参加して手伝っている。元々こうした食料支援は「炊き出し」と呼ばれて、その場で皿やどんぶり等に盛りつけた食事を提供するスタイルだったものが、新型コロナウイルスの感染防止のために予め袋に小分けした弁当や果物、レトルト食品、飲み物のペットボトルなどを配布するスタイルに移行して最近では定着している。

 昨年の秋頃には、NPOなどの支援団体が土曜日の午後に東京・新宿の東京都庁の下で実施していた「食料配布」の支援を手伝った。

 高齢の男性が圧倒的に多い行列の中に短髪の女性がいる姿が目を引いた。やや猫背で下を向いて立って配布の時間を待っていた。

 おかっぱ頭の髪型と大きな目とTシャツ、日焼けして黒々とした顔と腕は一瞬見ただけでも強く記憶に残っている。

 報道で知った大林三佐子さんは実際には64歳という年齢だったというが、その時に見た女性の感じはもっと若くて40代から50代くらいという印象を持った。

 「今日は女性が来ていますね」とボランティアを一緒にしていた人に感想を漏らしたほどだ。今となってはこの時の記憶以外には頼りになるものがないものの、テレビで大林さんの顔写真が映し出されるたび、あの日、食料支援の列の中で立っていたのは彼女だったのに違いない、という確信が私の中では強くなっている。

 この食料配布の支援活動は、バナナや弁当、トマト、菓子、水、アルファ米、レトルト食品などの「食料」を配布するだけではない。合わせて、医療相談や生活相談、法律相談などの「相談」を実施している。医師や薬剤師、弁護士らが個別の相談に応じてそれぞれの専門分野のプロが事情を聞いて支援する仕組みだ。本人の希望を聞いた上で必要があると判断されれば、生活保護などの行政サービスにもつなげていく。

 だが、私がこの日に見た女性が大林さんだったとしても、その人は食料支援の袋を受け取っただけで、その先の「相談」までは求めないままにその場を去っていたと思われる。少なくとも相談の場にはその女性の姿はなかった。支援者たちは相談活動で困窮した者の命をつなぐため、福祉制度の利用など路上生活から抜け出す様々な方策を教えているが、大林さんが相談に訪れた形跡はない。

 生活保護を申請すると、親族に対して扶養義務照会といって扶養する意思があるかなどの調査が行われるので、大林さんはそれを嫌がったのかもしれない。

アナウンサーや声優志望だった20代
 NHKは埼玉県に住む大林さんの弟に取材して、大林さんの経歴を紹介している。

 大林さんは広島で生まれ育った。広島では市民劇団に所属してミュージカルなどに出演していたことがわかった。若い頃はアナウンサーや声優になる夢を持ち、活発で社交的な性格だったという。番組で放送された当時の彼女が芝居をする声は伸びやかなで張りがあるものだった。

 20代で上京、結婚するが1年で離婚。夫によるDV(ドメスティック・バイオレンス)が原因だったという。

 その後、大林さんは数年おきに転職を繰り返した。

 50代以降はスーパーでの試食販売員をやっていた。1日およそ8000円の給料で不安定な生活を繰り返し、4年前に住んでいたアパートを退去した。

 その後は公園やネットカフェを転々とする路上生活をしながら試食販売員を続けていたと思われる。4年前までは埼玉に住む弟や広島に住むかつての同級生にクリスマスカードや近況を伝えるハガキなどを送っていたことまでは判明しているが、住居を失いホームレスになった頃から便りがぷっつりと途絶えている。

 路上生活が始まってからは日々生きていくためにおそらく必死だったと思われる。

 家を失ってからも試食販売の仕事を時々続けて収入を得ていたが、去年春頃から新型コロナウイルスの感染が拡大して仕事がほとんどなくなったという。NHKが報道した大林さんの人生をまとめると以上のようになる。

マスコミが報じる「派遣」は間違い。「業務委託」の“働き方”
 大林さんは不安定な「登録型」の仕事で収入が不安定になり、新型コロナによってさらに追いつめられていた一人だといえる。

 様々なマスコミが大林さんのことを「派遣」で試食の販売をしていたと報道した。 

 NHKもニュースで「スーパーに派遣される試食販売員 給料1日約8000円」などとナレーションや字幕で伝えている。

 大林さんがまるで「派遣」という働き方だったような表現だが、大林さん自身の働き方は実際には「派遣」ではない。登録していた会社も「派遣会社」ではない。

 このため「派遣」という表現は正確に言えば誤りだ。

 登録会社は労働者派遣法に基づいて厚生労働省・東京労働局から派遣会社としての「許可」を得ていない会社だ。大林さんが登録したいくつかの会社は、会社のホームページで「セールスプロモーション」などと業態内容を説明している。ところがその事実を大半のマスコミが伝えていない。なぜなのか。労働形態が複雑なので記者たちが労働問題についてあまり勉強せず、理解しないままに報道しているためだと思う。

 この仕事が派遣(登録型派遣)の仕事と似ているのは、会社には「登録」だけしておいて、実際に仕事がある時に現場に赴いて働いた分だけ報酬を得るという仕組みだ。仕事がなければ収入はまったく入らない。正規雇用(正社員)では毎月決まった給料が入るのと比べると、「登録」という仕組みは働く人間にとって不安定な非正規雇用の典型的な働き方といえる。

試食販売の元同僚・A子さんが語る「試食販売」の実態
 大林さんと同じ会社で試食販売員として登録し、大林さんと一緒にスーパーなどで働いていたかつての同僚が見つかった。A子さん(仮名)。大林さんとの付き合いはおよそ10年になるという。

 A子さんは以前、製造業派遣の仕事をしていたために派遣労働の実態にも詳しい。多くのマスコミが大林さんの働き方を「派遣」と報道しているもののそれは完全に間違いで、「業務委託」という労働形態だったとA子さんも断言している。

 派遣労働と違うのは、派遣社員のようにしている派遣先の会社から業務の内容について指示・命令されることがない点だ。あらかじめ決まった仕事内容を請け負って自分の裁量で独立して働く、というのが「業務委託」の建前だ。

 ところが実際に試食販売の現場では食料品メーカーによっては本社から社員がやってきて来て事実上、試食販売をする人に「指示」を出すケースも頻繁にあったという。これは事実上の「派遣」の働き方を、法律に違反した形で実際に行うもので、リーマンショック前後の頃の製造業派遣で「偽装請負」としてメディアで大きく報じられ、社会的な批判の対象になった働き方だ。A 子さん自身も製造業派遣で働いた頃に「偽装請負」を経験したことがある。同じように試食販売の「業務委託」も「いろいろ問題が多い働き方だと思った」とA子さんは話す。

 NHK「おはよう日本」では大林さんの収入について「スーパーに派遣される試食販売員」としてもらう「給料 1日約8000円」と紹介している。一方でA子さんは私に「だいたい1日7000円くらい」と表現している。

試食品(サンプル品)の買い取り地獄
 試食販売員の仕事というのは何をするのか。

 それはスーパーの食品売り場でお客さんに試食をしてもらいながら、その場で商品を買ってもらうためも販売促進の活動をする仕事だ。スーパーで働いているが、スーパーに雇われてるわけではない。その商品の販売促進のために1日とか2日とかそのスーパーなどでごく短期間だけ働く。このため、「スーパーの人」でもないし、「食品メーカーの人」でもないという、身分的にも非常に中途半端な立場だ。

 A子さんにその実態をくわしく教えてもらったが、その中で特にひどいと思ったのが「試食品の買い取り」だ。

 食品によって対応は違っていたというが、試食販売の仕事ではそれぞれの販売員がスーパーなどの店内で試食品を自ら買い取らなければいけないケースがあるという。食品メーカーなどによって形式は違うものの「試食品」としてスーパーで提供される食品・飲料の商品は、そのスーパーで販売されている商品を試食販売員たちが予め買い取って提供する場合も多いという。

 一度の試食販売でどの程度の金額で試食品を「買い取る」のか?

 パンの試食だと数千円単位だが、飲料の試食品だと一度に5万円以上かかる場合もあったとA子さんは証言している。その費用は試食販売を行う試食販売員が一度に支払う。そのスーパーの店内で直前に購入するケースも多い。貯金などの蓄えがない時には多くの場合は登録している会社から「立て替え金」を借りて用立てるのだという。

 もちろん、買い取りの際の費用は領収書をもらっておいて後から会社に請求できる仕組みだが、その日暮らしでやりくりするうちに次第に立て替え金がたまっていくケースも少なくない。

 立て替え金は借金なので返さないと借金として残ってしまう。大林さんもこの立替金で滞納があったという。返済していないと会社側も新たな立て替え金を貸さなくなっていくために生活が困窮していくという構図だ。仕事のための費用と生活のための費用がごっちゃになって見分けがつかなくなる「買い取り地獄」のような世界になる。

 A子さんによると、試食販売員に精神的なダメージになるのが、突然、仕事がキャンセルされることだという。明日は仕事できると思っていたら、突然「キャンセル」を告げられる。そうなると期待していた収入が入ってこなくなる。

 加えて、販売員たちの精神面を直撃するのが、スーパーの店員や客などからの「蔑み」の視線や態度だとA子さんは話す。スーパーでの店員の中にはあからさまに侮蔑的試な態度を取る人もいるという。A子さんはあるスーパーで警備担当の女性から建物の出入りのたびに財布の中身をすべて見せろと言われて従った経験がある。「本当に屈辱だった」と悔しそうに話す。

 試食コーナーでは客も無言で試食したり、つまようじや食べ物をそのまま床に落としたりするままの人もいるという。あからさまに試食販売員をバカにしたように扱う人もいる。NHKも含めて大手のメディアでこの試食販売員の問題をくわしく伝える報道はほとんどない。

 彼女の人生をたどっていくと、登録型のそうした試食販売の仕事ならではの不安定さや苦悩が影を落としていることがわかってくる。だが、この背景や構図についてNHKをはじめとして大手の報道機関はほとんどくわしく伝えていない。こうした「働き方」の問題を報道機関はもっと伝えるべきだと思う。

 特に民間放送のテレビでほとんど伝えないのは、食品販売は大手スポンサーである大手食品会社への遠慮があるのだろうか。それとも単に記者の不勉強なのだろうか。

追い込まれて税金やガス料金を滞納…
 A子さんによると、大林さんは以前、杉並区のアパートに一人で住んでいたが、生活に困窮していたのか、働いて収入が入ると「住民税やガス代を滞納している」などと言って、すぐにコンビニなどで支払うようにギリギリの生活を繰り返していたという。

 それが4年前に家賃を滞納したのかアパートに住めなくなって路上生活に移行していった。かつてはきれいに化粧して白いブラウス姿で働く姿が特徴だった大林さん。それが登録している会社に報酬を受け取りに行く際にも、スーツケースを引いてジャージ姿で登場することが多くなったという。

「女性がジャージ姿で会社に現れるなんて…『よほど困っているのかな』などと他の人と噂していました」(A子さん)

 周囲も彼女が路上生活をしているのではないかと薄々察していたもののはっきりと確認はしなかったという。

 試食販売員の同僚だったA子さんによると、大林さんには気性が激しい一面があって時に周囲の人を激しく非難することもあったという。このため仕事のコミュニケーションを円滑にとることができない時があった。また他の人がやらないような変わった振る舞いをすることもあった。試食販売の現場でも大林さんの「奇行」が次第に目立っていったという。

 試食品の提供中にシャドーボクシングの真似をしたり、手旗信号の真似をしたり、周囲の人がギョッとするような行動…。精神状態に変調があるのかもと登録する会社の人たちも同様に感じていたというが、不安定な生活や路上生活の影響でそうなったのかなどはよく分からない。

 長く路上生活を送る人の中に一定の割合で精神的な疾患を抱える人たちが存在することは様々な研究や調査で知られている。果たして大林さんの場合はどうだったのか。本人が亡くなってしまった今となっては確認する方法がない。

「彼女は私だ…」
 コロナ禍で生活に困窮する女性などが増えているSNSなどで「彼女は私だ」「他人事ではない」など大林さんへの共感が広がっている。

 大林さんの身の上に起きたことはこの時代には誰にも起こりうることかもしれない。

 ただ大林さんの日頃の様子を間近で知っているA子さんには「よってたかってみんなで大林さんを消費しているようで違和感はある」と話す。大手メディアもそうした動きを後押ししながら大林さんの「虚像」を作り上げている印象があり、等身大の大林さんの実像から離れている感じだというのだ。

 大林さんの事件を知った後でA子さんは事件が起きたバス停に生前の彼女が試食販売をしていたパンや飲料などを現場に供えて、手を合わせてきた。

「大林さんは仕事が好きだったし、一生懸命取り組んでいた…」(A子さん)

 どんなに忙しくても怠けたりさぼったりはしない人だった。A子さんの印象では、大林さんが積極的に好んで働いていたスーパーは都心から遠くてもパート社員などに比較的優しい人が揃っている店が多かったという。大林さんなりに「人間のよさ」で選んでいた印象があるという。時に周囲とトラブルになることがあっても、等身大の大林さんは「一生懸命に生きていた人」という印象だったことに変わりはない。

 最近、公園のベンチなどは「排除アート」などと呼ばれて、わざと真ん中に仕切りを設けたり、座る幅をあえて狭くしたりしてホームレスの人たちが横になって眠ることができないようなデザインにするケースが目立っている。大林さんが深夜になると現れたというバス停の「ベンチ」も同様で、座れるスペースはあまりなく、横になって眠ることはできない。せいぜい立ったままで腰を落としていられる程度だ。大林さんに限らず、路上生活に転落した時の「居場所」は、この社会でますます存在しなくなっている。

かつての同僚A子さんの自問自答
 大林さんの最期がそんな排除のベンチに座っていたことに同僚だったA子さんは事件の後で強い衝撃を受けた。大林さんが「ホームレス」 だということに薄々気がついていたものの、プライドが強い彼女の性格を考えると生活保護を勧めることなどはためらわれたという。

「60歳を超えた『いい大人』に対して、あなたは生活保護を受けた方がいいなどととても言えません。4年前まで弟さんにクリスマスカードを送っていたくらいであれば、ますます肉親に迷惑をかけたくないという思いは強いでしょうし…」

 そう話すA子さんは大林さんの窮状をくわしく知っていたとしても自分ができる選択肢は限られていたと感じている。あの時、彼女に生活保護を勧めていたらどうなったのか…そんな自問自答を繰り返している。

 昨年夏頃から生活困窮者向けにNPOなどが活動している東京都庁の近くで大林さんの姿を目撃したという噂が試食販売の登録会社の関係者の間で広がっていた。彼女が食料配布で配られたレジ袋を持って歩いている姿を見たという目撃談も広がっていた。

 やはり彼女は昨年、新宿で行われていた食料配布の列に並んでいたのだろう。

 そんななかで大林さんは「居場所」を奪われていった。A子さんは試食販売の現場こそが大林さんの数少ない居場所だったのでは?と考えている。

 A子さんは最後に一緒だった大林さんとの試食販売の現場で、母親に連れられた幼い子どもが去り際に大林さんに向かって「ありがとう」と手を振ったのに対し、大林さんが笑顔で「ありがとう」と手を振り返していた姿が強く印象に残っている。

「試食販売の仕事を最後までプライドを持ってやっていたと思います」
 事件後、A子さんは大林さんが亡くなったバス停に彼女がスーパーで試食販売していた食品を置いて手を合わせた。 

 昨年2月頃、登録を解除されたことが大林さんをさらに追い詰めるきっかけになったのかもしれないと思いつつ、A子さんはそんな快活だった頃の彼女の姿を脳裏にしっかりと刻み付けてこれからを生きていきたいと考えている。 

現場のバス停のそばには大林さんを偲ぶ花などが手向けられた(昨年11月・A子さん撮影)

水島宏明
上智大学教授・元日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター
1957年生まれ。東大卒。札幌テレビで生活保護の矛盾を突くドキュメンタリー『母さんが死んだ』や准看護婦制度の問題点を問う『天使の矛盾』を制作。ロンドン、ベルリン特派員を歴任。日本テレビで「NNNドキュメント」ディレクターと「ズームイン!」解説キャスターを兼務。『ネットカフェ難民』の名づけ親として貧困問題や環境・原子力のドキュメンタリーを制作。芸術選奨・文部科学大臣賞受賞。2012年から法政大学社会学部教授。2016年から上智大学文学部新聞学科教授(報道論)。放送批評誌「GALAC」編集長。近著に「内側から見たテレビーやらせ・捏造・情報操作の構造ー」(朝日新書)、「想像力欠如社会」(弘文堂)

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