生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク事務局長瀬戸大作さん日記 2/9

2月9日（金）
❶今日は赤坂と事務所を行ったり来たりです。赤坂福祉事務所を訪問、雪の日に生活保護申請に来た青年に自立支援センター入所を再三に渡り強要したあげく「うちの事務所では居所がない方の申請を受け付けていない。同じ区内の福祉事務所が担当だからそこまで歩いていってほしい」「港区の福祉事務所では緊急援護・法外貸付金は支給していない」明らかな申請権侵害と居宅保護体制不備について申し入れをおこなう。対応した係長は謝罪したが、これからの改善を注視するしかない。
❷夜は赤坂に再出動、在留資格が「技術・人文・国際」の外国籍の方、病気で長期で働けず家賃が払えず、住んでいたマンションを強制執行退去されたという。私たちが支援する外国人は仮放免の皆さんだけでない。「技術・人文・国際」などの在留資格の場合も生活保護が利用できない。失業したりすると守られる制度が殆どない。生活困窮者自立支援の窓口に相談したら「あなたの在留では利用できない」これも追い返しです。生困は使えるんです。来週、生困の窓口に一緒にいきます。
❸事務所には悪質貧困ビジネスの被害者からのＳＯＳが連続している。今日はスマイルリリーフにハウスゼロ、12月の厚労省・東京都交渉でも取り上げた業者だ。何も動いてくれていないのか、生活困窮者自立支援ネットワークでは問題になっていないのか、問題にしないのか、これでは私たちは「支援崩壊」する。厚生労働委員会の国会議員と都議団に連絡、緊急協議の設定を依頼、これ以上の困窮者から搾取する貧困ビジネスを放置するな。
❹写真は昼食で立ち寄ったタイ料理の「スアンサワン赤坂」ガバオライスとレッドカレーのセットが950円、外観と店内はとっても怪しいですが、かなり美味しい。少しの時間でも海外逃亡する事が大事なのです。