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生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク 事務局長 瀬戸大作さん 日記 11/26

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11月26日(金)
❶公園で寝泊まりを二年以上続けていた女性Cさんと二回目のケースワーカー面談。申請受理から1週間、今日生活保護が決定申請、11月分の生活保護費が日割りで支給された。もう一度アパート暮らしを始めて別れるしかなかった子供たちが遊びに来れる日が来る事を夢見てのスタート地点にたった。二年間の公園暮らしで身体はガタガタ、まず歯を治す事から始めている。面談を終えて、次の予定までの僅かな時間に公園のベンチで一休み、まだ彼女は食事がとれない。今日も私のために肉まんを買ってきてくれた。歯が治ったらちゃんと一緒に肉まん食べよう。
❷午後から霞ヶ関の東京地方裁判所に行き支援していた人の裁判傍聴。私は今日のために上申書を提出して減刑を求める。出所したらチームで生活の立て直しと再犯防止の為のケアを責任を持っておこなう事など上申書の内容が弁護士より読み上げられる。コロナ禍の前から、この国の貧困格差は深刻を極めていた。万引きや窃盗で拘留されてしまう背景は貧困状態である事に起因する。それでも犯罪である事は変わらない。判決日はすぐやってくる。
釈放時には所持金ほぼなしの状態となる。当事者をひとりにしてはいけない。引き続き伴走していきたい。
➌昼食も食べる時間がない。移住連と反貧困ネットワークで活動する稲葉奈々子さんと京急の駅で待ち合わせしてコンビニで買ったおにぎりとコロッケを食べながら、生活保護が決定していて一時利用住宅に居住している南米系の女性を連れて親切な不動産屋さんを訪問、一時利用住宅の居住期限が迫っている。外国人に対する入居差別の事例は多い。チームで伴走して再び野宿させないように伴走していく。
❹11月中旬から東京の夜は寒い。またSOSが増えてきている。湾岸エリアから北千住からSOSをくれた20代の女性のSOSに駆けつけた。時計は20時30分を過ぎていた。
コロナ感染人数が終了後も派遣切りは続いている。所持金150円、今日から野宿生活を覚悟していた。まにあって良かった。今晩は寒すぎる。
❺昨日の21時過ぎにSOS対応した元高校球児からSOS、故郷の就職に協力してくれるはずの友人に騙されたという。「色々してもらったのに申し訳ないです。もう自分の人生は生きてても良いこと無いのでおしまいにします」携帯が繋がらないので、メールで何回も説得を試みる。しかし北千住からなので到着が22時頃になる。昨日に一緒に行動していた外国人担当の原さんが先に駆けつけて時間を繋ぎ説得してくれた。東京に残り、一緒に、やり直せばいい。来週、生活保護申請に同行して再出発のスタート台にたつ。今日も終了は23時30分、野戦病院状態はいつまで続くのだろう。

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