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生活保護者の集いコミュの原告ら「命がなくならなければ勝てないのか」 生活保護費引き下げ訴訟

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https://mainichi.jp/articles/20211125/k00/00m/040/225000c

 「こんなにあっけないとは……」。生活保護費の引き下げを巡る違憲訴訟で金沢地裁は25日、原告側の請求を退けた。2014年10月の提訴以来、法廷で苦境を訴え続けた受給者らの思いは届かず、金沢市内のホテルで報告集会を開いた原告や弁護団は、判決への怒りを示すとともに控訴する方針を確認した。【深尾昭寛、日高七海】

 「原告らの請求をいずれも棄却する」。判決が言い渡された直後、傍聴席からは支援者らのため息が漏れた。判決後の報告集会にはウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」で全国の支援者らもオンライン参加し、それぞれの思いを語ったり、意見を交換したりした。


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 原告側弁護団長の奥村回弁護士は、判決について「無味乾燥なもので原告らの生活実態のみえない血の無い判決。大変怒りを感じている」と述べた。弁護団事務局長の徳田隆裕弁護士は支援者らと連名で声明を発表し、「判決は裁判所が原告らの置かれた厳しい生活実態に真摯(しんし)に向き合わなかったと厳しく批判せざるを得ない」などと訴えた。

請求棄却の判決を受けて報告集会で思いを語る真田芳弘さん(右)ら原告=金沢市内で2021年11月25日午後3時13分、深尾昭寛撮影拡大
請求棄却の判決を受けて報告集会で思いを語る真田芳弘さん(右)ら原告=金沢市内で2021年11月25日午後3時13分、深尾昭寛撮影
 原告の真田芳弘さん(75)は現在、生活保護と年金を合わせた月約10万円でぎりぎりの生活を送る。光熱費を抑えるために冬は服を何枚も着込み、夏は冷房の利いた施設に行って暑さをしのぐこともある。生活保護が引き下げられる一方、消費税の増税などで生活は苦しくなるばかりで、支出を切り詰めるために1日を1食で過ごすことも多い。家にある家電は買い替えもままならず、長年使ってきたものばかりだ。


 「原告がどんな思いをしているか裁判所には届かないんじゃないか。実際に生活してみないとわかるはずがない」。判決前、悲観的な見通しを抱いていた真田さんは集会後、「やっぱり伝わらなかったな……」と諦めの表情を浮かべた。

 集会にオンラインで参加した原告の70代男性は「命がなくならなければ勝てないのか。司法はそんなに石頭なのか」と憤りを見せた。別の原告の男性(66)も「判決にはあきれている。これからどう闘えばいいのか」と話しながらも、「控訴審に向けて闘う意志は強い。今後に向けて自分なりに努力したい」と諦めない姿勢を見せた。

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