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生活保護者の集いコミュの「メンタリスト」発言に「私たちは動物以下でしょうか」とつぶやく男性…生活保護は「烙印」ですか?

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https://news.yahoo.co.jp/articles/92d4da3c88d44ff781e7c3222320042c7e2a142c

長引くコロナ禍で、生活に苦しむ人が増えています。支援の現場を取材する時、よく耳にするのが「スティグマ」という言葉です。

 「汚名」や「恥辱」という意味で、犯罪者や奴隷に押された「烙印(らくいん)」に由来します。

 国は、給付金や無利子の貸付金など様々な支援策を講じています。それでも生活が立ち行かない人には、生活保護の利用を呼びかけています。

 生活保護は「最後のセーフティーネット(安全網)」と呼ばれ、憲法が保障する「生存権」に基づく制度です。しかし、支援団体に相談に訪れる人の中には「生活保護だけは受けたくない」と拒否感を示すケースが目立つそうです。

 なぜでしょうか。関係者が原因として口をそろえるのが、「スティグマ」のように拭いがたい生活保護への偏見です。

 「親戚からも冷たい目で見られ、ずっと恥だと思ってきました」。37歳から生活保護を受給する京都市の和良さん(50)(仮名)は話します。

 和良さんは大学卒業後、正規職員として働いていました。結婚し、戸建て住宅を購入しましたが、長時間労働が重なり、体調を崩すように。2007年、精神疾患と診断され、離職を余儀なくされました。

 通院しながらアルバイトをしていましたが、住宅ローン返済のために別の借金を重ねました。病状が回復せず、働けなくなり、09年から生活保護の受給を始めました。

 申請には葛藤がありました。受給後は周囲の目が気になり、ほとんど外出しなくなりました。3年前にアルバイトを始めましたが、妻と合わせて給料は月6万円ほど。保護から脱却できません。

 8月、「メンタリスト」を名乗るDaiGo氏が「生活保護の人に払うお金があるなら猫を救ってほしい」と発言した動画が批判を呼びました。しかし、SNSでは賛同する意見も目立ち、社会に根付く偏見が浮き彫りになりました。

 和良さんは「今も負い目はあります。でも、どうしても抜け出せない」と言い、「私たちは動物以下でしょうか」と力なく話します。

 昨春以降、全国の支援団体には、生活に苦しむ相談が相次いで寄せられています。廃業に追い込まれた元個人タクシー運転手。10年間勤めた職場から雇い止めされた女性――。自殺を口にする人もいますが、それでも、生活保護に拒否感を示す人が多くいます。

 「生活保護問題対策全国会議」事務局長の小久保哲郎弁護士は「家族の受給を巡る芸能人へのバッシングなどで生活保護がスティグマとなり、必要な人にも申請をためらわせている」と指摘します。

 もちろん、自分の力で生きたいという思いは尊重されるべきです。しかし、誰にでもどうしようもない時があります。出口の見えないコロナ禍の今はなおさらです。

 もう一度書きます。生活保護は憲法で保障された権利です。「烙印」ではありません。

 偏見の背景には、苦しむ人の実情が伝わっていないこともあるでしょう。

 社会面で「ゆらぐ暮らし」という企画を担当しています。現場で何が起き、何が求められているのか。SOSに耳を傾け、丁寧に伝えていきます。

生活保護を受給している和良さん。「若い頃はこんな自分を想像できなかった」と話す(京都市で)

今回の担当は
 大原圭二(おおはら・けいじ) 実家は街の電器店。支援団体の活動に同行取材し、貧困が広がる実態を肌で感じている。40歳。

身近な疑問や困り事、記事への感想や意見を寄せて下さい
 〒530・8551(住所不要)読売新聞大阪本社社会部「言わせて」係
 iwasete@yomiuri.com

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