ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

生活保護者の集いコミュのトイレットペーパーみたいに生理用品が常備される社会に…この夏はじまる「ナプキンがもらえる仕組み」とは

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
https://www.buzzfeed.com/jp/sumirekotomita/oitr-period

モールや区役所などの女子トイレで、生理用品が無料でもらえるサービスが始まります。トイレットペーパーのようにナプキンを常備する「OiTr(オイテル)」とは。

Sumireko Tomita
by Sumireko Tomita
冨田 すみれ子 BuzzFeed News Reporter, Japan

フキダシ最初のコメントを書く
トイレットペーパーがトイレの各個室に設置されているように、生理用品も無料で置かれたらいいのにーー。

生理を経験した人なら、一度はそう思ったことがあるかもしれません。

この夏、首都圏のモールや区役所などのトイレで、無料で生理用品を提供するサービスが始まります。


OiTr
オイテルの生理用ナプキンのディスペンサー

広告

女子トイレの個室で、生理用ナプキンを無料で提供するサービスを始めるのはオイテル社(東京都品川区)。

オイテルは提携したモールやオフィス、学校、公共施設などのトイレに、生理用ナプキンを常備した小型の機械、ディスペンサーを設置。専用のアプリと連動してナプキンを無料で受け取れるサービスを展開します。

ディスペンサーのスクリーン画面には広告が流れ、ナプキンの費用はその広告費から賄うため、無料でナプキンを提供できるという仕組みです。


OiTr
ディスペンサーから生理用品を取り出す流れ。

オイテルは三井ショッピングパーク「ららぽーと富士見」(埼玉県富士見市)で2〜3月に実証実験をし、今年8月から女子トイレ全個室に計141台を導入予定。ららぽーと富士見を皮切りに、系列などの施設にも順次導入していく予定ということです。

オイテルは自治体との連携も進めていて、8月以降、東京都豊島区、中野区、神奈川県横浜市の役所や公共施設の女子トイレにディスペンサーが設置されます。

「トイレットペーパー同様、生理用品が常備される社会」に
オイテルは、モールなどでのサービス導入にあたり、こうコメントしています。

「生理に伴うさまざまな負担軽減に役立てていただき、経済格差やジェンダーギャップといった不均衡の是正に寄与したい。私たちはそう願って、OiTrの普及に取り組んでいます」

オイテルによると、同社が目指すのは「トイレットペーパー同様にトイレに生理用品が常備される社会」。

「日常的に必要となるサニタリー用品という意味では、生理用品はトイレットペーパーと変わらないはず」とし、生理用品もトイレで無償提供されるよう、ディペンサー導入を広げていくことを目指しています。

また、ららぽーと富士見を運営する三井不動産は導入にあたって、「お客さまの生理に伴うさまざまな負担の軽減に役立てていただければ」「商業施設等さまざまな場所で生理用ナプキンが常備される世の中へ変わる先駆けとなることを願っています」としています。

背景には、生理用品を買えない「生理の貧困」の問題

Getty Images
(イメージ写真)

いま、「生理の貧困」は深刻な問題となっています。

国際NGO「プラン・インターナショナル」は3月、日本国内の15〜24才の女性2000人を対象に生理についてのアンケート調査を実施。

回答者2000人のうち、35.9%にあたる717人が「何らかの理由で(生理用品の)購入や入手をためらったり、購入できなかった」と答えました。

理由として「収入が少ないから」(11.2%)、「生理用品が高額だから」(9.0%)、「お小遣いなど自分が使えるお金が少ないから」
(8.7%)、「他のことにお金を使わなければならないから」(8.4%)などが挙げられています。

購入できなかった場合の対処法(複数回答)は、70.7%が「ナプキン・タンポンなどを長時間使ったり、交換する頻度を減らしたりした」、37.9%が「トイレットペーパーやキッチンペーパーなどで代用した」と答えました。


Getty Images
(イメージ写真)

2020年ごろから、報道等でも「生理の貧困」が社会問題として多く取り上げられるようになりました。

これまでも経済的な理由で生理用品を買うことができない女性たちがいましたが、コロナ禍で生活苦に陥る人が増え、自治体による生理用品の提供などが始まりました。

入れ替え時期がきた災害時備蓄用の生理用品を、各地の自治体が配布する動きが広がりましたが、それらは数量・期間限定。継続的な取り組みは少数でした。

東京都は9月から、すべての都立学校の女子トイレに生理用品を配置する方針を発表しましたが、東京都のように継続的に予算を確保できる自治体は多くありません。

その中で、オイテルでは、ディスペンサーの広告費でナプキン代を賄っていくため、持続可能な仕組みといいます。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

生活保護者の集い 更新情報

生活保護者の集いのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。