ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

生活保護者の集いコミュの反貧困ネットワーク 事務局長 瀬戸大作さん 日記 4/22

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
4月21日(水)
昨年春のコロナ感染症拡大と緊急事態宣言から1年、ほぼ休む事がなく路上からのSOSに向き合う日々、その後の生活保護申請同行とアパート入居までの支援、1月以降に急増した「住居の強制退去」と女性からのSOS、「死のうとおもったけど死ねなかった」事態は深刻化している。精神的にボロボロにされている相談者の急増、私を追い込むのは「助けて!と言える人がいない」そして、やり切れない程の孤独だ。コロナが感染したから貧困になったのではない。以前から「助けてと言えない社会」「どうしようもない孤独な社会」だった。
非正規、女性、精神的困難、外国人、弱い状況に置かれた人々の暮らしが「底が抜けたようにこぼれ落ちた」私が出会った多くの相談者が言う。「たまらなく寂しかったんだ。」私の活動の関心と行動の大半が「助けてといえること」「孤独と向き合うこと」となっている。
❶今日は2名の20代の若者のメンタルクリニック受診の同行、午前は「生きていく自信がない」と自殺慣行の現場を見て怖くなって逃げてきた男性K君の3回目の受診、孤独でたまらないビジネスホテルから、反貧困ネットワークのシェルターで優しき仲間たちとの関わりのなかで一歩一歩づつだけれど前を向いて自らの事を語り、これからの人生について語り始めた。「助けられる側から、瀬戸さんたちを応援する事で助ける側になりたい」と語ってくれた。もう死にたいとは言わなくなった。
❷メンタルクリニックを中抜けして先週水曜に駆けつけた20代女性の第二次合法的夜逃げ支援、。地方の田舎町から上京して警備の仕事をしていたが、突然の雇止めと即時の退去命令、既に生活保護申請同行、受理されてビジネスホテルに泊まっている。今日はホテルに入りきれない荷物を反貧困ネットワークのシェルターの倉庫部屋で一時預かり、先に帰宅していたK君が搬入のお手伝い。彼女が車中で寂しそうに話す。「ビジネスホテルで1人でいる事が寂しい。早くアパート決めて働きにいきたい」福祉事務所は私の前では「アパート探しの協力お願いします。」と言っていたくせに、その後に彼女に「施設に入れ」と言ってきたらしい。寂しくて胸がつぶれる思い想いの彼女を私から分断しようとしている。益々、心を閉ざしてしまう。本人意思の尊重と生きる力づくりの援助。ケースワーカーさん、援助の方法を間違えていませんか。来週お会いしましょう。もう彼女を追い込まないで!
➌夕方は半年前から伴走を続けている20代の女性Mさんと三回目のメンタルクリニック訪問、私の尊敬する精神科医さんのオープンダイアログ、対話に私も参加して様々なお喋りを続ける。毎回の共通話題はムーミンとスナフキン、彼女も話す。「1週間、誰とも話す事がない。」今日からクリニック訪問を隔週から毎週に切り替えた。私も週1回程度の連絡ししかできていない。彼女は多くの大人から裏切られたという。だから私から連絡が来ないと
「また裏切られるかもしれない」と思う。いま出来る事は何だろうと考える。彼女と関わる人を少しでも増やしていく事含めて、「孤独」からの卒業ができるよう何ができるか、考えてみよう。週1回の彼女との対話、私にとっても自己を認識でききる時間でもある。もっともっと学ばないといけない。とても大切な時間なのです。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

生活保護者の集い 更新情報

生活保護者の集いのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。