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生活保護者の集いコミュの「告発サイト」さらされる個人情報 多重債務者ら標的、孤立死も

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https://mainichi.jp/articles/20210323/k00/00m/040/179000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20210324

借金を返さないなどの理由で、相手の個人情報を詳細に書き込むウェブサイトが横行している。被害を告発するという建前だが、真偽は不明で、さらされた個人情報は半永久的にインターネット空間に残り続ける。大阪市内で2020年12月、母親とともに餓死しているのが見つかった女性も、こうしたサイトの標的になった。多重債務者らを追いつめる告発サイトの「闇」とは。

 「借りパク」「詐欺師」「一発トビ」――。あるサイトには、個人の名前や住所、電話番号などとともに、そんな言葉が並ぶ。借りパクは借金を返さないこと。一発トビは一度も返済せずに行方をくらませることを意味する隠語だ。借金トラブルのほか、投資詐欺や性犯罪などを告発する投稿が、一時は数千件に上った。「クズ」「犯罪者」などと個人を中傷する内容も多い。


 サイトの案内には「プライバシー完全保護の海外サーバで運営」「どなたでも無料で投稿できます」と書かれ、匿名での投稿や閲覧、キーワード検索などが可能だ。16年に運営を開始し、独立した非営利組織とうたっているが、実態は不明だ。毎日新聞はサイトを通じて取材を申し込んだが回答はなかった。

 多重債務者を支援する「大阪クレサラ・貧困被害をなくす会(通称・大阪いちょうの会)」によると、こうしたサイトはネット上に複数あり、貸金業者への返済が滞った債務者らが対象になることが多い。顔写真や運転免許証が掲載されるケースも。ヤミ金融業者などが嫌がらせのために書き込んでいるとみられ、会には多くの相談が寄せられている。


ネットに名前「消さないとやばい」
 大阪府の男性会社員(31)は20年11月、「詐欺師」などの言葉とともに、自分の名前や住所、勤務先などが書き込まれているのを見つけた。男性はその4カ月前、ネットを通じて貸金業者を利用した。最初は2万円だけ借りたが、生活費やギャンブルにつぎ込み、数カ月後には11業者から計20万円ほどを借りる「自転車操業」に。サイトの書き込みに気付いたのは、返済が滞って業者の督促が激しくなった頃だ。

ある告発サイトには、膨大な個人情報と共に「借りパク」などの言葉が並んでいる=大阪市内で2021年3月3日午後0時41分、茶谷亮撮影拡大
ある告発サイトには、膨大な個人情報と共に「借りパク」などの言葉が並んでいる=大阪市内で2021年3月3日午後0時41分、茶谷亮撮影
 ネットで自分の名前を検索すると告発サイトが上位に表示され、「消さないとやばい」と焦った。数カ月後に書き込みは消えたが、友人や家族に知られないか気をもんだ。


 同様に個人情報を書き込まれた別の男性(30代)も「自分の子どもが将来、このサイトを見つけてしまうのではないか。新型コロナウイルス禍で仕事が減り、せっかく新しいアルバイトを見つけて前向きに生きようと思っていたのに」と後悔にさいなまれている。

近所付き合いなく、餓死
 個人情報をさらされて世間から孤立すると、命の危険にもつながりかねない。大阪市港区のマンションで20年12月、母親(当時68歳)と娘(同42歳)とみられる女性2人が餓死しているのが見つかった。娘は以前、金銭トラブルを抱えていたとみられ、名前や住所がサイトに書き込まれていた。2人は近所との付き合いがほとんどなく、生活が困窮してガスや水道を止められ、所持金は13円だった。


 大阪いちょうの会で相談に乗る前田勝範・司法書士は「借金した人は罪悪感もあって周囲に相談しにくく、泣き寝入りするケースが多い。個人情報を書き込まれると、前向きに再起しようとしている人が追いつめられてしまう」と訴える。

 同様のサイトを巡っては、破産者の氏名や住所などを掲載したことが問題になり、政府の個人情報保護委員会が20年7月、2事業者にサイトの運営停止を命じた。甲南大法科大学院の園田寿教授(刑法)は「書かれた内容が事実でも、公共性がなければ名誉毀損(きそん)罪に当たる。書き込みを助長するサイトの運営者も、同罪のほう助に問われる可能性がある」と指摘している。【森口沙織】

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