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生活保護者の集いコミュの自立支援住宅 病院の付き添いや買い物サポートも

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https://mainichi.jp/articles/20180208/k00/00m/040/151000c

「ここには高齢の人もいれば、病気や仕事でのケガで働けなくなった人、DVを受けた人など、いろいろな背景の人たちがいます」。北海道北広島市のNPO法人「ほっとらんど」(盛誠逸理事長)は、11人が焼死した札幌市東区の自立支援住宅「そしあるハイム」と同じような共同住宅を4軒持ち、現在33人が住んでいる。

<互いに支え合い…高齢者ら6人身元確認>
<困窮者救済、法に穴 ホームか宿泊所、市も「?」>
<他施設の灯油も多数保管 市条例違反か>
 入居者の年齢は30〜70代と幅広い。就労できずに行き場がなくなった高齢者やアルコール依存症だった人、刑務所から出所してきた人など、既存の制度では生活ができない人たちが、行政や弁護士、他団体からの紹介を受けて身を寄せ合う。高齢者にとっては「ついの住み家」になる可能性もある。

 共同住宅「ハウス西の里」は、朝、夕の食事付きの下宿形式。北広島市には「高齢者下宿」として届け出ている。築20年以上の2階建ての家に入り、事務所の部屋がある通路を抜けると、広間に出る。大きなテーブルを二つ並べ、ソファもあって大家族の居間といった感じだ。薪(まき)ストーブがたかれていたが、コートを着ていないと肌寒い。佐々木正明事務長は「経営はカツカツ。灯油は高いので、これを使っているのです」と朗らかに話す。

 居間からつながる細長い廊下の両脇に、個室が並ぶ。室内にはベッドと石油ファンヒーターがあり、部屋は暖かい。個室のドアの上に一つずつ電気メーターがあり、使用した分を自分で支払う。入居者はたまに部屋から出てきて、家の前の雪かきをしたり、キッチンに食事を取りにきたり、行政から届いた文書の内容をスタッフに説明してもらったりしていた。

 家賃、食事代、管理費なども含め、月1人約6万5000円。多くは生活保護を受給している。スタッフは基本的に盛理事長と佐々木事務長の2人で、他の3軒の住宅の管理とともに、病院の付き添いや送迎のほか、買い物などもサポートする。

 入居して約6年になる60代の女性は、夫のDVにあい、支援団体から紹介で住宅に逃げてきた。以前からパチンコ依存症でお金はなく、今は生活保護を受け、アルバイトもしているが、病院に通院しており、自立できるほどの余裕はない。「ぎりぎりの生活だけど、生活のやり直しができた」と語る。

 1月26日に入居した男性(74)は東京都出身で、窃盗などを繰り返し、刑務所から出所したばかり。出所時に手にしていたのは報奨金の3万円。「刑務所を出ても結局ホームレスになるしかなく、ここに引き取ってもらえなければ、また刑務所に戻っていたかもしれない」と振り返る。

 盛理事長は約10年前、「そしあるハイム」を運営していた「なんもさサポート」(札幌市北区)の支援スタッフとして働いていた。「なんもさも、いろいろな事情を抱えた人を幅広く受け入れてきた。身寄りのない高齢者は今後も増え、このような受け皿がますます必要とされるのではないか」と見ている。【日下部元美】

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