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大阪外国語大学コミュの再編・統合に関して03

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 外大と阪大の統合の意義に関して、「国際的人材の養成」と「社会貢献」があげられている。今回は、「社会貢献」の観点で、少し紹介したことがある。
 「社会貢献」とあるが、具体的にはどういうことなのか。一つは、「多文化共生社会に即応した社会貢献事業」と掲げ、足元の国際化を図るもの。もう一つは、北摂地域を「バイオ研究」と並び、「国際協力」推進のコアと位置づけている。要するに、バイオ研究と国際協力の2本柱で、北摂地域をひいては大阪をアピールする、ということである。
 もう少し詳しく説明しよう。現在外大の東隣に、彩都というまちがつくられた。ここを単なる住宅地と思う人もいるかもしれないが、とんでもない。ここは、バイオ研究の最前線なのである。ここには、大阪大学、国立循環器病センター、日本国政府、大阪市道修町に歴史的経緯のある製薬会社、千里ライフサイエンスなどが連携し、研究を行っているところである。背景には、政府の都市再生プロジェクト、産官学の連携、大阪の活性化があることがわかった。また、大阪大学発のベンチャー企業が研究を行っていることも確認できた。
 なぜバイオサイエンスがこれほどまでに注目をあびているのか。もちろん、人類の福祉に貢献することが、バイオサイエンスの発展の目標であることは言うまでもない。だが、バブル崩壊後に衰退した大阪の経済を活性化させたいという狙いが強いこともわかった。創薬を切り札に大阪活性化させたいことを、現、前阪大総長が述べた新聞記事が、2003年秋頃の新聞に何度も掲載されている。
 また、「ゲノムビジネス」の世界が展開されることが予測されていることも、日本政府がバイオサイエンスに力を入れる背景である可能性がある。経済産業省の調査によれば、2000年で1兆5千億円であった市場規模が、2010年には25兆円に拡大されると予想される。工業分野で欧米と肩を並べてきた日本だが、ことに医療や医薬の分野では、日本は欧米から遅れをとっているのが現状であり、バイオサイエンス研究を推進していく姿勢が、日本政府にはある。
 ところで、なぜバイオ研究が外大と阪大の統合に関係があるのか。文部科学省(当時は文部省)の「大学等におけるバイオサイエンス研究の推進について(中間まとめ)」に次のことが明記されていた。
 「 世界の中で我が国の製造業が占める地位は、電気、機械、自動車等の業界に比べ、化学、薬品等の業界が弱いことを反映して、バイオサイエンス分野の研究者は大学に約6割が集中している。・・・産業の育成を通して、これらの人材が社会で活躍できる場を創出していくことが重要である。(中略)
人材の養成こそ、バイオサイエンスの未来を握る要であることから、なるべく大きな集団を教育によって生みだすことが緊急の課題である。
その実現のためにも、大学の再編成や、新しい構想による大学、大学院、研究所などを視野に入れた組織の検討が緊急に必要である。」
 この文章を読む限り、バイオサイエンスの発展ために、大学を再編することの検討が必要であることが伺える。
 今のところ、外大と阪大の統合が、この文部科学省の方針によって行われたものか、確かな情報は得られていない。進展があり次第折って報告する。
 話を「バイオ研究」から「国際協力」に移そう。2本柱のもう一つである。
 これは、国立民族学博物館やJICA、国内外の諸機関、諸大学と連携して国際協力を推進することが盛り込まれている。しかし、具体的な内容は調査中である。申し訳ない。
 今回の最後に、私が手に入れたある文書に次のようなことが書かれていた。2006年1月16日に作成された資料で、これを引用する。
『北摂(豊中・吹田・箕面)に位置する両大学の統合を機に、さらに国立民族学博物館や「彩都」の医薬系研究機関との連携を一気に深めることで、北摂地域が「バイオ研究」と並び「国際協力」推進をコアとする知的集積度の極めて高いエリアとして、強烈な存在感を示せるようになる。』
 私には、北摂地域の知名度を上げるために、北摂地域活性化のためにこの統合が行われるように感じられたのだが、皆さんはどう感じられましたか。

<参考資料>
大学等におけるバイオサイエンス研究の推進について(中間まとめ)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/gakujutu/toushin/990603.htm (1999年6月17日)
彩都(国際文化公園都市)建設推進協議会‐プロジェクトの歩み‐ http://www.saito.tv/step/index.html
彩都ライフサイエンスパーク http://www.saito-lsp.jp
くすりの道修町資料館 http://www.kusuri-doshomachi.gr.jp 
大阪大学最新トピックス http://www.osaka-u.ac.jp/jp/press/newtopics.html#article11
統合関係資料阪大総長あいさつ http://www.osaka-u.ac.jp/jp/saishin/aisatu_gaidai.pdf
同合意書 http://www.osaka-u.ac.jp/jp/saishin/gouisyo.pdf
同参考資料 http://www.osaka-u.ac.jp/jp/saishin/siryou_gaidai.pdf
加藤敏春著「ゲノム・イノベーション」勁草書房 2002年 書評
新聞記事に見る阪大Topics(’03.8’〜03.10)


※学生協議会のコミュニティーもよろしくお願いします。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1555541

コメント(3)

こんにちは。面白い調査ですね。
私、外大の某K教授とその兄(二人とも阪大医学部出身)が起こしたベンチャー企業(ライフサイエンスビル内)でバイトしてました。社員もバイトも外大生が結構いて、働きやすかったです。社員曰く、株も上がり調子で大もうけしているということでしたが、文系社員(仕事は完全に理系と文系と分かれる)の給料はそんなによいわけでないらしいので、その大半はその兄弟のところに流れているのでしょう。企業相手(大手)の会社なので、莫大な料金を請求するらしいですよ・・・。
大阪大学メールマガジン(12月27日発行より抜粋)

阪大側には、もう文末に「予定してます」と書く必要もないようだ。

******

★ 大阪外国語大学との統合計画が承認!!

  本年3月23日、大阪大学と大阪外国語大学の統合の推進について合意書を締結しましたが、11月30日、文部科学省の大学設置・学校法人審議会において、統合の計画が承認されました。
  このことにより、平成19年10月1日、新しい大阪大学が誕生することになります。
グレコ様>
 書き込みありがとうございます。本来であれば、外大の再編・統合についての説明は、現外大学長の是永学長がするべきです。しかし、現状ではほとんど情報公開やら説明やらがされておらず、「こうなったら、何のための統合なのか、とことん調べてやる!」と調べてたら、こんな情報が出てきました。まだまだ、氷山の一角でしかないですが。
 阪大のベンチャー企業内でバイトの経験があるとは、これも面白いですね。ところで、大手企業を相手にしているということですが、具体的にどのようなビジネスをして儲けを出しているのかって、わかりますかね?私もこの部分に関してはわからないことが多すぎて。

go様>
 見ました。
 実のところ平成19年10月の統合までには、「平成19年度予算案」「国立大学法人法改正」のあと2段階が残されてます。この2点は1月の国会で審議されますから、10月統合に関しては時間の問題です。いまさら否決はされないと思われます。
 でも、現外大生のカリキュラムやら学習環境が確約されてなかったり、外大生への説明がきちんとなされてなかったり、責任者があいまいにされていたり・・・。そのような不安要素を抱えたままの統合って、やっぱり何かおかしい気がします。

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