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BLACK COLUMNコミュの映画から思考する 〜 「ジャマイカ〜楽園の真実」

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ホワイトバンドによって世界の貧困について感化させられた人はいくらかいるはずだ。
けれど、実状はどのようにして貧富の差が生まれているのかはよくは理解されていないはずだ。
豊かな国があれば貧しい国がある。
世界のそれぞれの国の金にはそれぞれの価値があり、全体として正負はないはずで、アメリカ、日本などの先進国が存在すれば、それらの国が持つ余剰の金の分を発展途上国は負として持ち貧しい生活をせざるをえない。

正直、誰が世界を支配している?
それは、紛れも無く、アメリカであり、それに従属する先進国たちであるのだ。
ジャマイカ。
その国は、レゲエの発祥の地として明るく陽気な国としてイメージされている。
しかし、レゲエの誕生時のように政治は混沌とし、暴動が頻繁に起こる。
彼らは、先進国のために、嗜好品を作り、苦しむ。
それは、自給自足の頃であればお金というものの必要度は低く、生活に苦しむこともなくなる。
しかし、飲み込まれた。
これは、よく知られたことだ。

外資系企業の参入。
ここに、意外な盲点があったのだ。
外資系企業の参入は貧しい国で仕事の無い人々に仕事を与え、その国の発展に繋がると思っていた。
もちろん、参入する外資系企業にとっては、安価な労働費が魅力ではあるのだが。
労働条件は過酷なのだろうとは思う。
しかし、アメリカの外資系企業では、その外資系企業の労働力はその国の国民ではあるのだが、原料(外食産業であれば食料品、繊維業であれば綿など)をアメリカから輸入し仕入れて行う。
つまり、アメリカ本国の産業も成り立たせるということだ。
その分、ジャマイカ国の原料は使用されず、さらに安価で出すしか方法がなくなる。
さらに、その外資系企業には治外法権を認めさせ、アメリカから輸入する原料には関税を掛けさせず、ジャマイカの介入を完全にシャットアウトしている。
それも給料は、信頼性の低いジャマイカドル支払い。
なぜこのような冒涜が許されるのか。
それは、ジャマイカが独立し、国民の力で国をスタートした。
しかし、何事を始めるにも、金がいる。
そのとき、金貸しとなったのが、IMF(国際通貨基金)と国際銀行。
けれど、これらの機関も国の融資によって成り立つ。
その融資額が一番高いのがアメリカ。
次は日本。
アメリカは、この機関を通じて、金を貸す代わりに無理な条件を了承させ、金を儲けているのだ。
また、労働条件は厳しく、ノルマが達成されなければすぐに首を切られる。
さらに、ジャマイカの労働改善や人件費の向上に伴い、外資系企業は意図もあっさりと労働者を捨て安い労働力を求め、他の国へと移る。
われわれは、国の力で安心に旅行ができるよう、すんなりと入国できる。
しかし、彼らは、荷物検査など厳重にされて何時間と並ぶ。

自分が無力なことを実感するには事足りた。
この世界は、お金が全て。

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