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Save the Children Centreコミュのブログ

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紅茶の郷


2008-07-24 20:43:24


10日前、研修のため日本に発ったマトマイニの職員ジョナ。2005年、彼の故郷のケリチョーに行った。福岡女学院大の齋藤学長と牧教授そして学生21名の研修の一環として、紅茶工場見学と茶摘体験を計画した。総勢25名はマタツ(小型乗り合いバス)を借りて移動した。途中のナクル湖やマサイマラのキャンプ場ではハプニング続きだった。今でこそ笑って話すが、何度も恐い目に合った。「一生忘れない!」と学生さん達が報告書に綴っている。


ケリチョーでは2泊した。最初は有名なティーホテル、次の日は予算の都合でジョナの知り合いが経営する町の安宿を予約した。見学先の大手の英国資本の紅茶会社の茶畑は目を見張った。一面に緑の絨毯が敷き詰めていた。写真を撮ろうとしたら、「上司の許可が必要だから」と禁止された。上司はイギリスでしょ?ふん!面白くなかった。ティーホテルも、古き良き時代の面影を残す概観に比べ、サービスは最低だった。電球一つ取り替えを頼んだだけなのに、ボーイは物欲しげにチップをせびるのだ。


翌日、ジョナの実家を訪ねた。英国資本の会社の広大な茶畑の回りに、チマチマと小規模農家がお茶を栽培している。ジョナの実家もその一つだ。一家総出で迎えられ、大歓迎を受けた。念願の茶摘も出来た。去りがたい思いで一家と別れ、町中の小さな宿に向かった。25人がスパゲティだの、焼き飯だの、シチューだの勝手に注文したが、すぐ食卓に並んだ。味もなかなか。部屋に入ってびっくり。テレビも熱いお湯も清潔なスリッパも準備され、これで日本円にするとたったの1200円。やったあ!


翌日はマサイマラへ向け早朝の出発。急いで朝食をとり、その代金を払いマサイマラに向かった。いい気分だった。途中で携帯が鳴った。安宿サンシャインのマネジャーからだった。「すみません。ミスしました。朝食は込みです。代金を払い戻します」「まあそうですか。いつでもナイロビに便がある時でいいですよ」ますますいい気分になった。その後4日間のサファリを終えてナイロビに帰り着いたら、事務所の机の上には、もうサンシャインからのお金が届いていた。


以来、ジョナのお株が上がった。ケリチョーにサンシャインあり。熱いチャイ(ミルクティー)を飲むとケリチョーの思い出がよぎる。


それにしても、本国には茶の木が一本もないのに、イギリスの紅茶の高いブランド値に比べるとケニアの紅茶は激安。けしからんことだ。






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