9 Philosophical Thought Experiments That Will Keep You Up at Night http://io9.com/eh-wont-really-keep-me-awake-1-mafia-solved-it-have-1345062629 (CP:http://zhp.jp/bEcX )
ザイアンツ博士は、ナチスドイツとソ連の板挟みとなり消滅したポーランド出身で、両親をナチスドイツの攻撃により失っています。
両親の命を奪った攻撃から、重症を負いながらも命からがら辛くも生き延びた博士は、戦後ユニセフでの経験から、心理学分野の研究に没頭することになる。
その目的は世界平和へのあくなき希求でした。
博士が影響を受けたというUNESCOには以下の言葉が高々と掲げられている。
"Since wars begin in the minds of men, it is in the minds of men that the defenses of peace must be constructed"
(戦争は人間の心に端を発するものだから、人間の心の中にこそ、平和の防壁を築き上げなければならない)
博士の研究は多岐にわたっており、すべて詳述することは難しい。
"the mere exposure effect" の発見や "social facilitation" の研究はよく知られています。
前者は単純に無毒な情報に瞬間的にさらされているだけで、ヒトはその事象に親近感を抱くというものです。
サッカー中継中に見向きもされない広告も、コマーシャル中にただ何となくチラリとは見られているロゴの数々。
実はそれらは瞬間的に我々の網膜に実像として把握されており、実際のところ深層心理で親近感を抱かせているというのです。
なんでこの商品を買ってしまったのだろうなぁ、ということはありませんか。
コマーシャルだけでなく、道行く人々のファッションや装身具、街を走り抜ける車。
色々な物が頭の中に知らぬうちにインプットされてしまう場合もあるのではないか。
実際のところ、あらゆるものが宣伝塔になっていることになる。