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日本曲者女優伝(芸一筋)コミュの夏休み特別編 女優の修羅場

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皆さま残暑お見舞いを申し上げます。

さて今回はこの暑い盛りに益々熱くなるような
女優の修羅場特集を組んでみました。
特別編として3シーンをお届けしましょう・・・

一つ目は『白い野獣』(1950・東宝)の1シーンです。
梅毒を病んだパンパンが強制的に入寮させられている
さる厚生施設を舞台にした成瀬巳喜男監督の作品ですが
パンパン役で三浦光子・木匠マユリ(くみ子)の他にも
既にこのコミュで取り上げた千石規子・中北千枝子・北林谷栄などが出ています。
それでは三浦光子と北林谷栄の壮絶な乱闘シーンをご覧下さい。
<video src="7401275:46ed80dd9c86b1f14097793cb5a23e35">
三浦光子に味方しているのが木匠マユリで
北林谷栄方についてるのが千石規子です。
三浦光子はいつもは大人しく控え目な役を演じていた感じがするのに
同じ成瀬監督の『あらくれ』でも高峰秀子と壮絶に闘っていましたっけ・・・
北林谷栄は入れ歯が落っこちてしまいそうな熱演ですねぇ。

二つ目は『猫と庄造と二人の女』(1956・東宝)からの有名な掴み合いシーンです。
<video src="7401289:d594ae6d2363525bf6fcd95db8634d50">
豊田四郎監督が猛烈な夕立の中で
山田五十鈴と香川京子が派手に立ち回る喧嘩シーンを執拗に撮っています。
多分二人の女優さんは生傷だらけになったことでしょうねぇ。
この二人の女優さんはこの後にも黒澤明の『どん底』で
猛烈な絡みを見せていました。

三つ目は山田五十鈴と並んで修羅場を演じることの多かった京マチ子が
『夜の素顔』(1958・大映)で見せた浪花千栄子との諍いシーンです。
日舞の新家元にのし上がった京マチ子の家へ
彼女の育ての親浪花千栄子が金をせびりにやって来て追い帰されるまでを
吉村公三郎監督がこれでもかとばかりにひつこく描いています。
<video src="7401306:6e66269973ee8321bef95cd8bd309259">
このシーンの前には浪花千栄子が凄味を利かす場面があるのですが
長過ぎて全部をお見せできないのが残念なくらいです。
浪花千栄子はこういう狡くて哀れったらしい役を演じさせたら天下一品の味でした。
京マチ子は前半で師匠の細川ちか子と
また後半では亭主の根上淳を寝取った弟子の若尾文子と
それぞれ修羅場を演じて大活躍するのですが
ラストでは呆気なく病死してしまうのがなんとなく可哀想でした。

しかしこうした修羅場を三つも見てしまうと
女優稼業もラクではないということがよくわかりますよねぇ・・・・

コメント(24)

>ハクオーさま
こちらこそ読んでいただきどうもありがとうございます。

このコミュではまだ浪花千栄子を取り上げていませんので
その機会にはこの映像を載せようと思っていたのですが
演技があまりにも凄かったのでコチラで使用してしまいました。
ラストの仁王立ち姿を載せたかったので
前半の凄むシーンをカットしたのが残念でたまりません。

次の機会には『猫と庄造と・・』の小狡い芝居シーンを使うつもりでおります。
> アリババさん
猫と庄三、夜の素顔、女系家族といずれも凄みがありますね、浪花千栄子。オロナミン軟膏のおばちゃんのイメージでいたら横っ面はり倒されます。
浪花千栄子 京マチ子
凄いの見せていただきました。
オロナイン軟膏しか
覚えてへんけど
感動したのは 今、 こんな関西弁を喋る人は
いないですね。
いまどきの関西弁を聞くと なんや標準語と混ざった発音やったりで コソバイ感じです。
久々 ほんまもんの
関西弁聞きました。
>トドさま
そうです。
オロナイン軟膏のナンコウキクノ(正真正銘の本名)でおます。

今でも田舎へ行くと
あのブリキの看板が掛かってることがありますねぇ・・・
>タッチャンさま
凄いシーンばかりを集めて
このために貯め込んでおいたのです。
五十鈴/香川編もコテコテの河内弁でしたよっ。

それよりもあの婆さん役専門の女優だった北林谷栄が
パンパン上がりに扮して
大喧嘩しているシーンも凄かったでしょっ?
> アリババさん
大映映画における北林谷栄の役柄も千差万別で面白いですね。若い頃から婆さん役一筋かと思えば大間違い。「炎上」の母親なんて間男しますからね。
>ドドさま
北林谷栄って
大映映画に結構出演していたんですねぇ。
最近CSから録画する映画に
ホント千差万別な役柄で出演していたのには驚いてしまいました。
あの頃の大映映画は専ら時代劇ばかりを観ていたましたので・・・
今も健在かどうか知りませんが
北林谷栄の息子というのが画家で
若いころによく飲み屋で会いましたが、
お母さんんのこと色々しゃべってくれました。
モダンなお母さんだったらしいですよ。

浪花千栄子、「彼岸花」で山本富士子の
お母さん役やったけど、そのときの彼女好きでした。
「お父さんはお人よし」をラジオで聴いたのを
覚えているのは、アリさんとぼくぐらいでしょうね。
>朝風呂さま
戦前の映画での北林谷栄さんは
なんだかモダンな感じがしますよねぇ・・・

ワタシは「お父さんはお人好し」の前の
「アチャコ青春手帖」から覚えております。
何てったって昭和の語り部って言われるほどですから・・・
浪花千栄子が大好きなんです!
こんな嫌〜なババアでも、抜け目のない玄人らしい『祇園囃子』も好きなんです。
たまに色気のある役をするとまた良いですしね。
ウチの物置にオロナインの看板がまだあるかも。探してみよう。

成瀬巳喜男監督も好きなんですけど、この作品ばかりはご遠慮いたしたく。
怖いもの。

女の争いは怖いですっ。
>takaまっすぃさま
浪花千栄子は『ジャンケン娘』でのひばりの母親役が
いつもとは違うシットリした役柄で素敵でしたねぇ・・・
とにかくいろんな役を上手にこなす貴重な女優さんでした。
晩年に有馬稲子と競演した舞台を名古屋で観たことがあるのですが
それはそれは貫禄十分な実物でしたよっ・・・

『白い野獣』の北林谷栄は
あの乱闘の後梅毒が頭にまわり狂ってしまうのです。
狂気の演技をしている彼女は
下手な怪談ものよりズッカ怖かったですよっ・・・
>波志江さま


若水ヤエ子〜ズーズー弁

毛利郁子〜蛇女優

桜京美〜お笑い三人組

横山道代〜ヤン坊ニン坊トン坊

小宮光江〜点と線の死体

とかが思い浮かびますねぇ・・・
その内徐々に取り上げるつもりですが
どうも筆が重くて申し訳ありません・・・


>アリババさま

倉田マユミさんもお願いします。
>トドさま
大映専属の角張った顔をした脇役専門女優さんでしたねぇ・・・
『夜の蝶』では結構イイ役を演っていました。
その内にユックリと・・・
倉田さん、大泉滉の元妻で映画監督の娘さんでしたか・・・・。
なるほど、キネ旬データベース http://www.kinejun.jp/ によると太秦のお生まれというのも頷けますね。同データによると昭和7年生まれだそうですが、俳優座ご出身かどうか不明です。

脇役中の脇役、並み居る女優陣を抑えて最後までキクぼん(雷蔵)の世話をする「ぼんち」の女中お時の役がもっとも印象的です。
>波志江さま
ヘエーっ!
倉田マユミが大泉滉の元妻だったとはねぇ・・・
それじゃああのオバタリアンに亭主を寝盗られてしまったのかしら?
>トドさま
そのキネ旬データベースには
倉田マユミの本名がマユミ・シルヴェスターとなっていたけど
と言うことは彼女ってハーフなのかしら?
データベースからは詳しいことが全く分かりませんけど・・・
>アリババさま

父親が倉田文人さんだから、大泉滉とわかれてシルヴェスターさんと一緒になったんじゃないですか?
キネ旬データベースで検索すると、倉田文人は「ノンちゃん雲にのる」を脚色、監督した人で、何とノンちゃんには倉田マユミも大泉滉も出演していました。
大泉がマユミ殿を見初めたんでしょうかね。
ノンちゃんは最近CSの日本映画専門チャンネルで放映されましたが、あまりのつまらなさに始めの30分であきらめました。残念!
> 波志江さん
大泉滉といえば、映画では「西鶴一代女」で田中絹代のお春に言い寄る番頭しか記憶にありませんが、溝口は何であんな役者(失礼)使ったんでしょうか?

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