EFSA EU ■表示目的のための果糖の評価に関するNDAパネルの意見 Opinion of the NDA Panel related to the evaluation of fructose for labelling purposes 09 November 2005 http://www.efsa.eu.int/science/nda/nda_opinions/1206_en.html 果糖はヒト食品中に広く存在し、果物やソフトドリンクなどには多く含まれている。 また果糖はショ糖の成分であり、ヒトではソルビトールが果糖に代謝される。 果糖はアレルゲンではないが、生まれつきの代謝異常によりヒトで有害事象がおこる可能性はある。希な遺伝的果糖不耐(HFI、世界中で23,000人に1人)と非常に希な果糖ビホスファターゼ欠損は重大な命に関わる疾患である。希な果糖尿症(尿中に果糖が排出される)では特に有害事象はおこらない。小腸果糖吸収不全(便中に果糖が排出される)は一時的な腹部不快症状をおこす。HFIと果糖ビホスファターゼ欠損は確定診断のあとに果糖除去が必要である。こうした場合の果糖の耐容量については科学的な、一般的に認められているものはない。
FDA 米国 ■限定的健康強調表示 部分的否認の文書 「トマトと前立腺・卵巣・胃・膵臓ガン(American Longevity Petition)」 Qualified Health Claims: Letter of Partial Denial "Tomatoes and Prostate, Ovarian, Gastric and Pancreatic Cancers (American Longevity Petition)" November 8, 2005 http://www.cfsan.fda.gov/~dms/qhclyco.html American Longevity社から提出されたヘルスクレーム申請に対する回答文書。 リコペン、トマト、リコペンを含むトマト食品と各種ガンのリスクの削減についての申請であった。 科学的根拠を評価した結果、トマトやトマト関連食品と肺・結腸直腸・乳・子宮頚・ 内膜ガンのリスク削減には信頼できる根拠はないと結論した。さらにトマトソース以外のトマト食品と前立腺・胃ガン、トマト食品と膵ガン、トマトと卵巣ガンについても信頼できる根拠はない。またリコペンは食品成分としてもサプリメントとしても申請されたどんなガンのリスクについても削減するという根拠はない。トマトとトマトソースについては非常に限られた根拠があり、消費者を誤解させないように以下のような強調表示が考えられる。 前立腺ガン 「一週間に半分から1カップのトマト及び/又はトマトソースを食べると前立腺ガンのリスクが削減されるかもしれないという非常に限られた予備的研究がある。FDAはこのクレームを支持する科学的根拠は非常に少ないと結論している」 胃ガン 「4つの研究でトマトの摂取が胃ガンのリスクを削減しないことが示され、3つの研究でトマトがリスクを削減するかもしれないことが示唆されている。これらの研究に基づき、FDAはトマトが胃ガンのリスクを削減することはありそうもないと結論している」 卵巣ガン 「週に二回トマトソースを食べると卵巣ガンのリスクが下がるかもしれないという研究が一つあるが、同じ研究でトマトやトマトジュースには効果がないとされている。 FDAはトマトソースが卵巣ガンのリスクを削減することは極めて不確実であると結論している」 膵ガン 「トマトを食べることが膵ガンのリスクを削減しないという研究があるが、より根拠の弱い、限定的研究でトマトが膵ガンのリスクを削減するかもしれないことが示唆されている。これらの研究に基づき、FDAはトマトが膵ガンのリスクを削減することはありそうもないと結論している」
■トマトと前立腺ガン Tomatoes and Prostate Cancer (Lycopene Heath Claim Coalition) November 8, 2005 http://www.cfsan.fda.gov/~dms/qhclyco2.html Lycopene Heath Claim Coalitionからのトマトリコペンやトマト製品の前立腺ガンリスク削減に関する強調表示の申請についての回答文書。 結論は上記にほぼ同じ。FDAの推奨する表示は以下のようなものである。 前立腺ガン 「一週間に半分から1カップのトマト及び/又はトマトソースを食べると前立腺ガンのリスクが削減されるかもしれないという非常に限られた予備的研究がある。FDAはこのクレームを支持する科学的根拠は非常に少ないと結論している」