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都筑道夫コミュの『都筑道夫の小説指南-増補完全版 』

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1961年に、初の書下ろしミステリー『やぶにらみの時計』を「中央公論社」から出版されて以来ずっと、センセーと中央公論社(中央公論新社)は仲良しです。
没後20年の鎮魂ということでもないのでしょうが、『都筑道夫の小説指南-増補完全版 』が10月23日に刊行されます。

 対話篇
 ほんとうに怖い話が好きだ!(対談/高橋克彦)
 現代ミステリーの問題点(対談/佐野洋)※
 都筑道夫に教えてもらったこと(対談/鏡明)※
 ポオさん、お顔を見せて見せてください!(架空対談/エドガー・アラン・ポオ)
 (※は書籍[ほぼ]初収録)

一部、対談も収録されるようです。

コメント(1)

中央公論新社の、おそらくご担当編集者の、『都筑道夫の小説指南-増補完全版の出来るまで』

「企画のきっかけは、私が学生時代にこの文庫版『都筑道夫のミステリイ指南』という本を読み、「ミステリの話が半分も出てこない!」という不満がずーっとあったことです。それもそのはず、この本は元々『小説指南』という書名でこの方が内容に合っていると思いました。ならばミステリ以外にもオールラウンダーにしてパイオニアという著者の個性を全面に出し、単著未収録原稿をふんだんに追加した結果、元本の二倍以上(1000枚超)の大ボリュームになってしまいました。ある雑誌の都筑道夫特集にあった「戦後日本のミステリ・シーンの雰囲気をガラッと変えた実作者/理論家といえば清張と都筑の二人だ」という発言に着想を得ました。都筑道夫は器用なので、映画レビュー、ブックレビュー、雑学エッセイなど多領域にわたって残っている。では本丸はどこかと考えると、やはり小説論ではないか? しかしすでに文庫として一度出ている本を単行本として増補復刊するというのはある意味、賭けです。でもやっぱり『都筑道夫の〜指南』にはまだ回収しきれないままの何らかの作家的核心があるのではないかという疑いが拭えませんでした。そこで『黄色い部屋はいかに改装されたか?』を都筑流創作論の代表格として、それに続くのは『小説指南』だと見立てた上で、それを増補しようと企てたのが本書です。ほぼ晩年の「わが小説術」250枚を完全収録できたのが、中では目玉となるでしょうか。いちおう先にお断りしておくと、昨今の脚本術本のような具体的な作劇アドバイスは本書にはあまりありません。むしろ、小説を書く上での心構えみたいな話が多いかもしれません。でも、読んでいると段々、雪だるま式に気力が湧いてくる。たぶん、そんな本になっているのではないかと思います」

どうです?
この本の上梓に挑む若き編集者の熱き思いが伝わってくるようではありませんか。

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