日本全国「おすすめの味」案内コミュの「イノダコーヒ本店」（私の好きなレストラン?）

「私も京都へ行くたびに、必ず一度はイノダへ立ち寄る。『一日に一度は、コーヒーをのまなくてはいられない・・・』というほどではない私を、何故、イノダは引きつけるのだろう。
格別に特種な味わいがするのではない。しかし理屈なしに旨い。
京都人が誇る〔名店〕である」
（池波正太郎『むかしの味』新潮文庫）

京都を代表する老舗カフェであり、いまや東京のカフェマニアからも「カフェの聖地」と呼ばれる「イノダコーヒ」。
イノダコーヒは、映画『夜の河』（吉村公三郎監督）の舞台として、また高田渡の名曲「珈琲不演唱（コーヒーブルース）」の舞台となったことでも知られる喫茶店です。

☆「東京カフェマニア」ホームページより「イノダコーヒ」
http://homepage3.nifty.com/cafemania/05kyoto/kyoto1.html

初めて伺ってから、もう何回通ったことでしょう。
初めは、独りでコーヒと共に読書を楽しんだり、友人と行って会話を楽しんだり。
時が経ち、時々コーヒと共に昼食にサンドイッチを楽しむことも覚えました。
イノダコーヒのサンドイッチが旨いんです。池波正太郎いわく「男が食べるサンドイッチ」。もちろん、女性が食べても美味しいですが。。。定番のミックスサンドは勿論、ジューシーなハンバーグサンド、お金があるときは絶品のビフカツサンド（一度しか食べていませんが、旨かった！）。本当に旨いサンドイッチです。

朝食を食べにイノダコーヒに伺う際は、いつも、画像に写っている「京の朝食」（午前１１時までの限定）というメニューを食べていました。
イノダコーヒの朝は、常連の室町の織物問屋などの老主人たちが、スポーツ新聞を片手に集い、コーヒを飲む一種のサロン的な雰囲気。
まさに老舗の珈琲店の雰囲気です。

また「イノダコーヒ」のコーヒを味わいに、京都に行くことでしょう。

「珈琲の　香にむせびたる夕べより　夢見るひとと　
　なりにけらしな」（吉井勇）