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日本全国「おすすめの味」案内コミュの「吉野鮨本店」(私の好きなレストラン?)

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今回から「私が好きなレストラン」という連載シリーズを始めます。
よろしくお願い申し上げます。

記念すべき第一回目は、東京で「安くて本筋の店」といえばココという「吉野鮨本店」。明治12年創業の老舗でありながら、一人前1,500円のメニューが中心で、敷居は限りなく低い。店構えも庶民的だし、お昼は中年女性の買物客中心。けれど本格的な江戸前の仕事をしているという稀有な鮨店。関東に住んでおられる方で、まだ「吉野鮨本店」でお鮨を召し上がったことのない方は、ぜひ!とおすすめする名店です。

「吉野鮨本店」の良いところは、やはりリーズナブルなこと!昼でも夜でも一人前1,500円の「にぎりずし」「ちらしずし」を味わうことができ、しかもそのメニューがこのお店の「定番」であることです。
また、お昼は近くの日本橋高島屋への買物客が、夜は近隣の企業に勤めるサラリーマンが詰め掛けるため、きっとネタの回転も早いのでしょう。ネタの質は価格の割に悪くありません。1,500円の「にぎりずし」「ちらしずし」に一枚入っている「大トロ」は口の中でまさにトロける一級品。え〜っ、1,500円のメニューでこんな美味しいトロ食べていいの?って思ってしまうほどです。けれど、食べ手からすれば、このトロける大トロからお店の心意気を感じることができるんですよね〜。
しかも小肌や鯖はしっかりと酢で締めた正統派の江戸前の仕事。また、あさりのつかみづけ(深川寿司)なんてクラシックな鮨メニューもお好みで食べることができます。
個人的には、小肌や鯖はしっかり締めすぎ???って思うくらい。でも「吉野鮨本店」では、そんな瑕疵はあまり気になりません。そりゃ「次郎」や「水谷」、「あら輝」など当世の高級店と比べると、色々と瑕疵もみえようってものですが、コストパフォーマンスを考えたら総合的に「吉野鮨本店」の凄さが分かるってものです。

「吉野鮨本店」の1人前1,500円の「にぎりずし」「ちらしずし」ばかり宣伝してきましたが、もちろんカウンターでお好みを注文して頂くのも良いですよ〜。一人1万円以内で、江戸前鮨の「本筋」を味わうことができます。
また、東京駅から徒歩で5〜10分程度の場所なので、地方からの出張者の方が江戸の味を気軽に味わうのにも適しています。

ここで「吉野鮨本店」ファンである数人の識者の意見をご参考までに挙げておきます。

「店のカウンター12席とテーブル席は満員で、せっかちで上品で、一向に頓着しない、ややこしい女性客が目立った。中年婦人はけちなくせに味にきびしいから、おばさん連が多いということは、安くて上等という目安になる。おばちゃんたちは怖いもの知らずで、どんな名店だろうがズカズカと入るうえ、まずいと思ったら二度と入ってこない」(嵐山光三郎『寿司問答 江戸前の真髄』ちくま文庫)

「「吉野鮨本店」の一番すばらしい点は、鮨が庶民の食べ物であることを頑なに守って、その姿勢を貫いているところ」(伊藤章良・blog「大人の食べ歩き」)
http://eatout.jp/archives/2002/12/post_31.html

「なにせ創業明治12年の大老舗。東京でもトップクラスの老舗なのだ。その老舗の江戸前鮨がランチだと1575円(現在)で食べられるのである。江戸前の技を気軽に安く楽しめる店としては東京でもトップクラスの質を誇る店なのだ。煮きりを使い、酢飯と鮨ダネのバランスもとても良い。仕事してある光り物や穴子などは伝統の技を受け継いだ本格的なもの。酢飯とタネがいいバランスで口の中でほどける」(さとなお「日経BPNET・男のための昼メシレベルアップ計画」)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/life/topic/satonao/050523_yoshino/

「吉野鮨本店」で鮨を味わうときは、理屈や蘊蓄は必要ありません。かつて江戸時代にお鮨がリーズナブルな食べ物だったことを思い出させてくれる良店です。理屈抜きにリラックスして、安くて本筋の鮨をぜひ召し上がって下さい!

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