SCS　バクティヨーガ・センターコミュの絶対と相対の立場

「シュリー・グルの恩恵」スワーミー・Ｂ・Ｒ・シュリーダル著
超越科学への入門

献身者：スピリチュアル・マスター（精神の師）の絶対と相対の立場という観念について説明していただけますか？

シュリーラ・シュリーダル・マハラージ：クリシュナの特別な意志によって、グルデーヴァはクリシュナを代表するエネルギーです。スピリチュアル・マスターの内側を注意深く見てみれば、クリシュナの代理人を見つけることができます。そのように私たちは彼を受け入れなければなりません。スピリチュアル・マスターはクリシュナの献身者であり、同時に、クリシュナより現れたインスピレーションが彼の内にあります。これがグルデーヴァが持つ二つの様相です。ヴァイシュナヴァ（献身者）としての様相があり、そのヴァイシュナヴァのクリシュナに感化された部分がグルです。エカダシーのような断食の日に、彼自身は穀物を食べません。彼はヴァイシュナヴァとして振舞います。しかし弟子たちは祭壇上のグルの写真に穀物を捧げます。弟子たちは断食の日でさえスピリチュアル・マスターに穀物を捧げます。

弟子たちに関心があるのは主の代理人であり、グルの内側の存在、彼の感化された部分です。ヴァイシュナヴァの感化された部分はアーチャーリャ、またはグルです。弟子はグルの内側の、その特別な感化された部分にだけ注目します。弟子はグルの性質のその部分にだけ特に関心があります。しかし、グルデーヴァ自身は、通常ヴァイシュナヴァとして振舞います。ですから、彼の弟子たちとの関係と、他のヴァイシュナヴァたちとの関係は異なります。これは「アチンテャ・ベーダーベーダ」、私たちの想像を超えた多様性の中の統一性です。

つづく