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ぼく、おなかがいたいんです。コミュのロタウィルス

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レオウオルス科ロタウイルス属のウイルス。
大きさは約70nm。A,B,C群の3群に分けられる。A群による下痢症が最も多い。白色の水様下痢を生じ、しばしば「米のとぎ汁のよう」と表現される。白色便性下痢とも言われます。脱水に陥りやすい激しい嘔吐を伴うこともあるため嘔吐下痢症、小児仮性コレラ、白痢などとも呼ばれています。

<主な症状>
・嘔吐、下痢、発熱が主な症状です。
・潜伏期間は約2日で、激しい嘔吐(1日5〜6回)、激しい下痢が特徴ですが3〜8日程度で治まります。発熱は半日〜1日で終わる場合が多く、2日を超える例はあまりありません。
・激しい嘔吐や下痢により急激に水分を失いますので、特に乳幼児では脱水症状に気をつける必要があります。
・ ロタウイルスのように局所感染を起こし潜伏期間が短い感染症では、感染後の免疫が不完全かあるいは免疫が成立しても持続しない(1年以内)ので、たびたび再感染を起こします。
・一般に、年長児や成人では感染しても発症しない(不顕性感染)場合が多いようです。


<原因>
経口感染。唾液や便などの排泄物から口に入り、1〜3日の潜伏期間をへて下痢が始まります。
ロタウィルスは約1週間便中に排泄されるといわれています。

<診断法>
糞便中ロタウィルス抗原を迅速に検査できるようになっています。

<治療法>
ウィルスが原因なので、特効薬はありません。
予防法としてワクチンも存在するが、国内未承認であるため、輸入ワクチン取扱い医療機関で申し込むことになる。
下痢がはげしいですが、下痢止めは有効ではありません。ウィルスが排泄されずかえって病状が長引くことがありますので注意が必要です。
体内の水分が失われる脱水症の予防が大切。下痢で失われた水分を経口的に補いましょう。電解質も失われているので、電解質を含むイオン水や湯冷まし、ミルクなど、少し暖めて飲むとよいでしょう。嘔吐をしないように少しの量を(50〜100ccくらい)を何度も分けて与えましょう。
嘔吐で飲み物が飲めない場合は、点滴治療が必要です。
合併症がなければ、普通嘔吐は1〜2日で、下痢は1週間くらいでおさまり、だんだん黄色くなって治ります。

<二次感染を防ぐために>
・患者の便や嘔吐物には大量のウイルスが含まれていますので、その処理には十分注意する必要があります。また、下痢の症状がなくなった後も、患者の便にはしばらくウイルスの排出が続くと考えられますので、症状が治まっても安心はできません。汚物を処理する際には使い捨ての手袋を使用し、用便後や調理前の手洗いを徹底しましょう。
・殺菌には熱湯あるいは0.05〜0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを使用します。アルコールや逆性石鹸にはあまり殺菌効果はありません。
・調理器具、おもちゃ、衣類、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。
・市販の塩素系漂白剤(通常は5〜10%次亜塩素酸ナトリウム)なら50倍〜100倍に薄めて使用します(例えば、原液10ミリリットルを1リットルの水で薄める)。
*汚物の処理方法
1. 患者の便や嘔吐物を処理するときは、使い捨ての手袋とマスクを着用する。
2. 便や嘔吐物はペーパータオル等で取り除き、ビニール袋に入れる。
3. 残った便や嘔吐物の上にペーパータオルをかぶせ、その上から50倍〜100倍に薄めた市販の塩素系漂白剤を十分浸るように注ぎ、汚染場所を広げないようにペーパータオルでよく拭く。
4. ウイルスは乾燥すると空気中に漂い、これが口に入って感染することがあるので、便や嘔吐物を乾燥させないことが重要。

<ロタウィルスに関するHP>
・国立感染症研究所 病原微生物検出情報
 http://idsc.nih.go.jp/iasr/26/299/inx299-j.html
・厚生労働省 ロタウィルスQ&A
 http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

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