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浮遊エスタシオ高度 コミュの浮遊エスタシオ高度 2セツナ

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 戻れないかもしれない不安をさらっと流すための
 夏休みの夜並みの軽めのあいさつをして見送る約束
 y:さよなら、 またね
 チェルノフは黙ってヨパルビーフィを見ていたが
 我にかえり水辺に視線をおとす
 


 チェルノフは1歩踏み出し
 踊りはじめた
 川べりを ゆっくり進みながら

 背中をまるめて
 その手は翼の様だった
 立ち昇る一筋の煙りみたいに
 何かが明日に吸い込まれていく様に
 その足は地面の曲線をなぞり 
 
 全身がアラベスク
  
 何かに召されようとしているかの様に
 子猫の泣き声の様に
 何かに操られているかの様に
 滑らかに 確かにけむたく
 ベルナール・ビュッフェの様に鋭く 
 背筋を伸ばして
 霧の一粒一粒を掻き分ける様に
 鎖骨から薬指と中指の爪先の間から まっすぐに雫がこぼれていく様で
 咳払いのあいだに真顔になるみたいに
 船が難破しようとしている嵐の海のように激しくも
 雪の夜の深い深い静寂の中を歩く人の様で
 モネのまぶしい光の中にいる様


 吐き気がする程すべてが 真逆のテーマすら1本の糸で繋がっていた
 それが完全なノンフィクションであることが
 ヨパルビーフィには 信じ難かった
 
 
 それを見送りながら
 自分がチェルノフになったかの様な感覚に突き刺され
 煙たい目眩にやられて
 チェルノフが光の渦に包まれていくのを
 見届けるのがやっとだった


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