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浮遊エスタシオ高度 コミュの浮遊エスタシオ高度 5セツナ

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  ビルに移った街路樹の影と、湿度がやけに現実的だった。
  駅からの道をずっとこのドアめがけて進んでたのか、
 と思われるドア。
 その前に立つ。
今更戸惑ってもつまらない。
ドアをノックしてみる。
返答のない割に
招待されたかの様に、
すぐさまドアが開かれる。

白い髭の初老の男性が招き入れる。
立ちどまって動けないチェルノフに、

O:オデックだ、よろしく。握手はこの際いらないね?
  チェルノフ、君の事はよく知っているよ。安心して。
  何故呼ばれたか分かるかい?
C:随分不躾ですね…
O:すまない、そうだね・・。まぁ座って。煙草は?
C:いいですか?
O:好きなだけ。


煙草を吸う間は黙っているのがルール、
とでも言うような時間が流れた。
変に力が抜けていくものの、
胃は連日飲んでいるかの様に少し引き攣り気味な上、左腕の
落ちていきそうな熱。

 
0:ここに来てから、親しい顔に合わないかったかい?
無論君にはすべてが初めて会う人なんだがね。

C: どうしても分からないんです。でもここに着く直前まで
一緒にいた友達にとても似た友達に会いました。
ここまでの道も―、何故ここに来たのかも。

O:ヨパルビーフィだね。彼女は病院に運ばれたよ、
間に合わなかったんだ…電話の6時間後だった。
浮遊エスタシオ高度で6時間だとあっちじゃ 
3ヶ月後になるね。
 君、彼女によく似た人と話したかね?左腕が痛むだろう?

オデックの話の余りの突然さに言葉を失うチェルノフ、
しかし彼はここに着いてから一番気になっていたこと―
初めて来た場所で
道を知っているという
夢の中で
生気を吸い取っていく様な感覚を
忘れるくらいの
左腕の鋭い痛みと、時折
頭の中に響く自分の名をよぶヨパルビーフィの声を
はっきりと感じていたのだ。
信じられない話だったが、彼には知っていたことの様に感じら
れるのだった。大事な友達を裏切った様な気さえしてくる。


O:ヨパルビーフィは…、君があの子からの電話を取った後、  浮遊エスタシオに吸いこまれてしまったんだ
  左腕がもう手をつけられない状態で、輸血が間に合わなか  ったんだ…

C:オデックさん
  あの子って
  誰のことを言ってるんです?
 



写真:デフ・レパードのドラムのニックで、
左腕がない。

  

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