知覚過敏と歯髄炎の区別は、
難しいですか？
似た症状でしようが？
治療としては、
知覚過敏の治療としては、
１．薬の塗布
２．歯肉の後退に対する、その部分へのセメント状のものの
塗り込み
などが考えられると思います。
歯髄炎の治療としては、
１．虫歯の点検
２．歯肉炎の点検
３．詰め物の点検
４．咬合調整
などが考えられると思います。
また、虫歯は細菌の「酸」によるエナメル質の溶解。
歯髄炎は神経への圧迫や細菌による「炎症」。
など考えられると思います。
できるだけ、抜髄しないで歯を守るためには、上記の事柄に
対して、どのように対するのが良いでしようか？
御教示、宜しくお願いします。
難しいですか？
似た症状でしようが？
治療としては、
知覚過敏の治療としては、
１．薬の塗布
２．歯肉の後退に対する、その部分へのセメント状のものの
塗り込み
などが考えられると思います。
歯髄炎の治療としては、
１．虫歯の点検
２．歯肉炎の点検
３．詰め物の点検
４．咬合調整
などが考えられると思います。
また、虫歯は細菌の「酸」によるエナメル質の溶解。
歯髄炎は神経への圧迫や細菌による「炎症」。
など考えられると思います。
できるだけ、抜髄しないで歯を守るためには、上記の事柄に
対して、どのように対するのが良いでしようか？
御教示、宜しくお願いします。
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コメント(22)
>>知覚過敏と歯髄炎の区別は、 難しいですか？
難しい時もあります。
ですが基本的に知覚過敏の場合は自発痛がありません。あくまで知覚の過敏症（正常時に比べて大きく反応してしまう状態）だからです。つまり何らかの刺激がないと痛みが出ません。歯ブラシでこすったり、冷たいものや熱いものによって痛みが誘発されます。
一方、歯髄炎の場合特徴的なのは自発痛と刺激による誘発痛となります。
但し、例外的な症状を呈す時があります。歯髄炎なのに自発痛がなく、誘発痛のみの場合があります。修復歯においてこのような状況の場合鑑別が困難な状況というのが生まれえます。
知覚過敏の治療については痛み刺激に対すものとしては書かれている2点が主なものになりますが、ひどいときには抜髄をせざるを得ないこともあります。
また、なぜ知覚過敏になっているのかの原因究明を行いそれに対する治療ないし対処をしなければなりません。大抵の場合は歯周疾患が口腔習癖です。
歯髄炎との診断ができていしまった場合、これに対する治療は殆どの場合抜髄となります。
レアケースにおいて歯髄鎮静によって抜髄に至らないケースもありますが、それによって歯髄が生活歯として長期間にわたって残るのはレアケースと言っていいほどの割合だと思います。
書かれている4つのものは診断の際に行う検査であって、歯髄炎に対する治療ではありません。
基本的に歯を守るために行わなくてはならないのは予防です。
生活習慣（食・運動・睡眠・その他）の改善、プラークコントロール、歯科への定期受診（除石やフッ化物の応用、ブラッシングの練習など等）となります。詳しくは他のトピックをお読みください。
難しい時もあります。
ですが基本的に知覚過敏の場合は自発痛がありません。あくまで知覚の過敏症（正常時に比べて大きく反応してしまう状態）だからです。つまり何らかの刺激がないと痛みが出ません。歯ブラシでこすったり、冷たいものや熱いものによって痛みが誘発されます。
一方、歯髄炎の場合特徴的なのは自発痛と刺激による誘発痛となります。
但し、例外的な症状を呈す時があります。歯髄炎なのに自発痛がなく、誘発痛のみの場合があります。修復歯においてこのような状況の場合鑑別が困難な状況というのが生まれえます。
知覚過敏の治療については痛み刺激に対すものとしては書かれている2点が主なものになりますが、ひどいときには抜髄をせざるを得ないこともあります。
また、なぜ知覚過敏になっているのかの原因究明を行いそれに対する治療ないし対処をしなければなりません。大抵の場合は歯周疾患が口腔習癖です。
歯髄炎との診断ができていしまった場合、これに対する治療は殆どの場合抜髄となります。
レアケースにおいて歯髄鎮静によって抜髄に至らないケースもありますが、それによって歯髄が生活歯として長期間にわたって残るのはレアケースと言っていいほどの割合だと思います。
書かれている4つのものは診断の際に行う検査であって、歯髄炎に対する治療ではありません。
基本的に歯を守るために行わなくてはならないのは予防です。
生活習慣（食・運動・睡眠・その他）の改善、プラークコントロール、歯科への定期受診（除石やフッ化物の応用、ブラッシングの練習など等）となります。詳しくは他のトピックをお読みください。
>>硬い物を噛むと痛い場合は、知覚過敏ではなく、歯髄炎の方でしようね。
大抵の場合噛むと痛いという場合の2大疾患は「歯根膜炎」か「根尖性歯周炎」です。
歯髄炎で噛むと痛い場合、大抵根尖方向に炎症が波及して歯根膜炎を併発していますから、根管治療時にもそれに対応したやり方をする必要が出てきます。
歯根膜炎というのは歯と歯槽骨を支えている歯根膜という組織が炎症を起こしている状態です。
歯根膜は咬合力からくる圧力を感知する器官が付随していますが、通常許容範囲を大きく超える咬合力が加わると反射的に口を開くように信号を脳に送るのですが、微妙に許容範囲を超える程度咬合力が持続的に加わる場合、噛んだ時の違和感が最初は出るのですが、ある日突然強烈な痛みを咬合時に感じるようになります。この場合咬合調整を行うことで症状の緩解を目指すわけですが、あまりにも長期間にわたって不適当な咬合状態や口腔習癖にさらされていると歯髄死をおこすことがあります。その歯髄死をおこす過程で歯髄炎をおこしていることと思われますが、実際には歯根膜炎の痛みと混じっているので鑑別は非常に困難になります。
根尖性歯周炎というのはいわゆる歯髄死がおきており、歯の根の先に膿が溜まる、あるいは溜まる前段階としての根尖周囲組織の炎症という状況です。
これはすでに歯髄死をおこしているので歯髄炎とは呼びません。治療は根管治療となりますので歯髄炎をほぼ同じことをするのですが、歯髄死の場合例外を除いて治療時に麻酔を必要としません。
>>歯の大切さを感じるこの頃です。
これが小さい時からの教育の一環としてもっと充実していれば日本のデンタルIQはもっと高くなっていたでしょうね。
今からでも遅くありませんので、今一度「歯科予防」に対して考え、そして周囲の人ともそういった話題で会話ができるように頑張ってください。
でもあまりお友達間での話に振り回されないようにね。
大抵の場合噛むと痛いという場合の2大疾患は「歯根膜炎」か「根尖性歯周炎」です。
歯髄炎で噛むと痛い場合、大抵根尖方向に炎症が波及して歯根膜炎を併発していますから、根管治療時にもそれに対応したやり方をする必要が出てきます。
歯根膜炎というのは歯と歯槽骨を支えている歯根膜という組織が炎症を起こしている状態です。
歯根膜は咬合力からくる圧力を感知する器官が付随していますが、通常許容範囲を大きく超える咬合力が加わると反射的に口を開くように信号を脳に送るのですが、微妙に許容範囲を超える程度咬合力が持続的に加わる場合、噛んだ時の違和感が最初は出るのですが、ある日突然強烈な痛みを咬合時に感じるようになります。この場合咬合調整を行うことで症状の緩解を目指すわけですが、あまりにも長期間にわたって不適当な咬合状態や口腔習癖にさらされていると歯髄死をおこすことがあります。その歯髄死をおこす過程で歯髄炎をおこしていることと思われますが、実際には歯根膜炎の痛みと混じっているので鑑別は非常に困難になります。
根尖性歯周炎というのはいわゆる歯髄死がおきており、歯の根の先に膿が溜まる、あるいは溜まる前段階としての根尖周囲組織の炎症という状況です。
これはすでに歯髄死をおこしているので歯髄炎とは呼びません。治療は根管治療となりますので歯髄炎をほぼ同じことをするのですが、歯髄死の場合例外を除いて治療時に麻酔を必要としません。
>>歯の大切さを感じるこの頃です。
これが小さい時からの教育の一環としてもっと充実していれば日本のデンタルIQはもっと高くなっていたでしょうね。
今からでも遅くありませんので、今一度「歯科予防」に対して考え、そして周囲の人ともそういった話題で会話ができるように頑張ってください。
でもあまりお友達間での話に振り回されないようにね。
>>知覚過敏で抜髄となるのは、どういう場合でしようか？
症状がひどく、通常の知覚過敏に対する処置や歯周疾患や習癖に対する治療を行ってもなお日常生活に支障をきたすほどの痛みを感じる場合です。
要するに
「できることは全てやったけど症状の緩解すらせず、日常生活に支障をきたす」
時です。まぁ大抵の場合知覚過敏というよりクラックが入っていると考えるのが妥当なんですけど、鑑別は困難ですから。
>>レントゲン写真で問題が無く、象牙質知覚過敏症のみの場合では、そうひどいことにならないのではないでしようか？
一般の方はレントゲン写真（X線写真）は病気を写すすごいものみたいな感覚の方が多いですが、通常のX線写真では硬組織の異常と一部の軟組織の異常を写し出すだけです。
誤解されると困るんですが、例えばパノラマX線写真のみで発見できるむし歯は一説では60%程度ともいわれています。疾患の診断は視診触診画像検査などなどいろいろな角度からの所見を総合して行うものでして、画像で問題がないからその場所に問題がないとは必ずしもなりません。
ですが、画像所見で問題がなければ容易には手を出しづらい状況というのが往々にしてあります。
象牙質知覚過敏症のみというケース（というか私がそれのみだと診断したケース）は殆どありません。
殆どの場合は何らかの原因があります。
そもそも純粋に象牙質が露出すること自体病的な状況なわけで、歯頚部より下部は本来健全なら露出はしないものです。露出していないにもかかわらずその歯がいわゆる「しみる」症状が出ているとしたら象牙質ではなくエナメル質に何らかの問題（大抵クラック）があります。
ですので、純粋に「象牙質の知覚過敏症のみ」という状況は現実的には非常にレアなケースということになります。必ずと言っていいほど何らかの原因があります。
症状がひどく、通常の知覚過敏に対する処置や歯周疾患や習癖に対する治療を行ってもなお日常生活に支障をきたすほどの痛みを感じる場合です。
要するに
「できることは全てやったけど症状の緩解すらせず、日常生活に支障をきたす」
時です。まぁ大抵の場合知覚過敏というよりクラックが入っていると考えるのが妥当なんですけど、鑑別は困難ですから。
>>レントゲン写真で問題が無く、象牙質知覚過敏症のみの場合では、そうひどいことにならないのではないでしようか？
一般の方はレントゲン写真（X線写真）は病気を写すすごいものみたいな感覚の方が多いですが、通常のX線写真では硬組織の異常と一部の軟組織の異常を写し出すだけです。
誤解されると困るんですが、例えばパノラマX線写真のみで発見できるむし歯は一説では60%程度ともいわれています。疾患の診断は視診触診画像検査などなどいろいろな角度からの所見を総合して行うものでして、画像で問題がないからその場所に問題がないとは必ずしもなりません。
ですが、画像所見で問題がなければ容易には手を出しづらい状況というのが往々にしてあります。
象牙質知覚過敏症のみというケース（というか私がそれのみだと診断したケース）は殆どありません。
殆どの場合は何らかの原因があります。
そもそも純粋に象牙質が露出すること自体病的な状況なわけで、歯頚部より下部は本来健全なら露出はしないものです。露出していないにもかかわらずその歯がいわゆる「しみる」症状が出ているとしたら象牙質ではなくエナメル質に何らかの問題（大抵クラック）があります。
ですので、純粋に「象牙質の知覚過敏症のみ」という状況は現実的には非常にレアなケースということになります。必ずと言っていいほど何らかの原因があります。
>>[6]
御教示ありがとうございます。仰る通りだと思います。
＞純粋に「象牙質の知覚過敏症のみ」という状況は現実的には非常に
レアなケースということになります。必ずと言っていいほど何らか
の原因があります。
純粋に「象牙質の知覚過敏症のみ」であれば、通常、症状も軽いし、
比較的短期間に治ると思います。
次に、問題にしたいケースは、インレーの出来が良くなく、
外傷性咬合による症状の場合です。
この場合、上部では裏層（セメント）と歯髄の境目に炎症が起き、
同時に、下部では、根尖性歯周炎となる場合があるでしようか？
そして、その場合でも神経は生きており、咬合調整によって、
治癒する場合もあるのでしようか？
すなわち、歯髄上部の炎症と歯根の歯周炎に交通がない
（繋がっていない）という状況が起きること。
そして、電気診で神経が生きていることが確認されることが
あるでしようか？
その場合、歯髄上部の炎症、歯根の歯周炎が軽度であることが
必要条件になると思いますが。
どのように考えれば良いでしようか？
御教示ありがとうございます。仰る通りだと思います。
＞純粋に「象牙質の知覚過敏症のみ」という状況は現実的には非常に
レアなケースということになります。必ずと言っていいほど何らか
の原因があります。
純粋に「象牙質の知覚過敏症のみ」であれば、通常、症状も軽いし、
比較的短期間に治ると思います。
次に、問題にしたいケースは、インレーの出来が良くなく、
外傷性咬合による症状の場合です。
この場合、上部では裏層（セメント）と歯髄の境目に炎症が起き、
同時に、下部では、根尖性歯周炎となる場合があるでしようか？
そして、その場合でも神経は生きており、咬合調整によって、
治癒する場合もあるのでしようか？
すなわち、歯髄上部の炎症と歯根の歯周炎に交通がない
（繋がっていない）という状況が起きること。
そして、電気診で神経が生きていることが確認されることが
あるでしようか？
その場合、歯髄上部の炎症、歯根の歯周炎が軽度であることが
必要条件になると思いますが。
どのように考えれば良いでしようか？
>>次に、問題にしたいケースは、インレーの出来が良くなく、 外傷性咬合による症状の場合です。
この場合、上部では裏層（セメント）と歯髄の境目に炎症が起き、 同時に、下部では、根尖性歯周炎となる場合があるでしようか？
直接覆髄を行った場合はセメントと歯髄の境目というのはありますが、あまりやる先生はいないと思います。歯髄・象牙質・セメントという順の層になるのが最も多いパターンです。
そして根尖性歯周炎というのは原則、歯髄死を起こした歯にしか起こりえません。
例外として複数の根幹をもった歯（主に大臼歯）において一つの根管の歯髄が死に、他方の歯髄が生きている場合があります。
なので、上記の例外を除いて、歯髄炎と根尖性歯周炎が同時に起こることはありません。
例外においては同時ということもありえますし、電気歯髄診において生活反応を示す場合もあります。
ですがかなりのレアケースといっていいかと思います。
私はここ10年でせいぜい2例程度しか遭遇していません。
この場合、上部では裏層（セメント）と歯髄の境目に炎症が起き、 同時に、下部では、根尖性歯周炎となる場合があるでしようか？
直接覆髄を行った場合はセメントと歯髄の境目というのはありますが、あまりやる先生はいないと思います。歯髄・象牙質・セメントという順の層になるのが最も多いパターンです。
そして根尖性歯周炎というのは原則、歯髄死を起こした歯にしか起こりえません。
例外として複数の根幹をもった歯（主に大臼歯）において一つの根管の歯髄が死に、他方の歯髄が生きている場合があります。
なので、上記の例外を除いて、歯髄炎と根尖性歯周炎が同時に起こることはありません。
例外においては同時ということもありえますし、電気歯髄診において生活反応を示す場合もあります。
ですがかなりのレアケースといっていいかと思います。
私はここ10年でせいぜい2例程度しか遭遇していません。
>>[8]
インレーを取り除くと、ＤＬとＤＦ（歯と詰め物）の間に虫歯が
あった。しかし、このう蝕は歯髄に繋がっていない。
そして、根尖性歯周炎であった。
上記のような場合、
（１）外傷性咬合（噛み合わせに強い圧力がある箇所がある）に
よって、歯髄炎になり、それが歯根に達し、根尖性歯周炎
になった。
（２）外傷性咬合（噛み合わせに強い圧力がある箇所がある）に
よって、歯根膜炎になり、それが歯根に達し、根尖性歯周炎
になった。
＊根尖性歯周炎の原因は上記（１）、（２）であり、外傷性咬合
によるものである。
したがって、上記のう蝕によるものではない。
このように考えて良いでしようか？
インレーを取り除くと、ＤＬとＤＦ（歯と詰め物）の間に虫歯が
あった。しかし、このう蝕は歯髄に繋がっていない。
そして、根尖性歯周炎であった。
上記のような場合、
（１）外傷性咬合（噛み合わせに強い圧力がある箇所がある）に
よって、歯髄炎になり、それが歯根に達し、根尖性歯周炎
になった。
（２）外傷性咬合（噛み合わせに強い圧力がある箇所がある）に
よって、歯根膜炎になり、それが歯根に達し、根尖性歯周炎
になった。
＊根尖性歯周炎の原因は上記（１）、（２）であり、外傷性咬合
によるものである。
したがって、上記のう蝕によるものではない。
このように考えて良いでしようか？
>>9、11
>噛み合わせが悪い等の「外傷性咬合」によって、直接、歯根に炎症が起きることは、有りうるのではないでしようか？ その場合は、神経が生きたままの根尖性歯周炎だと思いますが？
外傷性咬合で起こるのは歯根膜炎であり、辺縁性歯周炎と呼び、根尖性歯周炎とは呼びません。
根尖性歯周炎については>>3で書いてある通りです。
>>12
>このように考えて良いでしようか？
良くないです。
根尖性歯周炎の原因は歯髄死による腐敗菌の増殖あるいは感染した口腔常在菌による歯髄死→細菌の増殖です。
それと根尖性歯周炎に至るには痛みの有無にかかわらず、必ず歯髄炎を経ていたります。
痛み云々は診断の一要因に過ぎません。
また、基本的に外傷性咬合から直接歯髄炎になることはめったにありません。
外傷性咬合から歯根膜炎→辺縁性歯周炎が極度に進み逆行性歯髄炎をおこすか、歯に目に見えない亀裂が入りそこから歯髄へ細菌感染を起こすかです。
もちろん、他のコミュでこの話題の最初にあった、「形成時の切削熱等による刺激が原因で歯髄死」を起こしていたことも考えられます。
また、歯髄死を起こしていても歯根膜炎をおこすとひどいむし歯になったかのような強烈な痛みがおこります。
この辺のことを正しく理解しようとすると歯学部の専門授業を一から講義ということになってしまいます。
細菌、解剖、歯周、歯内、歯冠修復、咬合その他もろもろetc.
おそらくは一連の治療について不信感を持ってしまったのだと思いますが、ネットで伝わることは文字だけの極々一部の事です。
また、我々歯科医はお口の中の不具合を「修復」しているのであって「治す」わけではありません。
むし歯や歯周病は一度なってしまったら現代医学では元通り「治る」わけでもありません。
そして、口腔疾患を予防するのはあくまで患者自身であり歯科医はそのお手伝いをすることしかできません。
正しい知識を身に着けようとすることは非常に良いことですが、歯科医と同じ水準で専門知識を身に着ける必要はありません。
現状を認識し、これ以上自分の歯を失わないようにするにはどうすればいいか。自分はどのように行動すべきか。これらが重要ではないでしょうか。
>噛み合わせが悪い等の「外傷性咬合」によって、直接、歯根に炎症が起きることは、有りうるのではないでしようか？ その場合は、神経が生きたままの根尖性歯周炎だと思いますが？
外傷性咬合で起こるのは歯根膜炎であり、辺縁性歯周炎と呼び、根尖性歯周炎とは呼びません。
根尖性歯周炎については>>3で書いてある通りです。
>>12
>このように考えて良いでしようか？
良くないです。
根尖性歯周炎の原因は歯髄死による腐敗菌の増殖あるいは感染した口腔常在菌による歯髄死→細菌の増殖です。
それと根尖性歯周炎に至るには痛みの有無にかかわらず、必ず歯髄炎を経ていたります。
痛み云々は診断の一要因に過ぎません。
また、基本的に外傷性咬合から直接歯髄炎になることはめったにありません。
外傷性咬合から歯根膜炎→辺縁性歯周炎が極度に進み逆行性歯髄炎をおこすか、歯に目に見えない亀裂が入りそこから歯髄へ細菌感染を起こすかです。
もちろん、他のコミュでこの話題の最初にあった、「形成時の切削熱等による刺激が原因で歯髄死」を起こしていたことも考えられます。
また、歯髄死を起こしていても歯根膜炎をおこすとひどいむし歯になったかのような強烈な痛みがおこります。
この辺のことを正しく理解しようとすると歯学部の専門授業を一から講義ということになってしまいます。
細菌、解剖、歯周、歯内、歯冠修復、咬合その他もろもろetc.
おそらくは一連の治療について不信感を持ってしまったのだと思いますが、ネットで伝わることは文字だけの極々一部の事です。
また、我々歯科医はお口の中の不具合を「修復」しているのであって「治す」わけではありません。
むし歯や歯周病は一度なってしまったら現代医学では元通り「治る」わけでもありません。
そして、口腔疾患を予防するのはあくまで患者自身であり歯科医はそのお手伝いをすることしかできません。
正しい知識を身に着けようとすることは非常に良いことですが、歯科医と同じ水準で専門知識を身に着ける必要はありません。
現状を認識し、これ以上自分の歯を失わないようにするにはどうすればいいか。自分はどのように行動すべきか。これらが重要ではないでしょうか。
>>[13]
御教示ありがとうございます。
下記の引用には、歯髄死は書いてありません。
根管治療を終えた歯、歯髄がある歯、どちらでも良いように思いま
すが？ 以下は引用です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
＊ 根尖性歯周炎の分類
＊ http://minna-shigaku.com/category13/entry86.html
・１．急性単純性根尖性歯周炎
根尖の歯周組織の生じる急性の炎症。細菌感染や機械的刺激によっ
て起る。急性漿液性根尖性歯周炎とも呼ばれ、漿液を主体とした滲
出液が生じる。
用語解説：漿液性【概要】
・急性炎症の形態のひとつ
・急性炎症初期の炎症性充血に伴って起こる血管からの液性成
分の滲出
・滲出液には線維素フィブリノーゲンは含まれないため、漿液
滲出と呼ばれる
原因は、機械的刺激と化学的刺激の2つ。
＊ 機械的刺激
・過剰な咬合力（咬合性外傷） ・根管治療器具による刺激（ファイル、
リーマー）
・根管充填時の刺激（ポイント、シーラー）・気腫や仮封による圧力
＊ 化学的刺激
・変性タンパク質による刺激・炎症ケミカルメディエーターによる刺激
・根管洗浄剤、根管貼薬剤による刺激・根管充填剤による刺激
ご覧の通り、歯科治療に伴う刺激が原因で発症することが多い。
＊急性単純性根尖性歯周炎の症状
自発痛 僅かにある 咬合痛・打診痛 軽度かつ一過性
根尖部圧痛 なし 根尖部歯肉の発赤・腫脹 なし
エックス線所見 変化なし リンパ節圧痛 なし
以上のように、自覚症状および他覚症状が乏しい。
＊ 根尖部で何が起こっているのか
急性炎症の初期症状ですので、歯根膜の変性や破壊といった現象は起
らない。ただ、根尖部の血管に充血が生じることで、歯根膜に浮腫が
現れることがある。こうした充血や浮腫によって、根尖部の内圧が
亢進して、歯の挺出感を招くことがある。
御教示ありがとうございます。
下記の引用には、歯髄死は書いてありません。
根管治療を終えた歯、歯髄がある歯、どちらでも良いように思いま
すが？ 以下は引用です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
＊ 根尖性歯周炎の分類
＊ http://minna-shigaku.com/category13/entry86.html
・１．急性単純性根尖性歯周炎
根尖の歯周組織の生じる急性の炎症。細菌感染や機械的刺激によっ
て起る。急性漿液性根尖性歯周炎とも呼ばれ、漿液を主体とした滲
出液が生じる。
用語解説：漿液性【概要】
・急性炎症の形態のひとつ
・急性炎症初期の炎症性充血に伴って起こる血管からの液性成
分の滲出
・滲出液には線維素フィブリノーゲンは含まれないため、漿液
滲出と呼ばれる
原因は、機械的刺激と化学的刺激の2つ。
＊ 機械的刺激
・過剰な咬合力（咬合性外傷） ・根管治療器具による刺激（ファイル、
リーマー）
・根管充填時の刺激（ポイント、シーラー）・気腫や仮封による圧力
＊ 化学的刺激
・変性タンパク質による刺激・炎症ケミカルメディエーターによる刺激
・根管洗浄剤、根管貼薬剤による刺激・根管充填剤による刺激
ご覧の通り、歯科治療に伴う刺激が原因で発症することが多い。
＊急性単純性根尖性歯周炎の症状
自発痛 僅かにある 咬合痛・打診痛 軽度かつ一過性
根尖部圧痛 なし 根尖部歯肉の発赤・腫脹 なし
エックス線所見 変化なし リンパ節圧痛 なし
以上のように、自覚症状および他覚症状が乏しい。
＊ 根尖部で何が起こっているのか
急性炎症の初期症状ですので、歯根膜の変性や破壊といった現象は起
らない。ただ、根尖部の血管に充血が生じることで、歯根膜に浮腫が
現れることがある。こうした充血や浮腫によって、根尖部の内圧が
亢進して、歯の挺出感を招くことがある。
>>14
ですから
>>13 で
>この辺のことを正しく理解しようとすると歯学部の専門授業を一から講義ということになってしまいます。
細菌、解剖、歯周、歯内、歯冠修復、咬合その他もろもろetc.
と書きました。
より詳細に、より詳しく専門知識をということであるならば、それこそ歯学部の授業を受けるしかありません。
またリンクですが、そこに記されているのは単純性根尖性歯周炎ですね。
根尖性歯周炎には様々な種類があるのはそのサイトにも出ているようですのでこちらもお読みになりましたか？
http://minna-shigaku.com/category13/entry85.html
専門的な歯科の教育を少しでも受けたものにとっては当たり前の事でも、一般の方からしたら意味不明なことも多いかと思います。
根尖の体内から歯の内部へ入り込む部分の非常に細い血管と神経組織に炎症が起きた場合どうなるか？
病理診断が困難な（というより殆ど不可能な）一般の歯科治療においてどのようにして学問的な細やかな分類の診断名を使い分けているのか？
そもそも実際の臨床で単純性根尖性歯周炎との診断名がつくのかどうか？また、単純性という単語が診断名についている意味とは何か？
学問的なことと臨床的なことではずれがあるのもまた事実です。
基本的に我々が患者さんに説明するときはより単純化したもので説明をします。
歯髄があるかどうかは問題ではありません。
歯髄が生きているか死んでいるかが重要です。
先にも書きましたが例外ももちろん存在します。
ですから
>>13 で
>この辺のことを正しく理解しようとすると歯学部の専門授業を一から講義ということになってしまいます。
細菌、解剖、歯周、歯内、歯冠修復、咬合その他もろもろetc.
と書きました。
より詳細に、より詳しく専門知識をということであるならば、それこそ歯学部の授業を受けるしかありません。
またリンクですが、そこに記されているのは単純性根尖性歯周炎ですね。
根尖性歯周炎には様々な種類があるのはそのサイトにも出ているようですのでこちらもお読みになりましたか？
http://minna-shigaku.com/category13/entry85.html
専門的な歯科の教育を少しでも受けたものにとっては当たり前の事でも、一般の方からしたら意味不明なことも多いかと思います。
根尖の体内から歯の内部へ入り込む部分の非常に細い血管と神経組織に炎症が起きた場合どうなるか？
病理診断が困難な（というより殆ど不可能な）一般の歯科治療においてどのようにして学問的な細やかな分類の診断名を使い分けているのか？
そもそも実際の臨床で単純性根尖性歯周炎との診断名がつくのかどうか？また、単純性という単語が診断名についている意味とは何か？
学問的なことと臨床的なことではずれがあるのもまた事実です。
基本的に我々が患者さんに説明するときはより単純化したもので説明をします。
歯髄があるかどうかは問題ではありません。
歯髄が生きているか死んでいるかが重要です。
先にも書きましたが例外ももちろん存在します。
>>[15]
御教示ありがとうございます。
＞根尖性歯周炎には様々な種類があるのはそのサイトにも出ているよう
ですのでこちらもお読みになりましたか？
勿論、読みました。
花火さんの御説明は、化膿性根尖性歯周炎に力点があるように思った
ので単純根尖性歯周炎についてお尋ねしました。
＞病理診断が困難な（というより殆ど不可能な）一般の歯科治療におい
てどのようにして学問的な細やかな分類の診断名を使い分けているの
か？
私見ですが、内科のような病名とは違うように感じています。
内科であれば、心臓、肺、肝臓などの病名は分かり易いと思います。
それは、それぞれ違った臓器ですから。
しかし、「歯」の場合は、歯髄炎、歯根膜尖、根尖性歯周炎と病名を
つけても、実際には複合的な症状になるので、「厳密に病名をつけ、
その病名に対する治療をする」ということにはならないように思いま
す。病名が異なっても、治療は同じになることもあるように思いま
すから、どの病名にするか迷うこともあるように思います。
こう考えますと、「歯科」は難しい点があり、なかなかゴッドハンド
に巡り合わないように思います。
患者ももっと知識を持つ必要があると感じています。
＞そもそも実際の臨床で単純性根尖性歯周炎との診断名がつくのかどう
か？また、単純性という単語が診断名についている意味とは何か？
これも私見ですが、花火さんが、上記［１３］で記されている
「外傷性咬合で起こるのは歯根膜炎であり、辺縁性歯周炎と呼び、
根尖性歯周炎とは呼びません。」は、その通りと思います。
ただ、初期症状のときは、歯根膜炎と根尖性歯周炎（愛と幸福と平和
注：単純根尖性歯周炎）とは、区別が付き難いと何かに書いてありま
した。
「単純性の意味」は、最も単純な原因で、歯根に炎症が生じること、
すなわち、膿瘍が無い場合。もし、あれば化膿性根尖性歯周炎である
と考えています。
そう考えますと、ぶっつかるなどの一時的な外傷、また、長期間に
わたる咬合不良などが、外傷性咬合として、単純根尖性歯周炎の
原因になるのではないかと思います。
おそらく、歯根膜炎でもあるかと思います。
「ぶっつかるなどの一時的な外傷、また、長期間にわたる咬合不良
など」が例外的と言えるかも分かりませんが？
＊以上、私見を述べてみました。
素人なので、間違いがあると思います。
御批判、御教示戴ければ幸いです。
御教示ありがとうございます。
＞根尖性歯周炎には様々な種類があるのはそのサイトにも出ているよう
ですのでこちらもお読みになりましたか？
勿論、読みました。
花火さんの御説明は、化膿性根尖性歯周炎に力点があるように思った
ので単純根尖性歯周炎についてお尋ねしました。
＞病理診断が困難な（というより殆ど不可能な）一般の歯科治療におい
てどのようにして学問的な細やかな分類の診断名を使い分けているの
か？
私見ですが、内科のような病名とは違うように感じています。
内科であれば、心臓、肺、肝臓などの病名は分かり易いと思います。
それは、それぞれ違った臓器ですから。
しかし、「歯」の場合は、歯髄炎、歯根膜尖、根尖性歯周炎と病名を
つけても、実際には複合的な症状になるので、「厳密に病名をつけ、
その病名に対する治療をする」ということにはならないように思いま
す。病名が異なっても、治療は同じになることもあるように思いま
すから、どの病名にするか迷うこともあるように思います。
こう考えますと、「歯科」は難しい点があり、なかなかゴッドハンド
に巡り合わないように思います。
患者ももっと知識を持つ必要があると感じています。
＞そもそも実際の臨床で単純性根尖性歯周炎との診断名がつくのかどう
か？また、単純性という単語が診断名についている意味とは何か？
これも私見ですが、花火さんが、上記［１３］で記されている
「外傷性咬合で起こるのは歯根膜炎であり、辺縁性歯周炎と呼び、
根尖性歯周炎とは呼びません。」は、その通りと思います。
ただ、初期症状のときは、歯根膜炎と根尖性歯周炎（愛と幸福と平和
注：単純根尖性歯周炎）とは、区別が付き難いと何かに書いてありま
した。
「単純性の意味」は、最も単純な原因で、歯根に炎症が生じること、
すなわち、膿瘍が無い場合。もし、あれば化膿性根尖性歯周炎である
と考えています。
そう考えますと、ぶっつかるなどの一時的な外傷、また、長期間に
わたる咬合不良などが、外傷性咬合として、単純根尖性歯周炎の
原因になるのではないかと思います。
おそらく、歯根膜炎でもあるかと思います。
「ぶっつかるなどの一時的な外傷、また、長期間にわたる咬合不良
など」が例外的と言えるかも分かりませんが？
＊以上、私見を述べてみました。
素人なので、間違いがあると思います。
御批判、御教示戴ければ幸いです。
>>愛と幸福と平和 さん
正直何が知りたいのかがよくわからなくなってきたのですが、歯科医学についてでしょうか？それとも臨床歯科医学についてなのでしょうか？
通常患者さんたちが知りたいと考えるのは臨床歯科医学であると感じていたのですが…
正直禅問答の様相を呈してきているようで他の方が読んでいて混乱しなければいいのですが。
>化膿性根尖性歯周炎に力点があるように思ったので単純根尖性歯周炎についてお尋ねしました。
まずここですが、臨床において単純性根尖性歯周炎との診断が下ることはまずないといって差し支えないかと思います（ここをご覧になっているDrの方へ。ご指摘があれば遠慮なくお願いします）。
理由は後述します。
>私見ですが、内科のような病名とは違うように感じています。 〜中略〜どの病名にするか迷うこともあるように思います。
この認識は間違っています（あえて断言します）。
医科の病名の方が歯科に比してはるかに複雑で難解です。
そして一般の方が診断名があって治療法があると考えるのは至極真っ当なことですが、医学においてはしばしば症状から治療を施し、あとから診断名がついてくることも珍しくありません。
診断名からの治療法という考えは一般の方かたしたら当たり前のことのように思えますが、これは古くは西洋医学の考え方から始まり、現在の日本の保険医療制度がその根本にあり、それが浸透しているだけに過ぎません。
日本の保険診療においては診断名がつかなければ治療をできないルールがあります。
ですが、医科においても歯科においてもすぐに診断名が「バチッ」と決まるものばかりではありません。症状に対し治療を施し、快方に向かわせる、その際できうる限り不可逆的な処置は後回しにするというのがセオリーとなっていると思っています。このあたりの匙加減が患者さん達には理解しがたいものと感じられるところだと思いますが、診断というものがどういうものかを理解できれば納得できると思います。
>これも私見ですが〜中略〜おそらく、歯根膜炎でもあるかと思います。
少なくとも歯科においての話になりますが、診断名に「単純性」とつく場合可逆性の可能性があるという意味になります（厳密には違いますが概ねこのように考えて頂いていいかと思います。諸先生方ご批判お待ちしています）。
つまり、根管治療に入らずに経過を追っている状況では、Drの中には「単純性〜」という病名もあるということです。ですが、こと実際の臨床においては「単純性〜」という診断名がつくことはまずありません。
なぜなら画像検査や他の口腔内検査では症状の類似する他の疾患との判別が不可能だからです。病細菌の感染がないか？炎症の波及度合いがどの程度か？etc. 病理検査でもできればより精密な鑑別もできますが、病理検査をするには歯を抜く以外に方法がありません。
長いんで続きます。
正直何が知りたいのかがよくわからなくなってきたのですが、歯科医学についてでしょうか？それとも臨床歯科医学についてなのでしょうか？
通常患者さんたちが知りたいと考えるのは臨床歯科医学であると感じていたのですが…
正直禅問答の様相を呈してきているようで他の方が読んでいて混乱しなければいいのですが。
>化膿性根尖性歯周炎に力点があるように思ったので単純根尖性歯周炎についてお尋ねしました。
まずここですが、臨床において単純性根尖性歯周炎との診断が下ることはまずないといって差し支えないかと思います（ここをご覧になっているDrの方へ。ご指摘があれば遠慮なくお願いします）。
理由は後述します。
>私見ですが、内科のような病名とは違うように感じています。 〜中略〜どの病名にするか迷うこともあるように思います。
この認識は間違っています（あえて断言します）。
医科の病名の方が歯科に比してはるかに複雑で難解です。
そして一般の方が診断名があって治療法があると考えるのは至極真っ当なことですが、医学においてはしばしば症状から治療を施し、あとから診断名がついてくることも珍しくありません。
診断名からの治療法という考えは一般の方かたしたら当たり前のことのように思えますが、これは古くは西洋医学の考え方から始まり、現在の日本の保険医療制度がその根本にあり、それが浸透しているだけに過ぎません。
日本の保険診療においては診断名がつかなければ治療をできないルールがあります。
ですが、医科においても歯科においてもすぐに診断名が「バチッ」と決まるものばかりではありません。症状に対し治療を施し、快方に向かわせる、その際できうる限り不可逆的な処置は後回しにするというのがセオリーとなっていると思っています。このあたりの匙加減が患者さん達には理解しがたいものと感じられるところだと思いますが、診断というものがどういうものかを理解できれば納得できると思います。
>これも私見ですが〜中略〜おそらく、歯根膜炎でもあるかと思います。
少なくとも歯科においての話になりますが、診断名に「単純性」とつく場合可逆性の可能性があるという意味になります（厳密には違いますが概ねこのように考えて頂いていいかと思います。諸先生方ご批判お待ちしています）。
つまり、根管治療に入らずに経過を追っている状況では、Drの中には「単純性〜」という病名もあるということです。ですが、こと実際の臨床においては「単純性〜」という診断名がつくことはまずありません。
なぜなら画像検査や他の口腔内検査では症状の類似する他の疾患との判別が不可能だからです。病細菌の感染がないか？炎症の波及度合いがどの程度か？etc. 病理検査でもできればより精密な鑑別もできますが、病理検査をするには歯を抜く以外に方法がありません。
長いんで続きます。
では何をもって診断をするのか？
以前修復した歯に違和感を感じ沁みるようになったとき。
このとき大学病院などで担当医が引き継がれた場合、まず前担当医からの引き継ぎ事項と診療録の確認をします。そのうえで医療面接、口腔内診査・検査を行い、必要があれば画像検査をします。
ですが、大学病院である程度の期間通院されている場合は画像検査の記録もある程度たまっている為、改めてとる必要が本当にあるのかの判断に迫られます。ここで齲蝕や歯周炎に対しての画像検査をと行きたいところですが、大学病院ではう蝕の治療をする際、検知液等の使用は半ば常識となっているため、齲蝕の取り残しについての可能性は限りなく低いと判断されます。また、歯周の状態をチェックした際に明らかに歯周疾患の様相を呈している場合、改めて画像検査をする必要がないと判断されることもあります。
そこで症状に対する可逆的な処置を開始します。その治療が功を奏した場合はAという診断名、ダメな場合は次なる治療を試みる→功を奏した→Bという診断名、それもダメ→次の（ry
となるわけです。
話が少しそれましたが、そんなわけで「単純性根尖性歯周炎」であるとの確証は実際の臨床ではまず得られません。
咬合調整をしてHys処置して症状おさまったら病名はPとHysになるだけ。
修復物を除去して修復物のやり直しで症状が取れればC、やむを得ず根管処置を行うことになったら、その際痛みがあって麻酔をすればそれはPul、痛みもなく歯髄の除去ができたとするならばその時はPerとなるだけです。
さらに言えば、外傷によって体から歯に入っていく血管が断裂し不通になった場合歯髄は死にます。
このような状況でも根管治療に至れば診断名はPerとなります。外傷にはならないのです。
とこんな長々と書いていて気付いたのですが、医学・歯学における病名と診断名と日本の保険診療における病名と、それぞれの違いについてはどの程度の認識なのかなぁ…と。
このあたりのことは説明しろと言われても、自分の仕事放り投げてまで延々と書く（説明しようとしたら膨大な量になります）余裕もありませんし、そのあたりのことは当コミュの趣旨にも外れますので割愛しますが、これらが「同じようなものだろ」との認識であればこの先も診断云々についてのご理解は得られないかもしれません。
以前修復した歯に違和感を感じ沁みるようになったとき。
このとき大学病院などで担当医が引き継がれた場合、まず前担当医からの引き継ぎ事項と診療録の確認をします。そのうえで医療面接、口腔内診査・検査を行い、必要があれば画像検査をします。
ですが、大学病院である程度の期間通院されている場合は画像検査の記録もある程度たまっている為、改めてとる必要が本当にあるのかの判断に迫られます。ここで齲蝕や歯周炎に対しての画像検査をと行きたいところですが、大学病院ではう蝕の治療をする際、検知液等の使用は半ば常識となっているため、齲蝕の取り残しについての可能性は限りなく低いと判断されます。また、歯周の状態をチェックした際に明らかに歯周疾患の様相を呈している場合、改めて画像検査をする必要がないと判断されることもあります。
そこで症状に対する可逆的な処置を開始します。その治療が功を奏した場合はAという診断名、ダメな場合は次なる治療を試みる→功を奏した→Bという診断名、それもダメ→次の（ry
となるわけです。
話が少しそれましたが、そんなわけで「単純性根尖性歯周炎」であるとの確証は実際の臨床ではまず得られません。
咬合調整をしてHys処置して症状おさまったら病名はPとHysになるだけ。
修復物を除去して修復物のやり直しで症状が取れればC、やむを得ず根管処置を行うことになったら、その際痛みがあって麻酔をすればそれはPul、痛みもなく歯髄の除去ができたとするならばその時はPerとなるだけです。
さらに言えば、外傷によって体から歯に入っていく血管が断裂し不通になった場合歯髄は死にます。
このような状況でも根管治療に至れば診断名はPerとなります。外傷にはならないのです。
とこんな長々と書いていて気付いたのですが、医学・歯学における病名と診断名と日本の保険診療における病名と、それぞれの違いについてはどの程度の認識なのかなぁ…と。
このあたりのことは説明しろと言われても、自分の仕事放り投げてまで延々と書く（説明しようとしたら膨大な量になります）余裕もありませんし、そのあたりのことは当コミュの趣旨にも外れますので割愛しますが、これらが「同じようなものだろ」との認識であればこの先も診断云々についてのご理解は得られないかもしれません。
>>[18]
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
御教示ありがとうございます。
＞歯科医学についてでしょうか？それとも臨床歯科医学についてなの
でしょうか？
詳しいことは分かりません。
「歯学生のための歯内療法学」を読んでみようと思っています。
良い専門書があれば御紹介下さい。
私の疑問はいくつかありますが、当面、「急性単純性根尖性歯周炎」
について、歯髄が生きている場合と抜髄のものと両方あるのでは
ないかという疑問です。後者は明らかにあるので、前者があるか
という問題です。
以下に、Ｗｅｂから二つの記事を引用します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
�機ゥ撻襦複丕紕髻法丙�尖性歯周炎・歯根膜炎）
http://tooth-health.happy.nu/words.html#15
根尖性歯周炎（こんせんせいししゅうえん）、歯根膜炎（しこんまくえん）
歯の歯根の骨に炎症が発生したり膿ができる病気。
ペルには、急単ペル、急化ペル、慢化ペルなどがあります。
急性：症状が急に起こり、その進み方が速いこと。
慢性：症状は軽いが、治りにくく、経過が長びく状態。
急単、急化、慢化 の違い
急単Per：急性 単純性 根尖性歯周炎
急化Per：急性 化膿性 根尖性歯周炎
慢化Per：慢性 化膿性 根尖性歯周炎
急単（炎症）→急化（化膿）→慢化（化膿が慢性化）
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
�供セ�根膜炎（病気診断．ｎｅｔ）
http://www.medical-certificate.net/073/076_1/post_311.html
＊歯根膜炎の症状（病気診断．ｎｅｔ）
歯根膜炎(しこんまくえん)では、歯が浮いているように感じる、ぐら
ぐらしているように感じる、かみ合わせると痛みを伴う、などの症状
が現れ、進行すると、リンパ腺の腫れ、発熱を伴います。
また、歯根部に膿がたまることによって顎骨に穴があいたり、膿がた
まる場合もあります。
＊歯根膜炎の原因
歯根膜炎(しこんまくえん)とは、歯周組織を構成している歯根膜に
炎症が生じている状態です。
虫歯から侵入した細菌が毒素を出し、それが歯髄に入ることで発症
します。
細菌感染以外では、外傷時の打撲、歯列矯正の金具や詰め物による
刺激などが考えられます。
＊歯根膜炎の治療法
歯や歯根に刺激を与えないように硬い食べ物を控えます。
歯根膜炎の治療には、消炎薬や抗菌薬を服用して炎症を抑えるなど
薬物療法による歯髄の処置が行われますが、薬物療法で症状が改善
されない場合は歯髄を除去します。
細菌感染ではなく、口腔内が慢性的に刺激を受け続けることで発症
している場合には、その原因となる物質を除去し、経過観察を行い
ます。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
？上記で、「根尖性歯周炎・歯根膜炎」が一緒に成っていること。
急単（炎症）ならば、炎症が軽い場合、
歯根膜炎の治療には、消炎薬や抗菌薬を服用して炎症を抑えるな
ど薬物療法による歯髄の処置が行われますが、薬物療法で症状が
改善されることがある。
細菌感染ではなく、口腔内が慢性的に刺激を受け続けることで発症
している場合には、その原因となる物質を除去し、経過観察を行い
ます。咬合調整もここにはいるのではないでしようか？
？急単Per（急性単純性根尖性歯周炎）は、歯髄が生きている場合
があり、原因となる（物理的な）刺激を除くと回復することが
ある。
上記のように考えているのですが？
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
御教示ありがとうございます。
＞歯科医学についてでしょうか？それとも臨床歯科医学についてなの
でしょうか？
詳しいことは分かりません。
「歯学生のための歯内療法学」を読んでみようと思っています。
良い専門書があれば御紹介下さい。
私の疑問はいくつかありますが、当面、「急性単純性根尖性歯周炎」
について、歯髄が生きている場合と抜髄のものと両方あるのでは
ないかという疑問です。後者は明らかにあるので、前者があるか
という問題です。
以下に、Ｗｅｂから二つの記事を引用します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
�機ゥ撻襦複丕紕髻法丙�尖性歯周炎・歯根膜炎）
http://tooth-health.happy.nu/words.html#15
根尖性歯周炎（こんせんせいししゅうえん）、歯根膜炎（しこんまくえん）
歯の歯根の骨に炎症が発生したり膿ができる病気。
ペルには、急単ペル、急化ペル、慢化ペルなどがあります。
急性：症状が急に起こり、その進み方が速いこと。
慢性：症状は軽いが、治りにくく、経過が長びく状態。
急単、急化、慢化 の違い
急単Per：急性 単純性 根尖性歯周炎
急化Per：急性 化膿性 根尖性歯周炎
慢化Per：慢性 化膿性 根尖性歯周炎
急単（炎症）→急化（化膿）→慢化（化膿が慢性化）
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
�供セ�根膜炎（病気診断．ｎｅｔ）
http://www.medical-certificate.net/073/076_1/post_311.html
＊歯根膜炎の症状（病気診断．ｎｅｔ）
歯根膜炎(しこんまくえん)では、歯が浮いているように感じる、ぐら
ぐらしているように感じる、かみ合わせると痛みを伴う、などの症状
が現れ、進行すると、リンパ腺の腫れ、発熱を伴います。
また、歯根部に膿がたまることによって顎骨に穴があいたり、膿がた
まる場合もあります。
＊歯根膜炎の原因
歯根膜炎(しこんまくえん)とは、歯周組織を構成している歯根膜に
炎症が生じている状態です。
虫歯から侵入した細菌が毒素を出し、それが歯髄に入ることで発症
します。
細菌感染以外では、外傷時の打撲、歯列矯正の金具や詰め物による
刺激などが考えられます。
＊歯根膜炎の治療法
歯や歯根に刺激を与えないように硬い食べ物を控えます。
歯根膜炎の治療には、消炎薬や抗菌薬を服用して炎症を抑えるなど
薬物療法による歯髄の処置が行われますが、薬物療法で症状が改善
されない場合は歯髄を除去します。
細菌感染ではなく、口腔内が慢性的に刺激を受け続けることで発症
している場合には、その原因となる物質を除去し、経過観察を行い
ます。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
？上記で、「根尖性歯周炎・歯根膜炎」が一緒に成っていること。
急単（炎症）ならば、炎症が軽い場合、
歯根膜炎の治療には、消炎薬や抗菌薬を服用して炎症を抑えるな
ど薬物療法による歯髄の処置が行われますが、薬物療法で症状が
改善されることがある。
細菌感染ではなく、口腔内が慢性的に刺激を受け続けることで発症
している場合には、その原因となる物質を除去し、経過観察を行い
ます。咬合調整もここにはいるのではないでしようか？
？急単Per（急性単純性根尖性歯周炎）は、歯髄が生きている場合
があり、原因となる（物理的な）刺激を除くと回復することが
ある。
上記のように考えているのですが？
花火さん
（続き）
上記に関連しています。
下記の問題のうち、（１）の解答、御教示宜しくお願いします。
２０１０年度 歯内療法学試験問題
http://ww1.enjoy.ne.jp/~kanechiku/2010test.html
【４】以下は根尖性歯周炎の分類である．
a. 急性単純性根尖性歯周炎（急単Per）
b. 急性化膿性根尖性歯周炎（急化Per）
c. 慢性化膿性根尖性歯周炎（慢化Per）
d. 歯根肉芽腫
e. 歯根嚢胞（WZ)
上記のa.〜e.の根尖性歯周炎のうち
(1）電気歯髄診断で生活反応を示すものはあるか．あれば記せ．
(2) 根尖部歯肉の腫脹（歯周膿瘍）を認めることがあるのはどれか．
(3) 瘻孔が認められることがあるのはどれか．
(4) 根尖部な比較的大きなX線透過像や内容物にコレステリン結晶が
みられるのはどれか．
(5) 著しい自発痛が認められるのはどれか．
（続き）
上記に関連しています。
下記の問題のうち、（１）の解答、御教示宜しくお願いします。
２０１０年度 歯内療法学試験問題
http://ww1.enjoy.ne.jp/~kanechiku/2010test.html
【４】以下は根尖性歯周炎の分類である．
a. 急性単純性根尖性歯周炎（急単Per）
b. 急性化膿性根尖性歯周炎（急化Per）
c. 慢性化膿性根尖性歯周炎（慢化Per）
d. 歯根肉芽腫
e. 歯根嚢胞（WZ)
上記のa.〜e.の根尖性歯周炎のうち
(1）電気歯髄診断で生活反応を示すものはあるか．あれば記せ．
(2) 根尖部歯肉の腫脹（歯周膿瘍）を認めることがあるのはどれか．
(3) 瘻孔が認められることがあるのはどれか．
(4) 根尖部な比較的大きなX線透過像や内容物にコレステリン結晶が
みられるのはどれか．
(5) 著しい自発痛が認められるのはどれか．
>>19
>私の疑問はいくつかありますが、当面、「急性単純性根尖性歯周炎」 について、歯髄が生きている場合と抜髄のものと両方あるのではないかという疑問です。後者は明らかにあるので、前者があるかという問題です。
前者もありますよ、「学問的」にはね。
ですが実際の臨床でそれを確かめる術はありません。
理由は>>17、18 で書いたとおりです。
>上記で、「根尖性歯周炎・歯根膜炎」が一緒に成っていること。急単（炎症）ならば、炎症が軽い場合、歯根膜炎の治療には、消炎薬や抗菌薬を服用して炎症を抑えるなど薬物療法による歯髄の処置が行われますが、薬物療法で症状が改善されることがある。細菌感染ではなく、口腔内が慢性的に刺激を受け続けることで発症している場合には、その原因となる物質を除去し、経過観察を行います。咬合調整もここにはいるのではないでしようか？
入ると思います。ですが、ここで「急性単純性根尖性歯周炎」との診断が下ることはありません。
>急単Per（急性単純性根尖性歯周炎）は、歯髄が生きている場合があり、原因となる（物理的な）刺激を除くと回復することがある。
学問的にはそうなります。ですが先にも書いたように実際の臨床においては急性単純性根尖性歯周炎 との診断はまずつきません。何度も書きましたが臨床においては鑑別する術がないからです。
>>20
国家試験等の問題については臨床においては無意味と言っていいかと。学生時分にも明らかに不適切である、臨床に則していない問題を多々見つけ疑問に思っていましたが、教員からの回答は「国家試験的正解はこうである」とのことでした。実際の臨床においてはまるで違うと。
ですから、ここでその問題の解答を示すことに何ら意味がありませんし、解答を聞くことに何の意味があるのか理解できません。教科書的なことをお知りになりたいのであれば専門書をお読みいただければ解決するはずです。
私がこのコミュにて一般の方のご質問に答えているのはあくまで実際の治療や予防法などで不安を抱いている方へ少しでも情報提供できればとの思いからです。決して歯学部で行われている専門授業を行うためではありません。
申し訳ありませんがトピ主さんが何を不安に思い、どんな情報を求めているのかがいまだにわかりません。
治療した歯が痛くなった→根管治療を行った→本当に適切であったのか？もっとやりようがあったのでは？
ということでしょうか？だとしたらそれはネット上で判断できるものではありません。
>私の疑問はいくつかありますが、当面、「急性単純性根尖性歯周炎」 について、歯髄が生きている場合と抜髄のものと両方あるのではないかという疑問です。後者は明らかにあるので、前者があるかという問題です。
前者もありますよ、「学問的」にはね。
ですが実際の臨床でそれを確かめる術はありません。
理由は>>17、18 で書いたとおりです。
>上記で、「根尖性歯周炎・歯根膜炎」が一緒に成っていること。急単（炎症）ならば、炎症が軽い場合、歯根膜炎の治療には、消炎薬や抗菌薬を服用して炎症を抑えるなど薬物療法による歯髄の処置が行われますが、薬物療法で症状が改善されることがある。細菌感染ではなく、口腔内が慢性的に刺激を受け続けることで発症している場合には、その原因となる物質を除去し、経過観察を行います。咬合調整もここにはいるのではないでしようか？
入ると思います。ですが、ここで「急性単純性根尖性歯周炎」との診断が下ることはありません。
>急単Per（急性単純性根尖性歯周炎）は、歯髄が生きている場合があり、原因となる（物理的な）刺激を除くと回復することがある。
学問的にはそうなります。ですが先にも書いたように実際の臨床においては急性単純性根尖性歯周炎 との診断はまずつきません。何度も書きましたが臨床においては鑑別する術がないからです。
>>20
国家試験等の問題については臨床においては無意味と言っていいかと。学生時分にも明らかに不適切である、臨床に則していない問題を多々見つけ疑問に思っていましたが、教員からの回答は「国家試験的正解はこうである」とのことでした。実際の臨床においてはまるで違うと。
ですから、ここでその問題の解答を示すことに何ら意味がありませんし、解答を聞くことに何の意味があるのか理解できません。教科書的なことをお知りになりたいのであれば専門書をお読みいただければ解決するはずです。
私がこのコミュにて一般の方のご質問に答えているのはあくまで実際の治療や予防法などで不安を抱いている方へ少しでも情報提供できればとの思いからです。決して歯学部で行われている専門授業を行うためではありません。
申し訳ありませんがトピ主さんが何を不安に思い、どんな情報を求めているのかがいまだにわかりません。
治療した歯が痛くなった→根管治療を行った→本当に適切であったのか？もっとやりようがあったのでは？
ということでしょうか？だとしたらそれはネット上で判断できるものではありません。
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