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仁露館コミュの カマキリ三景(世界樹の迷宮SS)

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※カマキリ
 正式名称:全てを刈る影
 地下3Fに出没する激強FOE(普通に出没するモンスターとは別にマップ上で動いているフロア固定モンスター)地下三階の通称{絶望の〜}は彼の為にある。
 あらゆる人に「強いから」触らないようにと注意される程、私命名B3Fのオーパーツ。


第1景

 「奴が、アレか…」
ソードマンが傷だらけの剣を振り回ながら考えている。
「俺、さっき取ったスキル、試したいんだよね。」
「そんな腰が引けたまま言っても、意味がありませんよ?ヘタレ。」
「ヘタレちゃうわー!」

 リーダーであるメディックは、びびっているソードマンを放っておいてぼーっとしているアルケミに声をかけた。
「アルケミ、LPはまだある?」
「ん、余裕。」
「パラディンは?」
「ほとんど傷ついていないよ。LPも余裕。」
「にゃー!」
同意するようにレンジャーも答える。

「…よし!行こう!!」
これがそもそもの間違いだった。

全てを刈る影が現れた!!

前衛
    パラディン
後衛
メディック レンジャー アルケミ

「あれ?ソードマンはどこにゃー?」
皆のスピードを上げるスキルを唱えつつ、レンジャーが聞く。

「あそこ!」
敵を挑発しているパラディンをよそに、涼しい顔をしている巨大なカマキリの横で倒れているソードマン。

「にゃむー。」
「…そんな余裕、無い。」
2しかあげてない炎呪文が、敵を焦がす
人の腕ほどもある大きな鎌が、パラディンを狙う。

カィーン

 盾でうまく弾いた
が、顔が渋い。
「長くは持たない、早く!!」
LPが元々そんなに無い彼にとってこれはきつい戦いだ。
属性の無いレンジャーの攻撃はほとんど効いていない、アルケミだけが頼みの綱だ。

そしてそれすらも

「もう持たない、メディックお願い!」
「もうダメ、コレで売り切れ。」
「…弾切れ、もう撃てない。」
「にゃー」





マップを保存しますか?

コメント(2)

第2景

メディック「今度こそ遣れる!」
アルケミ「…魔法もレベル上げたし」
パラディン「フロントガードも取ったし!」
レンジャー「全体のレベルも上がったしにゃー」
ソードマン「攻撃力も上がったしな!」

「ってソードマン、DEF上げは?」
「いらん!」

「HPは?」
「当たらなければどうって事は(r」

「防御って知ってるにゃ?」
「知らん!」

「…『空気』ってどう読む?」
「からけ!」

 さて、逝って見ようか。



  一匹目をうまくやりすごすも、二匹目のカマキリに捕まるパーティー。
仕方がなく、戦闘に入る。

前衛
  パラディン ソードマン(瀕死)
後衛
メディック レンジャー アルケミスト

 「いきなりかい!」
「…まぁ、展開は読めるけどね。」
「あ、死んだにゃ。」
「くそっ、パリィだ!」

「やはり、ダメなのか!」
カマキリの大鎌は、パラディンのパリィをかいくぐり、彼の心臓を貫く。
倒れる彼の体に、メディックのキュア?もむなしく失敗する。

「次は私だ!」

 後衛の3人は死を覚悟した。
アルケミの最後のターン
「ファイヤ!」



 3人は、目の前に倒れている大きな消し炭を
ボロボロの体で、ただ眺めていた。
第3景

 「もう余裕だろ!4階の狼も倒せるし!」
「まぁ、何とかなるでしょ。」
「今までの敵! うをりゃああああああああああああああ!」

(数分後)

 無事、4人は経験値を貰ったそうだ。


 え?本当かって?
 みんな嘘だと良いんだけどネェ、残念ながら全部本当なんだよ。

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