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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュのイレネー記念【1】/結論

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帯広200(BG1)
3月5日 18:05発走


サンデーサイレンス―――
言わずと知れた、日本競馬の常識を次々と覆した歴史的大種牡馬である。
ノーザンファームを筆頭とする社台グループが、絶対王国としての地位を揺るぎないものにしたのは、ひとえにこのたった1頭の種牡馬による功績であると言っても過言ではないだろう。

1頭の馬の存在が、人間社会に大きな影響を及ぼした事例は、中央競馬に限った話ではない。
馬が人の生活とより密接に関わっていた1900年代初頭、遠くフランスの地より1頭のペルシュロン(※)が日本へ輸入された。

『イレネー』と名付けられた青毛に流星鼻白の2歳馬は、北海道の十勝種馬牧場で種牡馬として供給され、事故で死亡する1928年までの18年間で実に1074頭と交配。
597頭の産駒を世に送り出し、そのうち196頭が種牡馬としてイレネーの血を後世へ繋いでいく役割を担った。
その血脈は子から孫へと受け継がれ、大正時代から昭和初期にかけて十勝地方における馬産を大いに繁栄させたのである。

すべてのばん馬の開祖とも言うべき、大種牡馬イレネー。
その偉大なる功績を称え、2歳三冠の最後を飾る王者決定戦として、1969年に創設された伝統の一戦がこのイレネー記念だ。

※フランス原産の品種で、その馬格の大きさとパワーから、農耕馬や馬車馬として重用された。


■結論

無敗の絶対王者センゴクエースが、圧倒的な人気に応えて勝利した2015年。
10頭中8番人気の伏兵フウジンライデンが突き抜け、馬単49690円、3連単379610円の高配当を演出した2016年。
過去5年で1番人気が勝ったのはセンゴクエースのみで、人気薄の激走が目立つ波乱含みのレースである。

荒れる要因の一つとして、690キロの定量戦という点が挙げられよう。
明け3歳の若駒にとって、690キロは未知の重量。三冠最終戦にして、初めて経験する真の馬力勝負というわけだ。

一冠目のナナカマド賞を、6番人気の低評価ながら勝利したゴールデンフウジン。
その後は勝ち星がなく、北央産駒特別の2着以降は、すべて6着以下と不振が続いている。
底力はあるはずなので、あとはどこまで調子を取り戻せるかがポイントか。

二冠目のヤングチャンピオンシップ(以下ヤングCS)を制したホクショウムゲン。
デビューから7連勝で一冠目のナナカマド賞へ駒を進めてきた素質馬だが、圧倒的な1番人気に支持されたナナカマド賞は、勢いよく先行するも第二障害で膝を折ってしまい、まさかの8着惨敗。
直前の青雲賞を取り消した影響もあったのか、その次走も7着に敗れた。
そこから何とか立て直し、近5走はヤングCS1着を含めて【3.0.2.0】と安定している。
前走もハンデ差を考慮すれば悲観する内容ではなく、むしろ610キロを経験したことが逆に活きてきそうだ。

ナナカマド賞2着、ヤングCS3着と、大舞台で惜敗が続くジェイワン。
デビュー以降、着外に敗れたのは転厩初戦だった前々走だけで、あとは確実に馬券に絡んでいる。
どんな展開でも常に上位争いできる安定性を支えているのは、圧倒的とも言える障害力に他ならない。
これまでは今一つ決め手に欠けていたが、一気に重量が増えるここでこの馬の潜在能力が爆発する可能性は大いにあるだろう。

7番人気ながら、ヤングCSで2着に激走したカネサスペシャル。
その後は7、7、8、3、7着と、着順こそ振るわないが、着差自体は10秒前後の善戦が続いている。
3走前がゴールドインパクトから7.0秒差で8着、前々走がホクショウムゲンから8.7秒差で3着。
鞍上の大河原騎手は、連覇2回を含めて過去10年で5勝という実績の持ち主。
今回も能力さえ出し切ることができれば、馬券圏内好走も十分あり得る。

昨年同様、確たる主役不在の混戦模様で、なかなかに難解な一戦。
今日の馬場水分は、13時現在で1.4。比較的タフな馬場か。
未知なる690キロの定量戦。馬格を要するパワー勝負になれば、体重1トン未満の馬には厳しい戦いになりそうだが・・・

本命は、ウンカイタイショウ。

父ウンカイは、2008年の牝馬三冠を制覇したニシキエースを皮切りに、フジダイビクトリー、オレノココロ、コウシュハウンカイ、そしてセンゴクエースと、毎年のように世代を代表する名馬を輩出している名種牡馬。
重賞未経験、940キロにも満たない小柄な馬体など、懸念材料はいくつかあるが、大種牡馬イレネーの名を冠したレースということで、父の血に眠る底力を信じてこの馬から勝負したい。
遅れてきた大器が、一気に世代の頂点まで上り詰める。


◎ウンカイタイショウ

コメント(1)

堅い!
定量戦で馬場がタフだと、やはり力通りに決まるんですね。

しかし、上位2頭は強かった。
690キロを背負っているとは思えない登坂力と切れ。
今後も活躍が期待できる内容でした。
ウンカイタイショウも、これから馬体が成長してくれば、まだまだ伸びしろがあると思います。

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