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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュのアイビスSD【1】/結論

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■過去の傾向

[全体ラップ]
06年 11.8−10.2−10.8−10.3−12.6 0.55.7 良
07年 11.9−09.9−10.7−10.5−12.1 0.55.1 重
08年 11.8−09.9−10.4−10.5−11.6 0.54.2 良
09年 11.9−10.2−11.0−10.3−12.8 0.56.2 重
10年 11.6−09.9−10.3−10.1−12.0 0.53.9 良
11年 11.8−10.0−10.5−10.0−11.5 0.53.8 良
12年 11.6−09.9−10.6−10.2−11.9 0.54.2 良
13年 11.9−10.4−10.6−10.3−11.0 0.54.2 良
14年 11.6−10.1−10.5−10.5−11.6 0.54.3 良
15年 12.1−10.0−10.4−10.1−11.5 0.54.1 良

アイビスサマーダッシュが、2回新潟の開幕週(7月下旬)に移行してから、今年で11年目を迎える。
かつては連続開催となる3回4日目に行われていたので、馬場の内側は荒れ放題となっており、無傷に近い外ラチ沿いを走れる外枠が圧倒的に有利であった。
開催日程が1ヶ月ほど前倒しとなり、枠順のバイアスも少し変化するかと思われていたが、蓋を開けてみれば06年以降も相変わらず外枠の好走率が高いようだ。

[3着以内馬の斤量]
06年 51.0 → 51.0 → 54.0
07年 54.0 → 56.0 → 51.0
08年 54.0 → 57.0 → 53.0
09年 55.0 → 56.0 → 54.0
10年 54.0 → 56.0 → 56.0
11年 54.0 → 56.0 → 56.0
12年 56.0 → 56.0 → 55.0
13年 56.0 → 54.0 → 54.0
14年 56.0 → 51.0 → 56.0
15年 54.0 → 56.0 → 56.0

08、09年に連覇を果たしたカノヤザクラを筆頭に、ケイティラブ、エーシンヴァーゴウ、そして昨年のベルカントなど。
アイビスサマーダッシュは、とにかく牝馬の活躍が目立つレースだ。
過去11年のうち、牝馬の勝利は実に7回を数え、勝てなかった年も必ず1頭は馬券に絡んでいる。
その好走率は牡馬を大きく引き離し、特に3〜4歳の牝馬は連対率42.9%、複勝率57.1%の高アベレージ。
まさに『夏は牝馬』という格言通りの結果となっているのだが、何故ここまで牝馬の活躍が顕著かと言えば、やはり斤量面でのアドバンテージがあるからだろう。

[ラップの加減速]
06年 ▲1.6 − ▽0.6 − ▲0.5 − ▽2.3
07年 ▲2.0 − ▽0.8 − ▲0.2 − ▽1.6
08年 ▲1.9 − ▽0.5 − ▲0.1 − ▽1.1
09年 ▲1.7 − ▽0.8 − ▲0.7 − ▽2.5
10年 ▲1.7 − ▽0.4 − ▲0.2 − ▽1.9
11年 ▲1.8 − ▽0.5 − ▲0.5 − ▽1.5
12年 ▲1.7 − ▽0.7 − ▲0.4 − ▽1.7
13年 ▲1.5 − ▽0.2 − ▲0.3 − ▽0.7
14年 ▲1.5 − ▽0.4 − ◆0.0 − ▽1.1
15年 ▲1.1 − ▽0.4 − ▲0.3 − ▽1.4

新潟直千は、一直線のコースゆえに淡々とした持続ラップが刻まれる印象を抱いてしまうが、実は他のどのレースよりも急激な加速と減速が要求される。
上記は各ハロン間でどれだけラップが加速、あるいは減速したかを図式化したもので、▲が加速、▽が減速を表しているのだが、すべてアクセルとブレーキが交互に踏まれているのが分かるだろうか。
たとえ1000メートルの短距離戦とはいえ、1ハロン9〜10秒台という究極の高速ラップを5ハロンにわたって持続させることは厳しく、どこかで減速して息を入れる必要があるのだ。

まずは、テン1→2ハロン目の加速に注目してみた。
最速で2.0秒、遅くとも1.1秒の急加速ラップが刻まれているが、この数字はG1の高松宮記念やスプリンターズSのそれよりも速い。

急激な加速はスタミナを著しく消耗させる。
序盤で究極レベルの瞬発力が要求されたあと、残り800メートルを走破しなくてはいけない点に、このレースの過酷さが示されていると言えよう。
ハンデ差が最も影響するのは、瞬発力を駆使したときである。
ラップの緩急が激しいレースでは、それだけ重力負担を感じるポイントが多くなるため、斤量面で有利な牝馬が台頭しやすいのかもしれない。

[好走馬の馬体重]
11年 1着 464 2着 468 3着 488
12年 1着 532 2着 494 3着 470
13年 1着 480 2着 508 3着 478
14年 1着 484 2着 474 3着 480
15年 1着 488 2着 484 3着 494

過去5年の3着以内馬15頭中、馬体重が470キロを切っていたのは、わずか2頭。
コーナーリングを必要としない直線競馬なので、小柄な馬に優位性がある器用さよりも、豊富な筋肉から繰り出されるパワー溢れるスピードが求められるのかもしれない。
12年1人気10着ビウイッチアス(438キロ)をはじめ、460キロ未満の馬は上位人気に支持された実績馬でも4着が精一杯。
13年の覇者ハクサンムーンも、馬体重が460キロしかなかった12年は4着に敗退したが、480キロにビルドアップした13年は見事に逆襲を果たしている。
性別に関わらず、最低でも460キロ以上の馬格がないと厳しいだろう。

[好走馬の上がり]
11年 1着 31.8(1位) 2着 32.3(3位) 3着 32.4(4位)
12年 1着 32.2(1位) 2着 32.7(4位) 3着 32.4(3位)
13年 1着 31.9(1位) 2着 32.0(2位) 3着 32.3(4位)
14年 1着 31.9(2位) 2着 32.4(5位) 3着 32.1(3位)
15年 1着 31.9(1位) 2着 32.1(4位) 3着 31.8(1位)

過去5年で上がり最速馬は4勝。
唯一馬券圏外に敗れた14年も、上がり2位マークのセイコーライコウが勝利した。
このレースの上がり最速は31.8〜32.2秒なので、つまりはラスト3ハロンをそれぐらいのラップでまとめないと勝ち負けは厳しいことを意味している。
では、序盤のラップはどうか。

[勝ち馬の自身ラップ]
11年 22.0 → 31.8 0.53.8 エーシンヴァーゴウ
12年 22.0 → 32.2 0.54.2 パドトロワ
13年 22.3 → 31.9 0.54.2 ハクサンムーン
14年 22.4 → 31.9 0.54.3 セイコーライコウ
15年 22.2 → 31.9 0.54.1 ベルカント

過去5年の勝ち馬が自身で刻んだラップは上記の通り。
5頭すべて、前半の2ハロンを22.0〜22.4秒で走破し、なおかつメンバー上位の上がりでラスト3ハロンを駆け抜けている。
過去5年で刻まれた前半2ハロン通過の平均ラップが21.8秒なので、どの勝ち馬も序盤からそれなりのポジションを確保していたことが分かるだろう。
つまり、このレースにおける上がりの速さとは、どれだけ失速せずに1000メートルを走り抜いたか、という意味合いを含んでいるわけだ。



■結論

ざっと新潟千直の傾向を書いてきたが、今年は上位馬がやや抜けているように思う。
昨年より1キロ重い斤量を課せられるベルカントだが、実績、適性ともにこのメンバーが相手なら問題ないだろう。
ラチを頼って走るタイプなので、外枠からスムーズに外ラチ沿いを確保できた昨年と異なり、ラチが遠い内枠を引いてしまったことだけが唯一の不安材料か。

前脚が開いてしまっているため、コーナーリングが得意ではないプリンセスムーンは、まさに千直のために生まれてきたような馬。
しかし、前走の韋駄天Sで下したネロとは、今回斤量差が4.5キロから一気に2.0キロまで縮まる上、ネロは有利とされる大外枠を引き当てた。
少頭数ゆえに、他馬が早い段階から外へ切り込んでくるので、すんなり前へ行けないと進路を塞がれてしまう可能性もあるが、57.5キロを背負って3番手をキープできた韋駄天Sを思えばそれほど懸念する必要もない。

54秒台前半の持ち時計があるし、今年はこの3頭の争いになると見てまず間違いないだろう。
確実に当てにいくのなら、この3頭のいずれかを軸として馬券を組み立てるのが最も無難である。
ローズミラクルやブライトチェリー、フレイムヘイロー、アースソニックなど、他の千直経験馬はそれなりの着順には来るだろうが、上位3頭を負かすところまではイメージしにくい。
このメンバーでまさかの一発逆転があるとすれば、まだ千直を走ったことがない未知の適性を秘めた馬だ。


本命は、サトノデプロマット。


本質的にダート向きの馬で、新潟の軽いスピード勝負では手が出しにくいタイプ。
しかし、昨年春の船橋Sでは、テンの2ハロン通過22.4秒、3ハロン通過33.4秒の流れですんなり2番手につけ、同斤57.0キロでネロを競り落としている。
勝ちタイムは1分07秒4、1000メートル通過が55秒7。
コーナーリングがあるレースで、残り1ハロンを残しながら1000メートルをこの時計で駆け抜けたのなら、千直を全力疾走すればあと1秒ちょっとは時計を短縮できるのではないか。

実際、芝1200メートルの持ち時計は、ベルカントの1分07秒3(55.5キロ)、ネロの1分07秒4(56.0キロ)に匹敵する数字。
今まで調教でしかつけていなかったブリンカーを、今回は実戦でも装着するとのこと。
初千直、初ブリンカーで一発を狙う。


◎サトノデプロマット

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