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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュの東京優駿【1】/結論

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いやぁ、僕なんか毎週のように高い金を出して、数字が書かれた紙屑を買ってるからね。
競馬の必勝法なんてものがあるんなら、こっちが教えてもらいたいぐらいだよ。
まぁ、一つだけアドバイスできるとすれば、やっぱりウオッカかな。

もう9年も前になるのかぁ。
これから先、君も競馬歴十年以上のオールドファンとたくさん知り合うだろうけど、あのときのダービーでウオッカを本命にしたって言う人の話には、たぶん耳を傾ける価値があると思うよ。
僕はできなかったからね。

単勝3番人気、配当は10倍ぐらいだったかな?
でもね、人気とか配当じゃないんだよ、あのときのダービーは。
あそこでウオッカに◎を打てるかどうか。その意味が大きかったんだよなぁ。

毎週馬券で負けてる僕だけど、競馬で後悔したことはほとんどない。
結婚資金を二日で溶かしたことも、今となっては笑い話だよ。
でも、あのときウオッカを本命にできなかったことは、未だにちょっと悔やまれるね。

馬券で負けたにも関わらず、いつまでも心に刺さったままのレースなんてそうそうないよ。
それがダービーで良かったとも思うし、ダービーだったからこそ、今でもずっと忘れられないのかもしれない。
まぁ、ダービーっていうのは、そういうレースだってことだよね。



■皐月賞を分析する

[全体ラップ]
12.0−10.7−11.5−11.7−12.5−11.5−12.4−12.2−11.6−11.8

[着順と通過順]
1着 1.57.9(34.0/2位) 14-14-12-10 ディーマジェスティ
2着 1.58.1(33.9/1位) 17-17-15-13 マカヒキ
3着 1.58.3(34.8/3位) 08-08-09-05 サトノダイヤモンド
4着 1.58.4(35.5/6位) 05-06-06-03 エアスピネル
5着 1.58.4(36.1/9位) 02-02-01-01 リオンディーズ
6着 1.58.6(36.0/8位) 05-03-02-02 マウントロブソン
7着 1.58.7(35.1/4位) 10-11-09-05 ナムラシングン
8着 1.59.1(35.4/5位) 10-10-11-05 ロードクエスト
9着 1.59.5(36.2/10位) 07-07-07-05 アドマイヤダイオウ
10着 1.59.6(35.7/7位) 10-11-12-13 ウムブルフ
11着 1.59.8(35.7/7位) 13-13-14-10 プロフェット
12着 1.59.9(35.7/7位) 15-15-15-15 ミライヘノツバサ
13着 2.00.0(35.7/7位) 15-16-17-16 ミッキーロケット
14着 2.00.3(35.7/7位) 18-18-18-16 トーアライジン
15着 2.00.5(37.2/11位) 08-08-07-05 ドレッドノータス
16着 2.01.0(38.2/12位) 03-03-04-03 ジョルジュサンク
17着 2.02.6(40.1/13位) 01-01-02-10 リスペクトアース
18着 2.03.2(40.5/14位) 03-03-04-18 アドマイヤモラール

回顧でも書いたが、今年の皐月賞で最初に目を引いたのは、上位2頭と3着以下の上がりの差である。
上がり最速のマカヒキが33.9秒、2位のディーマジェスティが34.0秒、3位のサトノダイヤモンドはそこから実に0.8秒差の34.8秒であった。
上がり3〜10位までの上がりタイム差は最大で0.3秒なので、いかに上位2頭だけが突き抜けた上がりをマークしていたかが分かるだろう。

上がりタイムというのは、文字通り末脚のスピードを意味しているが、その馬がどれぐらいの余力を残していたかも同時に示している。
ディープインパクトのように、他馬と同じぐらいスタミナを消耗していながら、他馬を大きく突き放す末脚を繰り出せる馬もいるが、そんな化け物が皐月賞で2頭も急に覚醒するような天変地異はまずない。
ディーマジェスティ、マカヒキ、サトノダイヤモンド、リオンディーズの4頭の能力がほぼ互角であるという前提で考えると、今年の皐月賞で異次元の上がりをマークした上位2頭は、それだけスタミナの消耗が少なかったということになるわけだ。

前半3ハロン通過34.2秒、5ハロン通過58.4秒。
5ハロン目で12.5秒までペースが緩んだ直後、6ハロン目で11.5秒と加速ラップが入る構成。
これは、2番手を追走していたリオンディーズが、逃げるリスペクトアースを捕まえに行ったためである。

勝利ジョッキーインタビューで、蛯名騎手は『(風が強くて)ペースが速いんだか遅いんだか分かりにくかった』というようなコメントをしていた。
おそらく、デムーロ騎手も同じことを感じていたであろう。
そこへさらに5ハロン目の急激なペースダウンが重なり、デムーロ騎手の体内時計を狂わせてしまったのかもしれない。

そのまま先頭に立ったリオンディーズは、次の7ハロン目で再び12.4秒までペースを落とし、ここで先行勢はわずかに息を入れた。
ナムラシングンが動き、サトノダイヤモンドが加速したのは、ちょうど7ハロン地点付近だったと思われる。
一番人気の仕掛けに呼応するような形で、最後方待機のマカヒキやディーマジェスティを含めた中団以降が、ここで一気に動く。

ディーマジェスティの蛯名騎手は、3コーナーからしきりに手を動かしていたが、これは共同通信杯のときも同じだった。
とにかくこの馬はエンジンのかかりが遅く、3コーナー付近から仕掛けても、ギアがトップに入るのはいつも残り200〜300メートル地点である。
一度トップスピードに乗ってしまえば、長くその脚を持続させることができるのだが、ゴーサインを出してからそこへ至るまでに要する時間がすこぶる長いのだ。

レースにおいて、このズブさは致命的なビハインドでしかないのだが、今回の皐月賞ではこの欠点に救われた。
もし、ディーマジェスティが蛯名騎手のゴーサインに瞬時に反応してしまっていたら、早い段階でサトノダイヤモンドを捉えることはできただろうが、ゴール前でまとめてマカヒキの餌食になっていただろう。
じわじわとしか加速できないタイプだったがゆえに、ディーマジェスティはサトノダイヤモンドの早仕掛けに付き合わずに済んだのである。

サトノダイヤモンドが動いたとき、リオンディーズを含めた先頭集団はペースを落として息を入れていた。
つまり、今年の皐月賞を大雑把に分解すると、序盤から中盤にかけてのハイペースで先頭集団が消耗し、サトノダイヤモンドが動いた3〜4コーナーで中団グループが消耗し、そのどちらにも参加しなかったディーマジェスティとマカヒキが最後の最後で突き抜けた、というのが私の見解だ。

1200メートル通過1分09秒9というハイペースに加えて、この日は向こう正面で激しい向かい風が吹いていた。
その強風を正面で受けながら、高速ラップを刻み続けた先頭集団の消耗度たるや並大抵ではなかったろう。
いかに仕掛けが早かったからと言って、中団を追走していたグループの消耗度が、先頭集団のそれとイコールになるとは考えにくい。

前半3ハロンを34.6秒(自身ラップ)で通過し、ペースが緩んだ5ハロン目で加速して先頭に立ったリオンディーズが息を入れたのは、7〜8ハロン目の12.4−12.2だけ。
それでいて、2着のマカヒキから0.3秒差、サトノダイヤモンドからわずか半馬身差である。
この驚異的な持久力と底力を最大限に活かすような展開を、その気になれば自ら作り出せる点はこの上なき大きなアドバンテージとなるだろう。

しかし、競馬における消耗は時計の数字だけでは計り知れない。
休養明けで完調手前の仕上がりながら、1番人気に支持されてしまったサトノダイヤモンド。
鞍上のルメール騎手は、この前週に行われた桜花賞で圧倒的1番人気のメジャーエンブレムを4着に敗退させている。
人馬ともに嫌な重圧の中での競馬となった上に、直線での不利が重なりながら、マカヒキ、ディーマジェスティに次ぐ上がり3位マークの3着確保は優秀。
終盤の仕掛け合いで最も長くいい脚を使っていたのはサトノダイヤモンドだし、何より皐月賞からの上積みが一番大きいのは間違いなくこの馬だ。
正直なところ、皐月賞が終わった時点でダービーを勝つのはサトノダイヤモンドだと直感的に思ったし、今でもそれは揺るがない。

マカヒキは、切れ味だけなら世代随一だろうが、切れるがゆえに使える脚の滞空時間はそれほど長くないように感じる。
ギリギリまで脚を溜めないと爆発力を最大限に引き出せないとすれば、どうしても展開頼みとなってしまう。
この馬の切れ脚なら、どんな展開でも上位に浮上してくるだろうが、今回もわずかに届かず・・・という結末になる可能性は大いにあるだろう。



■結論

思い出のダービーはいろいろあるが、馬券を当てたダービーで印象深いのはロジユニヴァースのときだ。
1枠を引き当てたことや、皐月賞を惨敗したにも関わらず2番人気に支持されたこと、さらにはレース直前に振り出した土砂降りの雨など。
あのときは、すべての事象が横山典騎手をダービージョッキーにする方向へ流れているように感じた。

しかし、私が◎を打ったのは横山典騎手ではなく、武豊騎手のリーチザクラウン。
横山典騎手がダービー初制覇を果たすなら、2着には武豊騎手がいてほしいと思ったからである。

ディーマジェスティが、1枠を引き当てた。
過去のデータを振り返るまでもなく、前述のロジユニヴァースやディープスカイ、キズナやワンアンドオンリーなど、ダービーは1枠の勝率が抜群に高い。
競馬ファンもそれをよく知っているのか、前日発売でディーマジェスティが1番人気に支持されている。

しかし、ディーマジェスティにとって、最内枠は決して好枠とは言えない。
皐月賞の分析でも書いた通り、この馬はとにかくエンジンのかかりが遅く、直線の長い府中でも3コーナーから仕掛ける必要がある。
10頭立ての共同通信杯は、難なくインから抜け出すことができたが、今回はフルゲート18頭。
反応の鈍いこの馬が、ゴチャつく馬混みを器用に捌けるはずもなく、スムーズに加速させるためには3コーナーで外へ持ち出すしかない。

18頭が一気にダンゴ状態となる勝負どころで外を回すとなれば、致命的な距離ロスを強いられることになるだろうが、それでも外へ出せればまだいいほうだ。
1番人気の今回は、他馬のマークも皐月賞とは比べものにならないほど厳しくなる。
外への進路を塞がれたまま直線を向くようなことになれば、包まれたまま加速できずに終わってしまう可能性も決して低くはない。

ディーマジェスティにとって、1枠はむしろ鬼門。
それで1番人気の単勝3倍は、明らかにリスクが高い。
それでも、その困難や不利を跳ね返すだけの天運がこの馬にあれば、この枠からでも勝ち切ることができるだろう。
すべては神の思し召し・・・


本命は、ディーマジェスティ。


エルコンドルパサー、ナカヤマフェスタ。
2頭の凱旋門賞2着馬を育て、日本で最も凱旋門賞を知り尽くした名伯楽が、その先に見据えるものは当然あの場所だろう。

世界の舞台で喫した、二度の惜敗でともにコンビを組んだ蛯名騎手。
彼をダービーの栄冠へ導くのは、二ノ宮厩舎の馬こそ相応しい。

もし仮に、蛯名騎手がダービー初制覇を果たすとしたら、2着にはやはり同期の武豊騎手が最も絵になるか。
武豊騎手は、横山典騎手のときだけでなく、河内騎手のダービー制覇のときも2着にいた。
主役としてだけでなく、脇役としても輝かしい光彩を放つジョッキーである。

1番人気の単勝。
おそらく、ダービーでなければ絶対に買わない馬券だ。今日は配当度外視。
ディーマジェスティの単勝だけを握りしめて、第83回日本ダービーを存分に楽しみたいと思う。


◎ディーマジェスティ

コメント(10)

ウオッカを本命にできるのは素人かよっぽどひねくれたヤツだけだろうね。

デスティーノだよデスティーノ。
そうそう。デスティーノだよ。もしくはデストラーデね。

分かる?
>>[001]

あとは、自分勝手な解釈を殴り書きするだけなので、面白くないと思いますよ(笑)
勝つのは皐月賞組でしょうが、ヒモ荒れなら他路線組が波乱を演出するかもしれませんね。
>>[002]

てことは、あのダービーでウオッカに◎を打てなかった私は、案外素直な性格ということですかね?(笑)

>>[003]

分かんなーい。
西武ライオンズの人?
同じく◎ディーマジェスティです。
でも・・フェノーメノ、イスラボニータに続かないか心配も。

負かすなら別路線からスマートオーディンかなと。
>>[007]

不安要素も少なくないので、悩みますよね。
先ほど行われた、ダービーと同距離の青嵐賞。
1枠1番のゴールドメインは、ディーマジェスティと同じ生産牧場、同じ馬主でした。結果は6着。
また不安要素が増えましたね(笑)
えびな・・・残念・・・
ほんとに残念。

結果的には、皐月賞の2着⇒3着⇒1着⇒4着⇒5着でしたね。

にしても、マカヒキはディーマジェスティーにしか負けてないし、サトノダイヤモンドは
マカヒキとディーマジェスティーにしか負けてないし、勝負付け済んでるかもですが、
リオンディーズとエアスピネルもこの辺の馬にしか負けてなくて、ほんとに今後も楽しみです。
>>[009]

蛯名騎手、またしても・・・でしたねぇ。
戦前から囁かれてましたが、どうやら体調もあまり良くなかったようで。

昨年は、福永騎手の初ダービー制覇に5万を貼り、今年は蛯名騎手の夢に1万を貼って散りました。
来年も有力馬に乗って参戦するようなら、彼らの悲願を馬券にしたいと思います(笑)

終わってみれば、皐月賞上位馬がそのままダービーでも掲示板を独占。
秋にはそれぞれ路線がバラけそうな顔触れではありますが、これからの活躍が楽しみな世代ですね。
夏に頭角を現す新興勢力の出現にも期待したいです。

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