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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュの高松宮記念【2】/前哨戦のレベルと人気馬の不安点

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◆オーシャンS

34.1 → 34.8 1.08.9【±0.0】 オーシャンS
34.0 → 34.9 1.08.9【±0.0】 房総特別(古馬1000万下)

比較レースは、翌日に行われた古馬1000万クラスの房総特別。
だが、房総特別2着リッターヴォルトは次走の須磨特別(阪神芝1400)で0.3秒差5着、3着ゴッドスマイルユーも同じく須磨特別で0.5秒差11着、5着クインズプレイヤーが鈴鹿特別(中京芝1200)で0.8秒差8着に敗退と、メンバーのレベルは決して高くはない。
オーシャンSは、その房総特別と前後半のラップ、走破タイムともにほとんど同じ数字。レベルは決して高くない。

1着 34.4 → 34.5 1.08.9 04-04 プレミアムボックス
2着 34.1 → 34.8 1.08.9 01-01 エムオーウイナー
3着 34.3 → 34.6 1.08.9 02-02 ナカヤマパラダイス

1着 34.5 → 34.4 1.08.9 06-06 ソルジャーズソング
2着 34.2 → 34.8 1.09.0 02-04 リッターヴォルト
3着 34.9 → 34.3 1.09.2 11-10 ゴッドスマイルユー

前半3ハロン34.4秒のプレミアムボックスに対して、34.5秒のソルジャーズソング。
上がりもまた0.1秒差で、走破タイム、通過順位もほとんど同じだ。
また、2着に逃げ粘ったエムオーウイナーも、リッターヴォルトとほとんど同じラップを刻んでいる。

スタートの不手際によって後方待機馬のほとんどが出遅れるという事態に陥り、前に行った馬にとっては絶好の展開となった。
プレミアムボックスは、かつて57キロを背負って1分07秒台の時計を出したこともあるので、未だ侮れない存在ではあるが、オーシャンSで示したレベルは時計的にもメンバー的にも平凡だ。

2007年
33.5 → 34.7 1.08.2【−0.7】 オーシャンS
33.4 → 35.6 1.09.0【−0.7】 房総特別(古馬1000万下)

では、昨年のオーシャンSと比べて、今年の時計レベルはどうだったのだろうか。
昨年は、今年より0.7秒早い馬場で、勝ち時計が0.7秒差。実質の時計レベルは互角。
だが、昨年のオーシャンSは房総特別より勝ちタイムで0.8秒早い時計をマークしていた。
昨年の房総特別の出走馬で、1000万クラスを勝ち上がったのは1位入線(降着により3着)のナイトアットオペラのみ。
メンバー的には、今年と同じようなレベルだ。

前半3ハロン通過がほぼ同じで、上がりが0.9秒早いということは、単純にスピードの持続力の差がはっきり出た結果と言える。
昨年のオーシャンS組は、勝ち馬アイルラヴァゲイン、3着馬シルヴァーゼットが不出走。
2着馬サチノスイーティーは高松宮記念で14着、4着馬スピニングノアールも12着に惨敗した。
古馬1000万クラスに時計レベルで大きく上回った昨年でさえ、本番ではこの程度の結果しか残せなかったのだから、古馬1000万クラスと互角程度の時計だった今年のメンバーが巻き返せるというと・・・。

スタートで1馬身出遅れたうえ、前残りの展開に見せ場なく沈んだキョウワロアリング、リキサンファイターはどうか。
展開に左右される面はあるものの、前半で早いラップが刻まれ、なおかつ仕掛けが前倒しになりやすい中京芝1200なら、突き抜ける可能性はある・・・かもしれない。



◆シルクロードS

33.7 → 35.4 1.09.1【+1.3】 シルクロードS
34.7 → 34.6 1.09.3【+0.8】 山城S(古馬準OP)

比較レースは、前日に行われた古馬準オープンの山城S。
山城Sを勝ったプレミアムボックスは、その次走のオーシャンSを制して重賞馬となったが、先に書いたように今年のオーシャンSは古馬1000万クラスの時計レベルでしかなく、評価が微妙なところだ。
山城S2着のビッグジェムが、この2走後(次走はダートだった)のトリトンS(中京芝1200)で1.0秒差12着に惨敗。
3着馬ニシノプライドも同じくトリトンSで0.3秒差4着、5着馬コンゴウリュウオーが韓国馬事会杯で1.1秒差7着など、メンバーのレベルもパッとしない。
勝ち時計は0.2秒差だが、馬場差補正値がおよそ0.5秒ほど差があるので、事実上0.7秒近い時計差があったことになるのだが・・・。

シルクロードS
1着 35.1 → 34.0 1.09.1 15-12 ファイングレイン
2着 34.6 → 34.7 1.09.3 08-09 コパノフウジン
3着 34.7 → 34.6 1.09.3 10-10 ステキシンスケクン
4着 35.1 → 34.4 1.09.5 13-15 リキアイタイカン
10着 33.7 → 36.3 1.10.0 01-01 アストンマーチャン

山城S
1着 35.5 → 33.8 1.09.3 06-05 プレミアムボックス
2着 35.1 → 34.3 1.09.4 02-02 ビッグジェム
3着 34.7 → 34.8 1.09.5 01-01 ニシノプライド
同着 35.3 → 34.2 1.09.5 03-03 エアニックス

上表は、シルクロードSと山城S出走馬の、時計を比較したもの。
左から、着順、自身ラップ、走破タイム、通過順位、馬名を表している。

後方待機勢が台頭したシルクロードSに対して、1〜6着までが4角5番手以内の前残りとなった山城S。
上位4頭が示した自身ラップは両レースともほとんど差がないのに、通過順位がまるで違う。
山城Sを勝ったプレミアムボックスは、16頭立て5〜6番手の好位からの競馬だったが、前半で刻んだ自身ラップ35.5秒は、シルクロードSで15番手だったファイングレインよりも遅い。
2着馬ビッグジェムが、ファイングレインと同じ35.1秒なのだから、いかに山城Sが前に有利な流れだったかが分かるというものだ。

その山城Sよりも、0.5秒時計が出にくい馬場で行われたにも関わらず、シルクロードSを逃げたアストンマーチャンがマークした前半3ハロン通過は33.7秒。
2番手追走のテイエムノブシオーが33.9秒、3番手のダイワメンフィスが34.1秒、3〜5番手のペールギュント、アイルラヴァゲイン、クールシャローンが34.2秒だから、先行勢が総崩れになったのも当然の結果であろう。
つまり、シルクロードSは差し追い込み馬が圧倒的有利な展開であったということ。
馬場差込みで、古馬準オープンの勝ちタイムを0.7秒突き放しはしたが、どちらのレースも上位に入ったのは展開の恩恵が大きかった馬ばかり。
視覚的に派手な末脚で差し切ったファイングレインではあるが、本番で人気を背負うようなら危険な1頭かもしれない。
この組で狙うとしたら、上位に入った後方待機勢よりも先行してバテた馬たちか。



◆阪急杯

34.7 → 34.6 1.20.7【−0.5】 阪急杯
34.3 → 35.8 1.21.7【−0.1】 うずしおS(古馬準OP)
34.1 → 36.0 1.21.8【−0.5】 仲春特別(古馬1000万下)

比較レースは、翌々週に行われた古馬準オープンのうずしおSと、翌週に行われた古馬1000万クラスの仲春特別。
うずしおSは1〜3番人気馬が総崩れとなる大波乱となったが、3着馬タニノハイクレアは次走のトリトンSを勝ち、フロックでないことを自ら示した。
一方の仲春特別は、1〜5番人気が揃って上位5着までを占め、5着馬コパノスケが次走の須磨特別を制したことで、準オープンに迫るレベルを実証。
阪急杯は、前半3ハロン通過タイムこそ3レースの中で最も遅かったものの、うずしおSより1.2秒も早い上がりで格の違いを見せ付けた。

1着 34.7 → 34.6 1.20.7 01-01 ローレルゲレイロ
2着 35.3 → 34.2 1.20.7 08-08 スズカフェニックス
5位 35.8 → 34.4 1.12.3 13-12 マルカフェニックス
5着 35.7 → 34.6 1.21.3 11-09 キンシャサノキセキ
11着 35.3 → 35.1 1.21.8 08-09 ペールギュント

昨年の阪急杯は、3着馬スズカフェニックスが本番を制し、勝ち馬プリサイスマシーンが本番でも3着に好走した。
その昨年よりわずか0.2秒差だった今年も、本番での最有力候補となるだろう。
実際、下馬評は阪急杯を経由したスズカフェニックス、ローレルゲレイロに注目が集まり、当日もこの2頭に人気が集中する模様。
果たして、今年の阪急杯上位馬はどれだけ信頼できるのだろうか。

スズカフェニックス
2007年 36.1 → 33.9 1.20.5 12-13 57.0キロ
2008年 35.3 → 34.2 1.20.7 08-08 59.0キロ

まず、1番人気になりそうなスズカフェニックス。
昨年は斤量57キロを背負い、1分20秒5の時計でタイム差なしの3着。
今年は昨年より2キロ重い59キロで、走破タイム1分20秒7であった。
単純に走破タイムが斤量分だけ劣った感じだが、重要なのは自身が刻んだラップである。

7ハロン戦とはいえ、3ハロン通過に36.1秒もかかった昨年の阪急杯。
このテンの遅さがネックとなり、究極のスプリント戦である高松宮記念の流れについていけないだろう、と予想したのが昨年の高松宮記念だった。
ところが、この馬は本番で34.3秒 → 34.6秒の好ラップを実現し、あっさり勝ってしまったのだ。
その昨年より2キロ重い斤量を背負って、昨年より約1秒早い35.3秒で前半を通過し、上がりも昨年と遜色ない34.2秒をマークできたということは、再び2キロ減の57キロに戻る本番で流れについていけない道理はどこにもないだろう。
不安があるとすれば、勝ったローレルゲレイロのほうだ。

33.9 → 34.7(34.2 → 35.2) 04-04 0.8秒差11着 53キロ キーンランド
34.4 → 34.6(34.4 → 34.8) 01-01 0.2秒差4着 56キロ 阪神カップ
34.7 → 34.6(34.7 → 34.6) 01-01 0.0秒先1着 57キロ 阪急杯

上表は、ローレルゲレイロが近走使った1200〜1400戦のラップ比較だ。
左から、レースラップ、自身ラップ、通過順位、着差と着順、斤量、レース名を表している。

ローレルゲレイロが、これまでに前半3ハロン通過のレースラップ33秒台を刻む流れを経験したのは、2歳時のラベンダー賞と昨年夏のキーンランドカップの2回しかない。
ラベンダー賞は格下相手に0.3秒差の3着、キーンランドカップも53キロの恵量で1番人気に支持されるも11着に惨敗した。
休養明けでダービーから一気に1200メートルもの距離短縮。仕方ない結果といえばそれまでだが、もしラップ適正に敗因があったとしたら?

前半3ハロン通過の自身ラップで、これまでにローレルゲレイロが最速をマークしたのは、キーンランドカップの34.2秒だ。
自らハナに立って理想的なラップが刻めた阪神C、阪急杯に対して、33.9秒の流れになったキーンランドCでは4番手が精一杯。
おそらく、この馬がテン3ハロンで刻める限界は34秒台前半ではあるまいか。それ以上早い時計を出すと、上がりの脚が鈍ると思われる。
キーンランドカップで、0.8秒差もつけられたということは、もしかすると34.2秒でさえ厳しいラップだったのかもしれない。

高松宮記念の過去8回の前半3ハロン通過平均タイムは33.2秒。なぜ、そうなるかという根拠も【1】で説明した通りだ。
直線に坂がない平坦コースだと先行馬が粘り切ってしまう恐れがある。さらに、小回りコースだと直線で前が塞がる可能性も騎手は考えるだろう。
ならば、できるだけ直線を向く前に先行集団を射程圏内に入れておきたいはずだ。
そのため、後方の馬たちは早めに仕掛けてくるのだが、それをよく知ってる先行勢は、勝負どころで差し馬に外からカブされるのを嫌い、やはりワンテンポ早く仕掛ける。
こうして、すべてが前倒しになっていく結果が、前半3ハロン33秒台のハイペースなのである。
そういうメカニズムを持った中京芝1200の頂上決戦だから、おそらく前半34秒台もかかる流れにはなるまい。

当コミュでは、以前から『自身が平均ラップを刻んで安定した成績を残せる馬は、距離とペースの融通性が高い』という持論を掲げており、ローレルゲレイロもこの法則通りのラップを刻んではいるのだが、前半33秒台の流れになってパフォーマンスを落とさず駆け抜けられるかと言うと・・・?
もちろん、昨年のスズカフェニックスのように、本番であっさりクリアしてしまうことは十分に考えられるだろう。
だが、当コミュでは今のところ、危険な人気馬という位置づけにしておきたい。

コメント(3)

キョウワロワリングなんですが、俺も買い目に入れようと思ってます。
ただ、ただ・・・・
Netkeibaを見る限り、

「15戦連続出遅れ」になってるんですよ^^;

出遅れクセがある馬になっちゃってるようです^^;

ただ、逆に考えると、それさえハマれば、来てもおかしくないという・・・

難しい馬ですねw


飯田親子の夢を乗せて・・・となるかどうか。
切るに切れない1頭でしょうね。

もしよければ検証をお願いしたい1頭がいます。
フサイチリシャールです。
福永でもないし、これまで散々期待を裏切っているこの馬ですが、今回、かなり気になってます。

・母父SS
・5歳馬
・前走より距離短縮
・前走阪急杯組

これまでの好走条件に全て当てはまる。しかも川田。
ローカルでのG1ならあってもおかしくない。
サンアディユの2着(2007スプリンターズs)もあり、この距離での不安要素も見当たらない。
昨年CBC賞は勝ち馬と0.5差だが斤量差は3kg。そう考えると軽視もできないと思ってます。
>ざっきーさん

私も最初は、キョウワロアリングが面白いと思っていたんですが、いかんせん発馬が良くないんですよね。
しかも、今年は先週からBコースに移って、内が例年ほど荒れていないため、内で脚色が鈍る先行馬を尻目に、外から差し馬が飛んでくるかどうか・・・。
ということで、私の頭の中はゴチャゴチャになってしまい、今のところまったくレースが見えてきません(笑)

キョウワロアリングは、昨年のビーナスライン的な存在として考えてます。
ビーナスラインは、4角最後方から直線一気で3着馬から0.1秒差4着なんですが・・・。

フサイチリシャール、確かにざっきーさんの強調材料を見ると軽視できませんね。
これから調べてみます。

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