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競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュの天皇賞(秋)【3】/前哨戦を分析する・1

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◆毎日王冠(東京芝1800/古馬混合G2)

45.9 − 57.5 → 46.7 − 34.8(34.0) 良

1着 1.44.2 34.0(1位) 10-09-08 8人気 チョウサン
2着 1.44.4 34.1(3位) 08-09-11 5人気 アグネスアーク
3着 1.44.5 34.8(8位) 02-03-02 1人気 ダイワメジャー

前半1000メートル通過57.5秒という、超ハイペースの流れを利して、伏兵チョウサンが直線一気でレコードV。
あのサイレンススズカが逃げ切ったハイレベルな1998年を、実に0.7秒も上回る破格の時計を示したわけだが、果たしてこの数字は信頼できるものなのだろうか?

2007年 1.20.9(46.5 → 34.4) 1.33.5(47.1 → 34.6) 1.46.8(48.1 → 34.5)
1998年 1.22.0(47.2 → 34.8) 1.34.6(47.0 → 35.3) 1.49.1(48.8 → 35.3) 

上表は、今年の4回東京開催と、1998年の4回東京開催で行われた、同条件のレースを比較したものである。
左から、1000万クラス芝1400メートル、500万クラス芝1600メートル、500万クラス芝1800メートル、500万クラス芝2000メートルの時計を並べてみた。
どのサンプルレースも、今年のほうが明らかに勝ち時計が早く、その時計差は1.1秒〜2.3秒。
前半4ハロン通過タイムを比べても分かる通り、大きなペース差がなかったにも関わらず、これだけ勝ちタイムに開きが生じるのは馬場差が原因。
仮に、サンプル3レース中2レースで生じた時計差1.1秒を補正値として、過去10年間に良馬場で行われた毎日王冠の勝ち時計を比較してみると・・・

2007年 1.45.3 良 チョウサン
2006年 1.45.5 良 ダイワメジャー
2001年 1.45.3 良 エイシンプレストン
2000年 1.46.1 良 トゥナンテ
1999年 1.45.8 良 グラスワンダー
1998年 1.44.9 良 サイレンススズカ

高速馬場の恩恵によってレコードを叩き出した今年も、補正値を通すとほぼ例年通りの走破タイムに落ち着く。
今年のダイワメジャーの走破タイムが、勝ち馬から0.3秒差だったことを考えると、ほぼ昨年と変わらない数字となる。
こうして並べてみても、やはり1998年の時計は別格だが、それ以外の年には大きく負けていない。
しかも、勝ち馬に名を連ねるのは、G1で好走歴のある馬ばかりだ。
時計補正によって、レコードタイムを大きく下回ってしまったものの、今年の毎日王冠が低レベルでないことは間違いないだろう。

その中にあって、3番手から前半1000メートルを58.3秒で通過し、34.8秒の上がりを見せたダイワメジャー。
サンプル3レースの、前半4ハロンの平均時計差が約0.4秒、上がりの平均時計差が約0.6秒なので、これをそのまま補正値としてダイワのラップに修正を加える。

2007年 58.7 → 35.4(補正済)
2006年 59.0 → 34.5

上表は、今年と昨年の毎日王冠でダイワメジャーが計時した前半1000メートル通過タイム、上がり3ハロンを示している。
前半わずか0.3秒差しかなかったにも関わらず、上がりが0.9秒も遅かった今年のダイワメジャー。
やはり、衰えは否めないのだろうか?
ただ、ダイワメジャーは昨年の毎日王冠、天皇賞(秋)でもそうだったが、並んだときの化け物じみた根性は、数字では表わせない部分でもある。
今年の毎日王冠のように、並ぶ間もなくかわされるような展開になってしまっては持ち前の根性も出る幕がないが、道中のペースがもう少し落ち着いて直線で競り合う形になれば、まだ一線級と渡り合える粘り強さは健在ではあるまいか。

では、そのダイワメジャーを差し切った上位2頭や、その他の馬たちはどうだろう。
ダイワのときと同様に、両馬の前半と上がりのラップに補正を加えてみた。

59.2 → 34.6 10-09-08 チョウサン
59.2 → 34.7 08-09-11 アグネスアーク
58.7 → 35.4 02-03-02 ダイワメジャー
59.0 → 35.3 05-06-04 ブライトトゥモロー
59.0 → 35.3 06-06-08 エイシンデピュティ

上位2頭の3角〜4角の位置関係が示す通り、第3コーナーから徐々に前へ押し上げたチョウサンに対し、アグネスアークは直線まで仕掛けを待った。
それでいて、上がりはチョウサンのほうが0.1秒上回ったのは、アグネスが直線で外に持ち出した分のロスもあっただろうが、ゴール板を通過したあとも両者の差がそれほど詰まっていないのを見ても、直線での脚色は互角だったと思われる。
と言うことは、末脚の持続力はアグネスアークよりチョウサンのほうが上?

これは、5着馬ブライトトゥモローとエイシンデピュティにも当てはまり、3〜4コーナーで位置取りを上げてきたブライトトゥモローに対して、いったん下げて脚を貯金したエイシンデピュティ。
にも関わらず、上がりが同じ35.3秒ということは、やはりブライトトゥモローのほうが長くいい脚を使うことができるのだろう。
ただし、毎日王冠の予想トピックでも書いた通り、エイシンデピュティはどちらかと言うと時計のかかる馬場のほうが得意な馬。
高速馬場で持ち味が活きるブライトトゥモローに対して、同じようなラップを刻んでの0.3秒差なら、むしろ価値のある数字と言えるかもしれない。
もし雨が降って馬場が渋るようなら、毎日王冠から条件が一気に好転するエイシンデピュティは、最も警戒が必要な伏兵となり得る。

いずれにせよ、過去10年間の毎日王冠で、4角8番手以降から差して連対した馬はテレグノシス、ロサードしかいない。
前残りで決着するケースが多い開幕週の毎日王冠にあって、差し馬のワンツーはまさに異例中の異例。
それだけ今年は特殊なペースだったことを意味しているが、だからこそ先行馬で最先着を果たしたダイワメジャーの評価を、当欄は強く推したいと思う。



◆オールカマー(中山芝2200/古馬混合G2)

48.8 − 61.0 → 47.1 − 35.3(34.4) 良

1着 2.12.5 34.8(3位) 08-08-05-02 1人気 マツリダゴッホ
2着 2.12.6 35.1(6位) 04-04-03-01 5人気 シルクネクサス
3着 2.13.0 34.4(1位) 13-14-13-08 7人気 エリモハリアー

春のAJCCの勝ち馬マツリダゴッホが、得意とする同舞台で2つ目の重賞Vを果たした。
中山では無類の強さを誇る当馬だが、左回りは青葉賞で1.1秒差の4着、白百合Sで0.4秒差の7着と、結果を出せていない。
果たして、府中2000の持久戦に対する適正はどうなのだろうか?
菊花賞のときにも検証したが、改めてオールカマーで刻まれたラップタイムを見てほしい。

12.6 − 11.5 − 12.4 − 12.3 − 12.2 − 12.6 − 11.8 − 11.8 − 11.3 − 11.4 − 12.6

特筆すべきは、後半5ハロンの厳しいラップだ。
前半5ハロンとは打って変わって、最後の1ハロン以外すべて11秒台を刻んでいる。
中山の外回りで、ラスト5ハロン(残り1000メートル)の位置といえば、まだ向こう正面である。
第3コーナーにも差しかかっていないうちから、ラップタイムが12.6秒から11.8秒にまで加速し、そのまま約800メートルの間、11.8 − 11.3 − 11.4 という激流が続いた。
1000メートル通過61.0秒という落ち着いたペースにも関わらず、先行馬3頭が4コーナーを待たずしてズルズル後退していったのは、この後半5ハロンの過酷な流れに起因している。

ここでマツリダゴッホの通過順位に注目してもらいたい。
第1、2コーナーを回る時点では8番手にいたマツリダだが、3コーナーで5番手、4コーナーではすでに2番手の位置まで上がってきていた。
つまり、マツリダはこの過酷な後半5ハロンの急流に合わせて、自身も加速し続けていたのだ。
これを東京コースに置き換えると、このときのマツリダは第3コーナー手前から直線の坂を上がるまで、一度もペースダウンしていなかったことになる。
この長時間にわたる無酸素運動は、まさに天皇賞で問われる資質に合致。

さらに、マツリダゴッホがこれまで敗退してきた左回り2レースは、ともにコーナーを4つ回るコース。
3回のコーナリングで済む府中2000なら、その欠点はいくらか緩和されるに違いない。
もっとも、その左回り2レースにしても、青葉賞はアドマイヤメインが2着以下を4馬身(0.7秒差)千切ったレースだったし、白百合Sではエリモエクスパイアに先着、ソリッドプラチナムから0.4秒差と健闘しているなら、それほど苦手というわけでもなさそうだ。
左回りが決して苦手ではなく、上がりで長くいい脚が使えるとなれば、マツリダゴッホこそ今回最大の惑星となりそうなのだが・・・?

同様に、左回り成績【0105】と芳しくないシルクネクサスも、それさえ度外視できれば、先行して0.1秒差の2着に粘った点からも再評価できるだろう。

コメント(3)

>ダイワメジャーの評価を、当欄は強く推したいと思う。

毎回ですが・・・自分も強く推しますw

今日枠順の発表でしたが・・・

サムソンが1番。ダイワは外。

どうなるのでしょう。。
追記。

去年のダイワメジャー7枠14番。

今年もダイワメジャー7枠14番。

こ、これは!!
ダイワは昨年も7枠から勝ってますからね。
枠順は問題ないと思いますよ。

昨年、2枠3番のサクラメガワンダーが、スタート直後のコーナーで外から被される不利を受けました。
府中2000は、スタート後の距離ロスを少しでもなくそうとするあまり、先行馬は過剰に内へ切り込んでくるんですよね。
なので内枠すぎてしまうと、よほどのダッシュ力がない限り、決して有利な枠とは言えないと思います。

今回、ダイワの明暗を分けるのは、枠よりも天候でしょう。
できれば良馬場で高速決着となったほうが向いてると思われますからね。
ダイワにとっては、競走能力以上に持って生まれた運気が試される一戦になりそうです。

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