ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

競馬・ダメ予想家のダメダメ理論コミュの天皇賞(秋)【1】/過去10年を分析する

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
■過去10年のラップを分析する■

1996年 12.8 12.1 11.4 11.9 12.1 11.8 11.9 11.7 11.0 12.0 1.58.7 良
1997年 13.0 10.9 11.2 11.4 12.0 12.1 12.4 12.4 12.0 11.6 1.59.0 良
1998年 13.0 10.9 10.7 11.2 11.6 12.0 13.4 12.9 11.2 12.4 1.59.3 良
1999年 12.8 11.4 10.8 11.5 11.5 11.9 11.8 12.2 11.8 12.3 1.58.0 良
2000年 13.5 11.6 11.7 11.4 11.5 11.9 12.0 12.9 11.4 12.0 1.59.9 重
2001年 13.6 12.1 12.2 12.2 12.1 12.0 11.9 12.0 11.5 12.4 2.02.0 重
2003年 12.5 10.9 10.5 11.1 11.9 11.8 12.2 12.0 13.2 11.9 1.58.0 良
2004年 12.6 11.4 11.8 12.2 12.1 11.8 11.9 11.4 11.4 12.3 1.58.9 稍
2005年 13.4 11.5 12.1 12.5 12.9 12.3 11.8 11.0 11.2 11.4 2.00.1 良
2006年 12.8 11.3 11.3 11.4 12.0 12.1 12.3 11.9 11.2 12.5 1.58.8 良

スタートからバックストレッチに入るまで、ゆるやかなカーブが約400メートル続く。
最初の1ハロン目は、例年12秒台後半〜13秒台前半でスタートし、次の2ハロン目で11.0秒前後のラップを計時。
向こう正面に入って先行争いが落ち着いたあとも、平均11秒台のラップを連発したまま、ペースが落ちることなく第3コーナーへ。

先行勢はここでひと息入れたいところではあるが、後続が徐々に差を詰めてくるせいか、コーナーに差し掛かってラップが急激に落ち込んでいるのは、1998年の11.6秒 → 12.0秒 → 13.4秒(この年は逃げていたサイレンスズズカが第4コーナーで競争中止)だけで、他はどの年も一定のペースを維持したまま3〜4コーナーを通過している。

そして最後の直線。さすがに厳しいラップを刻み続けているため、坂を上がってから一気にペースダウンするケースが多い。
例外は2003年の13.2秒 → 11.9秒だが、最後の1ハロンで再びラップを盛り返したのは、勝ち馬シンボリクリスエスがちょうど残り200メートル地点で、逃げるローエングリンを呑み込み、そのままゴールまで突き放したためだ。

スタート直後のカーブで先行争いに入り、その後もコーナーが2つしかないことから、息を入れる機会がほとんどない。
終始早いペースが継続するため、最後の1ハロンは概ねどの年もラップが急激に落ち込んでおり、全馬が全力を尽くしたことを如実に表している。
したがって、上がりが極端に早くなることはほとんどなく、直線の攻防は切れ味よりも末脚の持久性が絶対不可欠。
これが、天皇賞・秋の舞台となる、東京芝2000メートルのメカニズムである。
より分かりやすく解析するために、ラップを少しまとめてみたい。

1996年 48.2 − 60.3 → 46.6 − 34.7(34.1) 良
1997年 46.5 − 58.5 → 48.4 − 36.0(34.7) 良
1998年 45.8 − 57.4 → 49.9 − 36.5(35.0) 良
1999年 46.5 − 58.0 → 48.1 − 36.3(34.5) 良
2000年 48.2 − 59.7 → 48.3 − 36.3(35.3) 重
2001年 50.1 − 62.2 → 47.8 − 35.9(35.4) 重
2003年 45.0 − 56.9 → 49.3 − 37.1(33.1) 良
2004年 48.0 − 60.1 → 47.0 − 35.1(34.4) 稍重
2005年 49.5 − 62.4 → 45.4 − 33.6(32.6) 良
2006年 46.8 − 58.8 → 47.9 − 35.6(34.2) 良 

上表は、過去10年の天皇賞・秋のラップ比較である。
左から、前半4ハロン、1000メートル通過、後半4ハロン、上がり3ハロン、そして( )内は最速上がりタイムを表している。

1000メートル通過が59秒を切ることはザラで、良馬場なら57秒台、場合によっては57秒を切ることさえある。
それほど、先行勢が競り合っていたのかと言うとそうではなく、向こう正面に入る頃には隊列は落ち着いており、単騎逃げのまま突き放すケースがほとんど。
したがって、逃げ馬が少ないからといってペースが落ち着くとは限らず、むしろ逃げ先行馬が多いがために、互いに牽制し合ってペースが上がらないこともある。
ストーミーカフェ、タップダンスシチー、バランスオブゲーム、ダンスインザムードなど、強力な先行馬が揃った2005年がいい例だ。

スタートから厳しいラップを刻むため、当然上がりは全体的に遅く、レース上がりの平均は35.7秒、上がり最速の平均が34.3秒。
この数字は、鋭い決め手の持ち主でなくとも、十分勝ち負けに参加できることを意味している。
では、過去10年間に上位争いしてきた馬には、どのような資質があったのか、さらに細かく分析していこう。


■過去10年の上位馬を分析する■


1996年 良 17頭
1着 1.58.7 34.5(5位) 03-03-03 3人気 バブルガムフェロー
2着 1.58.8 34.4(3位) 05-05-05 4人気 マヤノトップガン
3着 1.58.9 34.1(1位) 12-12-10 1人気 サクラローレル

1997年 良 16頭
1着 1.59.0 34.7(1位) 06-07-07 2人気 エアグルーヴ
2着 1.59.0 35.1(2位) 03-03-03 1人気 バブルガムフェロー
3着 1.59.9 35.6(4位) 06-08-07 3人気 ジェニュイン

1998年 良 12頭
1着 1.59.3 36.0(3位) 03-03-02 6人気 オフサイドトラップ
2着 1.59.5 36.0(4位) 04-04-04 4人気 ステイゴールド
3着 2.00.0 36.0(5位) 10-10-08 5人気 サンライズフラッグ

1999年 良 17頭
1着 1.58.0 34.5(1位) 14-14-12 4人気 スペシャルウィーク
2着 1.58.1 35.2(3位) 07-06-07 12人気 ステイゴールド
3着 1.58.2 35.6(9位) 05-05-04 5人気 エアジハード

2000年 重 16頭
1着 1.59.9 35.3(1位) 05-06-05 1人気 テイエムオペラオー
2着 2.00.3 35.9(8位) 02-03-03 2人気 メイショウドトウ
3着 2.00.4 36.0(9位) 02-03-03 5人気 トゥナンテ

2001年 重 13頭
1着 2.02.0 35.4(1位) 09-10-07 4人気 アグネスデジタル
2着 2.02.2 35.8(2位) 02-04-04 1人気 テイエムオペラオー
3着 2.02.6 36.5(6位) 01-01-01 2人気 メイショウドトウ

2003年 良 18頭
1着 1.58.0 33.6(2位) 08-08-07 1人気 シンボリクリスエス
2着 1.58.2 33.1(1位) 18-18-18 5人気 ツルマルボーイ
3着 1.58.4 34.2(4位) 05-05-06 10人気 テンザンセイザ

2004年 稍重 17頭
1着 1.58.9 34.4(1位) 11-08-09 1人気 ゼンノロブロイ
2着 1.59.1 34.9(4位) 03-03-03 13人気 ダンスインザムード
3着 1.59.3 34.9(5位) 09-08-08 9人気 アドマイヤグルーヴ

2005年 良 18頭
1着 2.00.1 32.7(3位) 08-08-08 14人気 ヘヴンリーロマンス
2着 2.00.1 32.7(2位) 06-06-08 1人気 ゼンノロブロイ
3着 2.00.1 33.3(11位) 04-03-03 13人気 ダンスインザムード

2006年 良 16頭
1着 1.58.8 35.2(8位) 02-02-02 4人気 ダイワメジャー
2着 1.58.9 34.7(3位) 09-07-06 7人気 スウィフトカレント
3着 1.59.0 34.2(1位) 10-10-10 2人気 アドマイヤムーン

上表は、過去10年間に東京で行われた天皇賞(秋)の上位3頭の詳細をまとめたものだ。
左から、走破タイム、上がり3ハロン、(上がり順位)、通過順、人気、馬名を表わしている。

まず第一に目を引くのが、上がり最速馬の成績。
上がり1位の馬は、過去10年で複勝率80%、連対率60%と、抜群の安定感を誇っている。
上がり1位の馬が馬券に絡まなかった年が2回あるが、そのうちの1回はサイレンススズカが悲運の競走中止となった1998年、もうひとつが異例のスローペースとなった2005年。
つまり、よほどのアクシデントか、例外的な展開にならない限り、上がりの速さは好走に直結していると考えていいだろう。

上がりの速さに関しては、前述したように鋭い決め手は必要ない。
過去10年間で、上がり最速が34秒を切ったのは、2003年と2005年だけ。
2003年は、シンボリクリスエスとツルマルボーイの2頭だけが、他と一線を画すを末脚を繰り出して33秒台をマーク。
2005年は、超スローペースからの上がり勝負となり、逃げたストーミーカフェ以外すべての馬が、上がり33秒台の脚を見せていた。

では、道中の位置取りと着順の関係はどうか。
過去10年間の3着以内馬で、3角5番手以内だったのは全30頭中14頭。
これら先行脚質で結果を残してきた馬たちのほとんどが、マイルを中心とした芝2000メートル未満の距離で活躍してきた馬だということは、過酷なレース傾向からすると意外に思われるだろう。
バブルガムフェローは朝日杯3歳S、オフサイドトラップはダービー卿CT2着、エアジハードは安田記念1着、トゥナンテは毎日王冠1着、テンザンセイザは京阪杯1着、ダンスインザムードは桜花賞1着、ダイワメジャーはマイラーズC1着など、マイル〜1800メートルの重賞で連対経験を持つ馬が多いのである。

一見、流れが速いとそれだけスタミナの消耗が激しいため、より長い距離適正が要求されるように思われるが、実はその考えは逆のようだ。
よりスピードの持続力が問われるマイル戦などで心肺機能を試されてきた馬たちこそ、天皇賞・秋での好走確率が高いのかもしれない。
しかも、それらの馬たちは中距離適正の高い馬よりスピードの絶対値において勝っているため、スタート直後の先行争いでもまず負けることはない。
先行脚質で好走した馬に、マイラーが多いのはそのためか。

以上のことから、このレースで好走するための条件は・・・
瞬発力型の末脚ではなく、持続型の末脚が使える馬。
阪神の内回りや中山など直線が短いコースで、4角最後方から着順を上げてくるような実績の持ち主は、見た目は派手だが軽視すべきだ。
逆に、直線の長いコースでしっかり差し切れる馬や、3角からマクってゴールまで押し切るような息の長い脚が身上の馬を重要視したい。

もしくは、マイラー気質の先行馬。
特に、東京コースで実績のある馬は無条件で拾い上げるべきだろう。
そして何より、早い時計勝負に対応できる馬でないと、天皇賞の流れを克服することは難しい。
時計のかかる馬場や、スローペースからの上がり勝負に良績が集中している馬は、たとえ人気を背負っていても過信は禁物である。

さらにもう一点。
前年3着以内に好走した馬は、翌年も好走するケースが多いということも付け加えておきたい。
過去10年間にも、バブルガムフェロー、ステイゴールド、メイショウドトウ、テイエムオペラオー、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ダンスインザムードら7頭が、2年連続で馬券圏内を果たした。
今年は、昨年の上位3頭が揃って出走してくるが、果たして・・・?

コメント(8)

この過去10年のデータを見てふと思ったのですが、
重馬場だと上位人気の馬が連対していますね。
となると、力のいる馬場だとノブ屋さんの展開している論理がピタリとはまる、持続力のある馬があがってくる、ということにもなるでしょうね。
ツルマルボーイやスペシャルウイーク以外は、基本的に先行馬のようですね。
前々で競馬できる強力な馬・・・しぼられてくるでしょうね。
ただ、マツリダゴッホの取捨に困ってます。中山巧者と割り切るべきか。
天皇賞の予想にあたって、メイショウサムソンの乗り代わりを、皆さんどう思います?

自分は去年のクラシックはサムソンを応援していたので、思い入れも深いんですが、
サムソン&石橋守のコンビを応援していただけに複雑な心境です。
素人が言うのもなんですが、サムソンに武豊は合わないと思います。陣営も「溜める」
競馬を考えているらしいので、自分の考えるサムソンのパフォーマンスは見られない
ような気がします。

音速さん、よろしくお願いします。

ボクはサムソンの大ファンです。そして、サムソンとともに石橋Jのファンになりました。石橋Jのコミュに入ってるくらいですw
サムソンが後方からの競馬??それ以前に天皇賞秋は先行馬が強いレースだというのに・・・・
サムソンには悪いですが、今回は負けて欲しいです。これがまかりとおると、石橋がかわいそすぎる・・・
ただでさえ秋のG?の武は9着、4着、5着。複勝率0%。
いろんな面から切ろうとは思ってます・・・・・
>ざっきーさん

マツリダゴッホの取り捨ては、おそらく今回多くの方が頭を抱えるところだと思います。
ボクの結論から言ってしまうと、今回は絶対に切れない1頭だと考えています。

菊花賞の検証で、オールカマーの分析をしました。
あのレースは、前半1000メートルはスローで流れるんですが、残り1000メートル地点から一気に流れが速まる。
ラスト6ハロンのラップタイムは・・・

12.6 − 11.8 − 11.8 − 11.3 − 11.4 − 12.6

ですからね。
かなり長い時間、スパートをかけていたことになります。
このレースで、マツリダゴッホの通過順は、08-08-05-02でした。
2コーナーで8番手だったのが、3角で5番手、4角ではもう2番手まで上がってきている。
つまり、マツリダ自身もかなり早い段階からスパートをかけているんですよね。
こんな走り方にも関わらず、最後坂のあるコースで上がり34.8秒となれば、まさに東京芝2000の条件に合致する。

今回、穴人気になってしまいそうですが、以上の理由からマツリダゴッホは切れない1頭だと思っています。
他の有力馬にマークが集中するなら、アタマまであるんじゃないでしょうか?

詳しくは(と言うかほとんど今言ってしまいましたけどw)、オールカマーの分析のときに・・・。
>音速さん

メイショウサムソン&武豊。
組み合わせ自体に否定はしませんが、ボク個人として今回はこのコンビに投資する気にはなれない、というのが率直な気持ちでしょうか。
不確定要素が多すぎますからね。

まず、陣営がほのめかしている「タメ」の競馬。
本質的に先行馬だと思っているホウオーが、皐月賞であれだけの末脚を見せたわけですから、もしかしたらサムソンにもできるかもしれません。
ただ、それでもせいぜい着を拾うのが精一杯じゃないでしょうか?

フサイチホウオーにしろ、サムソンにしろ、なぜそこまで末脚にこだわるんでしょうね。
これまで僅差の勝利とはいえ、持ち前の勝負根性と粘り強さで、クビ差、ハナ差の壁が厚いことを、ライバルたちに思い知らせてきたはずなのに。

よって、ボクのサムソンに対する印は無印か、せいぜい△です!
>ざっきーさん

初めまして、よろしくお願いします。
もともと凱旋門賞のための乗り代わりだったはずなのに・・・。石橋騎手が特に不満
のある騎乗をした訳ではないのに、納得いきませんよね。
サムソン切りますか! この先、石橋騎手に手が戻って復活勝利とかだと熱いでね!!


>ノブ屋さん

やはり馬の能力を冷静に判断するラップ分析では、私情をはさんではいかんですね。
実際のところ、予想において鞍上をどう判断しますか?
あと、出走馬の過去のベストパフォーマンスは条件がそろえば、必ず発揮できる
ものとして予想されますか?
>音速さん

いえいえ、私情大いに結構ですよ〜。
そのほうが、予想も断然面白いですからね!
それに、ボクのラップ分析は決して冷静に判断できてないですから(笑)

感情的な意見で言えば、サムソンの鞍上交替にはボクも賛成していません。
ただ、心の通っていない見解(笑)で言うと、アドマイヤムーンとポップロックを熟知しているユタカに乗り替わることは、サムソンにとってプラスだと思います。
特に、府中の2000はマイル戦並の忙しさのまま、長い直線の攻防に入るため、騎手にとっては仕掛けどころが非常に難しいコースだと思うんですよね。
そういう意味で、ムーンとポップの追撃をギリギリ凌げる仕掛けどころを知っているユタカは、この敵対関係においては石橋より高いパフォーマンスを見せられる技術と情報を持ってると思います。

それでも、サムソンに△しか打たないのは、ムーンとポップロックに対してもそれと同等か、あるいは下の評価しかしていないからですね。
これはあくまで良馬場の高速決着での話ですが、もし雨が降らなかったらダイワ以外の3強はバッサリ切るつもりです。

今回の出走馬の中には、秋天本番で過去最高のパフォーマンスを見せるかもしれない、という馬が何頭かいるんですよね。
例えば、昨年の今頃まではまだ東京が苦手だと思われていたダイワメジャーが、府中の中距離を連勝したように、今年もそれと同じことが起こりそうな気がする。
例えば、今まで右回り専門だったマツリダゴッホも、そのうちの1頭なんですが・・・。

ダイワは毎日王冠の検証で、やはり年齢的な衰えは否めないのかな? という結果が出たし、ムーンは休養明けぶっつけ、最終目標はJCという秋天に対する色気のなさにおいて、昨年と同じパフォーマンスというのは難しいでしょう。
いずれにしろ、言われているほど堅くは決まらないと思っています。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

競馬・ダメ予想家のダメダメ理論 更新情報

競馬・ダメ予想家のダメダメ理論のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング