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正史二つの中国コミュの双十國慶 ?

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今、横濱中華街では来る10月10日の中華民国創立96年の双十節に燃えている。横濱の双十節パレードは例年1000人規模の祝賀パレードが行われ、国内外のメディアに大きく取り上げられる。ここに横浜華僑史に大きな足跡を残した杜國輝先生の資料から貴重な94年前の横濱の熱狂的華僑の様子を伝える地元紙を原文で紹介しよう

横濱貿易新報−ー大正二年(1913年)十月十日(金曜日)第四版

歓喜の南京街 本日大祝賀会

 当市在留の支那人は今回正副大総統の正式就任と同時に各国から共和国の承認を受けたといふことで、今十日の大総統就任式を期して午前十時から山下町中華会館で大祝賀会を催す事に決議した。其の準備や何かで昨九日の南京街は近来稀に見る振ひを呈し、秋の日に映ゆる五色の民国国旗と我日章旗が各戸の軒頭に美しく、其の間を盛装した紳士紳商が往来して、行き交ふ支那人の顔には長い間革命と騒乱との中に日を送り日を迎えた不安の影は消え失せて、其柔和な眼に四億の民の喜色が読まれた。関羽廟の前に来ると数人の職人が入り口に大緑門をこさへている。造花の菊を間に挟んで正面には野菊で表された「祝中華民国」の五字に輝いていた。門の傍らには例の赤い紙に祝賀会を催す旨を書いて貼ってあり、更に其の横へ煙火をかかげるから大人も子供も注意しろといふ意味が矢張り漢文で書いてあった。門内には大同学校の生徒がはしゃぎ切って騒いでいるのを「普天同慶」と記した飾りの上へ露台から先生が嬉しさうに見下していた。窓からは賑やかなピアノとオルガンの音が入り交じって洩れる。進歩党の支部の前にも国民党支部の前にも緑門が立てられ各飲食店夫夫装飾をして居たが・・・(略)今日は更に賑わう事だろう


当時の記者はこのように民国二年の十月十日前夜の横濱中華街(当時南京街)の正副大総統就任に歓喜する先代華僑の様子が手に取るように分かる。何よりも目に付くのが国民党以外にも進歩党の存在が記されている事、そして掲げているのが五色旗である事など・・予備知識はあるものの、この紙面は裏付けとなるものとして、読んでいて心がウキウキしてしまう。
だが、当時の歓喜する先代達に負けず劣らぬ熱狂が連綿と今も横濱中華街に受け継がれている。それは孫文先生の意志を受け継ぐ横濱華僑の変わる事のない中華民國支持の意志の現れであるからだ!

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