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さしゃの二次小説(ハリポタ)コミュの本編第六章 紛争8

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ハリポタ二次小説 レナスの物語

第六章「紛争」8 密室



あれから数時間後に意識が戻ったレナスは。一日だけ医務室に宿泊する事になった。

退学を覚悟でスネイプ先生の所に乗り込んだけど……。特にお咎めはなかった。

彼なりに今、思い悩んでるのか……。ただ、気をつかってるだけなのか……。よくわからない…。
前者だって思いたいけどね…。


作戦は……、いつでも決行できる。


問題はタイミング……


ホグワーツでの授業を真面目にやっていて良かった……。
歴史で学んだ…。この学校には、誰もしらない部屋がいくつもある。


その中の一つ……。



必要の部屋。



本当に本当に、必要なときに、必要の部屋が現れる。
必要なモノは一式そろった状態で。この部屋なら行ける!!


作戦はこう!!


シオン君がレナスを呼び出す。
私は、ビルにお願いしてスネイプ先生を呼び出してもらう。

完璧!!


『………アルティア殿……』

「ん?なあに?」

『なにやら……少し…不安ですが?』


落ち着いた口調で彼は私に言ってきた。


「何か、不安なところある?」

『必要の部屋というのは解りましたが…、肝心なのは……。主が、あの男を拒絶し、部屋を……出てしまう可能性がありますが……?』

「それは…なんとか、外からカギをかけて……。」

『……主の事だ…。魔法で扉を破壊してでも出ようとするでしょうな……』



あ………。



あああああああ!!!!


そうだよ!!魔法であけられちゃうよ!どうしよう!その気になったら、外に出られちゃうよ。


『……考え………無しですか……。』


ため息をつかれて、呆れたように言われた……うううう…。意地悪…。


「どうしよう……。じゃあ、杖を盗んで……持たせないようにするとか…。」

『……普通の人間ならともかく…主の腕力は尋常じゃない事は……貴女もしっているはずですが……』


ガーン……!!!
そうだよ……レナスだったら、素手で扉を破壊しちゃうよね……。


『はぁー………。では、そこは私がなんとか…やってみますかね。』

「え?シオン君なんとかできるの?!」


ふっかいため息は、このさい置いといて……。
どうするつもりなんだろう…?



やっぱり……シオン君は……ただのコウモリじゃない……。




『私も、同じ部屋に入りますが、ちゃんと後から出てきますから…、ご心配なさらずに…。』

「どうするつもりなの?」

『まあ…見ていて下さい。』


そのまま背を向けて飛び立ってしまった。


時々わからなくなる…。シオン君が何を考えてるのか……。
彼は…どんな秘密を抱いているの…?



*****



少し外に出たい。
授業が頭に入ってこない…。いくら傷の回復が早いっていったって…まだ頭がズキズキする…。包帯は取れたし、後遺症なんか残るほど柔な体じゃない…。
…どうせだったら……目覚めなくて良かったのに……。

暗い考えにとらわれてるよな…最近。
アルもシオンも話し掛けてすら来なくなった。


寂しいのかな…私…。


自業自得じゃないか…そう望んだのは私なんだから…。


湖にでも行ってみようかな…。
ホグワーツを出て、校庭に差し掛かった時、見覚えのある黒い塊が私の前に舞い降りた。


「シオン……?」


なんか…険しい顔してるのかな…?何となくわかる…動物って顔の表情とか出るんだよな…。


『主…。少しお時間を…いただけませんか…?』

「時間?」


何も言わず、来ていただきたい場所があります。そう一言いうと、ゆっくりと飛び立った。

何…考えてるんだ?

それに…いつもと違って…なんか口調が…冷たいっていうか…キビキビっていうか…。ゆっくりした口調っていうか……。
日に日に変わってるって事?


最初は、少し高い少年みたいな声だった。


今は…なんか…青年みたいな声……?
大人になってきたって事?その割には、体の大きさは変わってない気がする……。


っていうか…どこへ連れて行くつもりなんだ…?



ホグワーツの中に入っていく。
さらに翼を躍らせてどんどん奥に進んでいく。
今は夕食の時間。生徒は全員大広間だとおもうから、大丈夫だとは思うんだけど…。

「シオン…、お前さ、ホグワーツの中に入って大丈夫なのか…?」

『見つからなければ…平気ですよ…。』


見た事のない部屋の前に連れてこられた。
扉が開いて、中へと促された。



  何もない部屋


今までこんな部屋見た事ない……。


聞いた事がある気がする…ここって……


『さて……もう良いですかね…。』


ギイイイイ!!という音と共に扉が閉まった。


「シオン……?」


何考えてるんだ…?


『お節介かとは思ったのですが……見ていられなくなりましてね…。』


何言ってるの……?シオン…?


『貴女の道を…進んでいただきます…!』


見る見るうちに部屋の形が変わっていった。なに…?この部屋!!


部屋がどんどん狭くなっていく。窓はあるのに、外が見えない。明りがないのに、明るい。壁があるのに風が流れてる…。なんなんだ…?


音も無く変わる部屋…そこにあった人影…

床からせりあがってきたような…その人影は……



「せ……セブルス……?」


うそ…。なんで…?なんでこの人が…こんなとこに居るの…?!


「レナス……!」


驚いた表情で私の名前を呼ぶ…。なんで…?


いやだ!!!ここにいたくない!!いやだ!!!
扉に走った。けり破る勢いで突っ込んでいったけど、扉が開かない!!



こうなったら…!!



急いで杖を取りだして、呪文を唱える。





「ボンバーダ・マキシマ!!!!砕けろ!!!」




……なんで……?

杖の先から出てきたのは、魔法じゃなく、ゆらゆら揺れる煙だった…。
ありえない…!!


「ごめんね…レナス。この扉は…完全に外から塞いだの。」


アル…?扉の向こうから、声が聞こえた。アルが扉を閉めた。…そして、塞いだ…?なんなんだよ!!!


「っざけんな!!!あけろ!!!」

『申し訳ありません…。体当たりしても、杖での呪文も…効かないのですよ…。この空間では…ね…。』


落ち着いた表情で、天井近くの宿木にとまるシオンが口を開いた。


「お前!!何考えてる!!!」


コウモリに怒りを露にした。
なんで…なんでこの人と…!!
もう嫌なのに!もう…傷つけたくないのに!!!


『言ったはずです。貴女には貴女の道を…進んでいただきますよ。』

「この部屋はなんだ!!?何がしたいんだ!!?」


「この部屋は必要の部屋だ。本当に必要なときにだけ現れる。しかし…魔法が使えないとは…。貴様…ただのコウモリではないな…。」


セブルスは、コウモリを睨みつけた。
魔法が使えなくなった…。まるであの時のように…。

地下室の地下室。まるでトロールに襲われたときと同じ…。


『まあ…そう怒らずに。魔法は使えません。この空間に……結界をはって置きましたから…。』


逆さまに宿木にとまったシオンは、まるで冷めたような口調だった。


何がしたいの…?なんで…?


『そして…扉を開けることも不可能です…。今の貴方達は、普通の人間と変わらない。そのように…呪いをかけておきましたから…。』

「何が…目的だね?」

『解りませんか…?しかし、ここは貴方がたで切り抜けていただきたい…。それが…なにを意味するか…貴方ならお解りでしょうな。スネイプ殿…。』


セブルスが睨み殺すかのようにギリギリと唇を噛んだ。何を…言ってるの…?


『そして…主…。私は貴女を主と選んだ。しかし…このまま貴女がここで燻るそぶりを見せるのなら……。私は、貴女の元を去るでしょう…。』


……え?なんで…。


『用もない使い魔など…居ませんから…ね…。それでは…。』


シオンは壁をすり抜けて自分の姿を消した。


ありえない……。ここはホグワーツ。姿くらましも、姿表しもできない…。侵入者があってはいけない空間。
なのに……。なんで…!!


シオンは…いったい…何もの…?


恐る恐る振り返った…セブルスが頭を抱えながらもこっちを見てる……。


「この状況は……和解をしろ…ということだろうな……。」


眉間に皺を寄せながら言われた……。


この空間には、私とセブルスだけ…。



と、閉じ込められた……!!!



****続く****

コメント(39)

しおん…お前どんだけ便利なのさ…。

ってか、あんた、謎おおすぎ!この子が一番謎が多いかもね。
でもこの謎さがたまらん!!!

楽しみね☆☆

ってかアルもシオンもむちゃくちゃするね…後で、首絞められてもおかしくないよね…。

アルの天然爆発で、楽しくかけました。
ヲヲヲヽ(`Д´)ノ薬売りさんチックだ――!!

(*´д`*)ハァハァ
しらけさん

でしょでしょ☆☆
意識して書いたもん☆薬売りさんっぽいでしょ☆

ってか…みなさん…気付いてない…?シオンとセブルス普通にしゃべったんだよ??
あ、そうそう…。
シオンくん若いですから。みなさん。
人間でいう…20最くらい…?もう少し上かな…?
クラウドさん

はいo(^-^)oシオンくんかなり凄いやつです(*^-^*)

レナスのような小娘を主と呼ぶのが不思議なほどに…。
たよりになるぅ〜☆
深い溜息にジャストミート。

ヾ(*>∀<)ノシシ ギャー
しらけさん

シオン=薬売り
のしらけさんが、喜んでくれるかと思い…サービスカット←?
です(≧ω≦)

でも、あいつ、普通にため息つきますからね(ToT)
生意気なペットめ(笑)
しらけさん

そのうち…変身するかもね(爆)

あいつ黒いから、白いコウモリになったりして…(爆)

シオンくんいいよ!
やっばい……。
普通に喋った事に全然気付かねぇ!

でもそんなの関係ねぇ!x3

ハィ L(ノ`Д´)ノ オッパッピー!!

しらけさん

シオンくんもかなり、もったいぶり&じらしが売りなとこあるからね〜(>_<)

一応スネイプとシオンは本編で2回程顔会わせてるけど、(手紙と、漏れ鍋の店で)喋ってるとこ書いてないし、話をできないふりをしていたシオンくん。
今回はさすがに、このままじゃまずいって思ったんだろうね(^_^;)

しっかりしてるよ本当に。薬売りさんみたい〜ハートハート←じぶんで言うか…。
謎の男的ポジションで、余計にハァハァDeath!!

ヾ(*`Д´*)ノシシ ギャー
しらけさん

謎のコウモリは…謎のママの方がよいのだろうか(爆)

いや…わたしもよくわからない部分があるから、あるいみ誰にもわからない(笑)
全てが明らかになったとて、
きっとシオン君なら何となく謎チックなオーラを出す事請け合い指でOK揺れるハート
充分イケると思ぅンスケド。
シオン君ゎ、
オレはどぅ思ったんだー!とか、
こぅしなきゃダメなんだー!とかぃぅ、ぃゎゅる暑苦しぃ主張を
しなさそぅなのでね。
分かってて黙ってるタイプ(爆)
しらけさん

うん(≧ω≦)あいつそんなかんじ!
黙っていて行きすぎたら軌道修正。みたいな(笑)

彼は謎。でもこだわるのは忠誠心。
でも見るからに怪しさはだしたいなぁ〜。
うふふふハートハート

じゃあもうさらけだしちゃえよシオン!
全ヽ(`Д´)ノ裸

ォャクソクナノネーン・。';,(´Д(○=(´∀`*さ)
しらけさん

全裸は…小説ではむずかしい…(爆)

皮剥いでやろう(笑)

きゃー!シオンくんすごい扱い!
いじめたくなるぅ〜ハート←私どSだから(笑)
かっ…

「かわ」ぁぁああ??
(|| ゚Д゚)ガヒョ―ン

シオン君の皮を剥ぐンすヵ…(どこの皮だかな)
しらけさん

きゃああああ(≧ω≦)ハートハートハート
どこの皮ですってハート

もちろん……しも……言えない(≧ω≦)

ってか…早くハロウィンかきたいなぁ…シオンとセブのいがみあい勃発(笑)
「言えない」とか言ってぃる様ですが…
しっかり書きかけてンじゃんYO!!(爆)
しらけさん

うはははは!
もう変態だね!変態、変質者、痴女、腐女子なんとでも呼ぶがいいさ(≧ω≦)ハートハートむしろ光栄さ(*^_^*)

どうしよう…シオン=薬売りになってから、かなりヤバイ…。
あたしどうしよう(〇□〇||;)
アル 「何で言ってくれなかったの?!」
シオン「…言ぃません…でした…っけ?!」(ポーカーフェイスキター!!)

とか…

レナ 「あんた…まだ何か隠してるゎね?!」
シオン「さぁ〜て、どぅなんでしょぅ…ね」

とか…
ぁぁもぅ

くぅぅゎぁぁ〜・・・ブルブル((*>д<)9゙ ガクガク

もっもっもっ萌ぇぇええ〜〜exclamation ×2
ヽ(`Д´)ノ ギャー
し、シオン!アルティアはともかく、レナスには正直に言おう(〇□〇||;)


常にレナスの言うことだけでもききなさいな。お前の主人だろ(><。)。。

スネイプとのいがみあい対決は…スネイプが先に熱くなるでしょうな…。スネイプは意外に冷静じゃないから(爆)
常にシオンは、神経を逆撫でするんだろうなぁ…。
で、レナスにいつも止められて、言うこときくけど、スネイプは気に入らない…みたいな(>_<)
がく〜(落胆した顔)ぇぇ〜〜〜、
レナスにゎ正直に言っちゃぅのかぁ。

ぁ でも、そぅしなぃと永遠に謎なんだゎ(爆)

・・・まてよ・・・
「もしも」ならば可能・・・(何言ってんだ

ほぉぅ・・・
セブが先に熱く?! ぉ そりゃ意外だゎウッシッシ
しらけさん

いや…レナスには正直に言わないと(〇□〇||;)シジュウカンケイが(>_<)

あくまで、シオンはレナスの使い魔なので、そこだけはぁ〜。
時々はぐらかして、怒られるけど(^_^;)


セブルスは、ハリポタで、めちゃめちゃ怒鳴ったりするっすよ\(◎o◎)/
いつも冷静だったら、ライバルの息子のハリーに嫌味いわないっしょ(ToT)
意外とガキですセブは。
>意外とガキですセブは。

へぇへぇへぇへぇへぇ〜〜Ωヾ(`Д´)ノ
シオン君は20代だったんですね電球

そして急展開!セブレナはどうなるんでしょうかあせあせ(飛び散る汗)
しらけさん

ハリポタのスネイプ先生は冷静そうでかなりそうじゃないんです(笑)

間違った推理しちゃう時もあるし(ToT)
レナスが20歳越えたくらいの話が早くかきたいわぁ…。
>間違った推理しちゃう時もあるし(ToT)

それゎ…アレとのアレで炸裂ダンヌか…

了解ス手(パー)=ャリ(笑)
しらけさん

アレとアレの炸裂…?!ごめんわかんないにゃ(>_<)
何の話…エッチな話…?(●^o^●)
しらけさん

いがみあいは、萌えですハートハート

さすがに殺しあいはしないけど…お前の事嫌いだ〜オーラをお互いに放ちます。

もうハートハート2人とも〜そこが萌えハートハート
ヲヲヲヽ(*`Д´)ノ バチバチ衝撃バチチ ヽ(`Д´*)ノヲヲヲ

別名…

『3枚目はどっち』とも…(ぃゎんぃゎん
しらけさん

3枚目…どちらかというと…スネイプですな(笑)

シオンは時々ギャグになる(爆)

かなり嫌なヤツになることもしばしば(^_^;)

早く書きたいなぁ〜☆
ぁ・せっ・ちゃ・ダ・メ・ヨ・キスマーク

って何だこのコメント?!あせあせ(飛び散る汗)(笑)
しらけさん

なんか、加藤茶の、ちょっとだけよに思えた私…。すみません…(*^。^*)
ぉKぉK指でOK(笑)

アンタも好きね揺れるハート

|彡逃亡ッ!!

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