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さしゃの二次小説(ハリポタ)コミュの大人のもしもシリーズ2

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もしもシリーズ

レナスが変な薬を飲んだら…2




セブの部屋って、地下にあって、なんかうすぐらいんだよね…。あ、スネイプって言うのが長くてめんどくさいから、セブって呼ぶことにしたんだ☆

あの地下の部屋って、居心地がものすごくわるい!!
だから、じいちゃんが、セブの部屋の空間をゆがめて…?新しく部屋を作ってくれたんだ!
魔法ってすごいよね!ドアを開けると、庭があってね!ちゃんとお日様まであるんだよ!夜になると、ちゃんと暗くなってさ!星まで見えるの☆
んでね、家が一つあってね、そこで過ごしなさいだって
あいつがいなきゃ、嬉しいんだけどね…!!

時々、マダムポンフリーって人とか、マクゴナガルって人と、スプラウトって人が来てくれるらしいんだけど…。
なんか大げさだよな…。


家の中に入ると、部屋がいくつかあるんだけど…なんか意外と狭いかも…。いや、結構広いんだけど…、セブには狭いんじゃないかなって思って…。


「せっかくだから、もう少し大きい家にしてくれればいいのに…!」

「贅沢を言うな!子供の分際で!」


いきなり背中から、セブが怒鳴った。
ああ…びっくりした…。
じいちゃんにあたしの面倒みろって言われたのを、根に持ってるみたいだなあ…。どっちがガキだよ?!

「この家では我輩の言う事をきくのだなレナス。でないと、路頭に迷う事になるぞ。ホグワーツにも戻れぬからそのつもりで居るのだな。」

「わかったよ!うるさいな…。」

逃げ出そうっておもったけどさ…一応敵とか、そういうのは居ないみたいだし、害があるわけじゃない。
それに、今放り出されたら、右も左もわからないから…困るもんね…。


「あのさ…服なんだけど…。」

レナスは、体が縮んでしまったため、本来の自分の制服を着ていた。どうやら、サイズのあう服がほしいらしい。

「服の調達なら、マクゴナガル先生がなさるだろう。しばらくその格好で我慢するのだな。」

「む…!」

なんだよ!そんな言い方すること無いじゃん!ムカツク!
色白の癖に!しかめっつらの癖に!頭ギトギトの癖に!


「さっさと、手伝わないか!誰の荷物を運んでいると思っている!!」

いまね、ひっこししてるんだ。
荷物運んでってしてるの。手伝ってんじゃん!あたしもてるかぎりのお菓子はこんでんじゃん!(←荷物じゃないじゃん…)
ってかいちいち怒鳴って楽しいか…?このおじさん!

血液けんさってのをしたらさ、やっかいな状態になってるんだって。良くて数週間、悪かったら数ヶ月この状態なんじゃないかって言われたよ…。だから、ちゃんとした家具とか用意しないといけないんだってさ。
何ヶ月もこのおじさんといないといけないと思うなぁ…。


でも…なんだかんだ言ってよく動くなぁ〜そんな体力無さそうに見えるのに…。
でも、魔法使ってるもん!使い方って簡単なのかな…。私もこんな風に魔法使えるのかな…。
思い出が何も無いって辛いな…。もやがかかったみたいになっちゃうんだよね…。

「うわぁ!!」

気がついたら転んでた…。
ドテン!!って倒れたもんだから、あちこちが痛い…。お、おおお、お菓子が…!!!
ううう…かっこわるい…。

「何をやっている…。」

セブが目の前で仁王立ちしてる…。いたたたた…すりむいた…。
いきなり体が浮いた。うわ!なになに?!
ひょいっと持ち上げられて、おお暴れした!どこさわってんだ変態!!!スケベ!!ちかん!!
セブの腕に思いっきり、ガブリって噛み付いてやった!!へへん!ざまあみろ!

「ッッッ!!」

一瞬放すかと思ったけど、放さないでやんの!


「そんなに、放り出されたいのか…?!!!」

うええええん!逆効果!!って噛み付いても効果ないのか
?!なんかショックだ…。
放せよ!こんやろ〜!!

「暴れるな!!本当に放るぞ!!!」


怒鳴られて、静かにしてみた…。なんだよ!変態!痴漢!
あれ?細身のひょろひょろかとおもったけど…。意外とがっちりしててびっくり…。(←素直なのかなんなのか、わかんないぞ…。)

そのまま、家の中に連れて行かれて、椅子にすわらされた。無言だったけど、魔法で治してくれた。なんだ〜優しいんじゃん…。

「お前はここにいろ。また怪我でもされたら、面倒だ。手間を増やしたくないのでな。」

むっか〜!!一瞬でも、優しいなんて思って損したよ!!!
なに?!邪魔って言いたいわけ?!あんたみたいな人、本当に嫌い!!

むかっとしてる間に、次々に荷物が運び込まれる。
ようりょういいなぁこの人…。
ううう…こうして、この陰険教師と、あたしの生活が始まった…。




*********




「夕食前に、菓子を食うとは…たいした度胸だな…レナス!!」

ソファに座って、チョコのお菓子食べてたら、後ろからセブが、にょきっ!!て出てきた!
びっくりしたよ…!!
口をモゴモゴさせてると、ギロリと睨まれた…。このおじさん本当にうるさい…。
ムッとしてると、手にもってた、チョコを取り上げられた。


「ちょっと!!返せよ!!なにすんだ!!」


背が違いすぎるから、届かなくて当然なんだけど、ジャンプして努力してみる…。何度も何度も飛び跳ねてみるけど…無理…。
しまいには、セブにひょいっとつかまれて、このおじさんの顔と対峙!
やるかこんにゃろ!!お前みたいな、ヒョロヒョロモヤシに負けないぞ!!


「我輩は、大広までの食事を取らずにここに居るのだ。ダンブルドアの命令でな。我輩が夕食を作るようにとの事だ!」

「なんで、お前なんかと、ご飯食べないといけないんだ!!」

「それはこちらの台詞だ!誰が好き好んで、夕食の支度などせねばならんのだ!!」

そういうと、スネイプは、ひょいっとあたしをソファに放った。ソファの上に弾んだあたしは、セブをキッと睨んだ

でも、その後、ゲラゲラ笑っちゃった!!


セブがね!!あのセブが、エプロンつけて、三角巾つけて、アームカバーみたいなのまでつけて、台所に立ってるの!!!
あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!!!

マジで!?ありえないんだけどぉ!!


あたしは、ソファに転がりながら笑ったもんだから、セブが振り返って睨む。誰が好き好んで…!!そんな風に聞こえた気がするけど、笑っておなかが痛くて、それどころじゃないよ!


ああ苦しかった泣


っていっても…この人料理なんか作るんだ…?





**********



何故我輩がこのような事をしなければならんのだ!まったく腹立たしい!それもこれも、レナスが、妙な薬を飲むからいけないのだ!全ての元凶はレナスだ!!
ダンブルドアもダンブルドアだ!面倒なら、自分で見ればよかろう!
料理など、下部妖精(しもべようせい)に作らせれば良いものを…!!
しかも、魔法は出来れば使うなとは…。レナスが勝手に魔法を使わないようにするためとは言え…!
この我輩が、マグルの真似事などしなければならんとは…なんとも、嘆かわしい!


………しかし…何を作ったらよい物か…。
レナスはヴァンパイアだが血なまぐさいと吐き気がするといって、肉を嫌っていたな…。肉や、魚は使わんほうが良いだろう。

何を作ろうか…。
野菜スープでも作ってやろうか…。(←意外と嫌いじゃないらしい…笑)


台所で鍋を振るっていると、我輩の腰くらいまでしか背が無いレナスが覗き込んでくる。邪魔だ…。

「火傷でもしたらどうする。向こうへ行っていろ!」

「気になるじゃん〜!何か手伝おうか☆☆」

「………………では、食器を……」

「らじゃ☆☆」

そういうと、レナスは、椅子を持ってきて、戸棚にある食器を取り出し始めた。
危なっかしいが、何もしないよりはと思ったのだろう。可愛げのない奴かとも思ったが、そうでもないようだな。

鍋の中のものを味見しようとしたとき、戸棚のほうで嫌な予感がした。

食器を持ったまま、椅子の上でバランスを崩しかけているレナスが居る。椅子がたおれる!!


床にぶつかった食器が割れる音の直前で、レナスを抱きとめることに成功した……。



「まったく!!何をやっている!!」

「あはははは…ごめん汗」

「もういい!!お前はテーブルにいろ!!!手伝わんでいい!!!!!」


レナスは肩を落として、テーブルに向かった。



……つい…怒鳴ってしまった……。



手伝おうとした事は、誉めるべき事だ…。怒ったのは、怪我でもされたら困るからであって…。おそらく、足手まといだ!と言ったように受け取ったのだろう…。
……何をやってるんだ我輩は…。

「レパロ!!」

とりあえず、食器を直した。レナスのほうを見たが、こちらに背を向け、やはり肩をしぼめている…。
魔法は禁止だったな…。だが今回はいた仕方ないだろう…。


食事の最中も、レナスは下を向いたままだった。このような雰囲気で食事を進めては、せっかく作ったものの味がかすんでしまう。
我輩は思い切って、口を開いた。


「味はどうだ?」

「………うん…。おいしい……よ?」

「……………そうか。」



なんともきまずい……。
さらに言葉を続けようとなんとか話をしてみた。


「椅子から落ちた時…。怪我は無かったか…?」

「え…?」

「いや…。怪我でもされたら、またダンブルドアがうるさいからな。」

「心配…してくれたの…?」

少女は少し頬を赤く染めて身を乗り出す。嬉しそうに眼をキラキラさせて。

「ああ…まあ、そうだな…。」

つい口から出てしまった。

目の前の少女は、頬を染めたまま、にっこり…というより、にへら〜☆と笑った。←こういう表現のほうが、正しいだろう…。
なんなのだ…?

先ほどまでの状態が、嘘のように食が進むようだ。ガツガツバクバク口に運ぶ。
こんな小さな体のどこに入ってしまうのだ…?

「んっまいよこれ〜☆☆おかわり〜☆」

「まだ食うのかっ?!」

「うん!ぅんっまいんだも〜ん!!」

空いた皿を、とってよそってやると、また一心不乱に食べだす。子供というのはこういうものなのか…?




食事が済み風呂にでも行こうかと思ったが…レナスを一人にしたら、またドジをやらかすだろう…。
仕方なしに、2人で風呂に入る。
け、決して下心があるわけではないぞ!!腰にタオルを巻いているしだな…。誤解をされては困る!!


「うっは〜〜〜☆お風呂お風呂〜〜〜☆☆」

「走ったら滑って転ぶぞ!はしゃぐな!」

「なんだよ〜!いいじゃんかぁ〜〜!!」


再びむくれて、そのまま湯船につかろうとするレナスだった。

「体を洗ってから湯船につかれ!」

「もう〜うるさいなあ…。」

「今…なんと言ったかね…?」

「なんでもないよ〜☆」


ぎこちない手つきで体を洗い始めるレナス。
あれで洗っているつもりなのだろうか…泡まみれだが、申し訳程度にはえた翼がある背中ががら空きだ…。
レナスの後ろに座り、レナスが泡まみれにしたタオルを取り上げ、背中を流してやった。ついでに翼も。

「くすぐったいよ!」

「暴れるな!」

「自分でやる!」

「いいから、動くな!」


やっとおとなしくなったレナスの、今度は頭を洗ってやる。
シャンプーを適量とり、頭をわしづかみにする。
レナスが何事かと振り返ってきた。

「前を向いて、目をつむっていろ。あと、耳に入らぬように耳をふさげ。」

「注文多いよ〜。」

そういいながらも渋々言われたとうりにする。
父親の心境というのは、こういうものなのか…?
な、なにを考えている!我輩はまだ25だ!おじさんでもなければ、子持ちになる気も無い!父親の心境だと?!冗談にも程がある!

「ちょっ…!痛いんですけど…!」

その一言で、我に返る。いかんいかん…。
つい力が入ってしまった…。
それにしても…、いつも小さいとは思っていたが、子供というのはここまで小さいものなのだな…。

ぼんやり考えながら、今度はそのまま、泡まみれのレナスの体を湯で流してやる。
本人はびっくりしたのだろう。流した後に、首を振って、水滴を飛ばす。まるで、犬のような、猫のような仕草をした。

「少しはさっぱりしたか?」

「うん☆もう入ってもいい?!」

「おとなしくしているならな。」

そういうと、また、にへら〜☆と笑い、湯船につかる。
やっと、自分のことに取り掛かれる…。

ふと思った事がある…。

「風呂に入る時は、頭を先に洗ってから、体を洗え。」

「ほ〜い☆」


手早く頭を洗ったあと、やけに静かなレナスの方をみると、レナスもまたこちらを凝視していた。


「ねえねえ、背中流してあげようか☆」

「お前と違って自分の事は自分で出来る。」

「なんだよ〜!せっかく言ってやったのに!」

そういうとまたむくれて、今度は湯船の中に潜る。
深いため息をはき、湯に潜ったレナスの頭を掴んで、引き上げる。

「では…、頼むとしよう…。」

仕方なしにそういうと、眉間に皺が寄っていた顔が、今度は嬉しそうに微笑んだ。怒ったり笑ったり忙しい奴だ…。

泡のついたタオルを差し出すと、レナスは我輩の背中にまわりこんだ。

「ねえねえ?」

「なんだ?」

よいしょ、よいしょと言いながらレナスが話し掛けてくるが…、自分以外の人間に背中を流してもらうなど…今までに無かった気がするな…。
すると、また声がとんでくる。



「セブの背中には、羽根ついてないんだね☆」




一瞬、心臓が跳ね上がった…体の中に、大きな鉛の玉をねじこめれたような重さ…。
レナスには、記憶が無い。
もし、その状態で、ヴァンパイアなどと知ったら受け止めきれずに、彼女の精神崩壊してしまうだろう…。怖がらせるだけだ。




これは…思ったより深刻な問題だ…。







なんとか、そのそぶりを気づかれないように、普通に振舞った。

風呂から上がり、体を拭いてやる。
相変わらず元気だ…。暴れて体を拭くどころじゃない…。

「すっぱだかで走るな!!!!」

見ているこっちが恥ずかしい…。
仮にもお前は現在15歳で、年頃の娘だというのに…。
もう少し羞恥心を持って欲しいものだ。
妙な頭痛がしながらも、レナスをなんとか捕まえた。

「服を……着ろ……!!!」

マクゴナガルが用意した、子供用の服を何とか着せてやる…。毎回毎回怒鳴らなくてはいけないのは、勘弁願いたいものだ…。

「サイズぴったりの服やだ!!」

「何を言っている…?」

「大きいのがいい!体にぴったりだと、羽根が苦しいんだもん!」

しかたなしに、我輩のYシャツを着せてやる。羽根が出るように、今度加工してやる必要があるだろうな…。


……はあ……疲れる…。



やっと休める…。そう思った時には、体は疲労困憊していた。


「お前の寝室はここだ。」


家は二階立てで、二階の一番奥の部屋、ここがレナスの部屋だ。孫ができたことを喜ぶジジイの心境なのだろうな、ダンブルドアは…。校長が自ら準備したレナスの部屋は、子供らしく、小さなベッドと、とりどりの菓子、絵本やら、ぬいぐるみやらが山積みになっている。
いったい何を考えているんだ、あのジジイは…。

「うわぁぁぁ!!かわいい!!」

レナスが大きなクマのぬいぐるみ(レナスの体の半分の大きさはあるだろう)に飛びついた。
気楽なものだ…。

「遊んでないで、さっさと寝ないか!」

「クマと寝ていい?」

「好きにしろ。」

とにかくベッドに寝かせて、布団をかけてやった。やっと一日が終わる…。

「我輩の寝室は隣だ。何かあったらよべ。」

「あーい♪おやすみなさい☆」

「……おやすみ。」

そう言って電気を消し、我輩はレナスの部屋から出た。


…おやすみ。か…。
そう言えば、レナスと初めて会ったのは、10年前か…その時よく遊んでやったが…このような感じではなかったか…?
少し懐かしい気もするが…今はそのような事を考えてる場合ではないな。
明日は校長と話す必要があるだろう…。

今日は余計なことは考えずにいよう。このままでは体力がもたん…。

自分の寝室に向かい、そのままベッドで寝入ってしまった…。

これから先が思いやられる…。



*********続く*********

コメント(4)

クラウドさん

そうなんですハート
理解しあう所から書きたくてハート

やっと完結したのでごゆるりとお楽しみください(≧ω≦)
クラウドさん

どぞどぞ(*^-^*)

うれしいっす☆

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