遺書
疲れました、私、はい。
こんなか弱いこと言って恥ずかしいと思われるかもしれないけど、もういやです。
死んじゃいます。続けたらおかしくなりそうです。
毎日怒られて死ぬほど働かされて、
殴られて蹴られて、お昼も食べれず、
毎日徹夜させられて、やっと仕事を終えても
感謝もされず、やっぱり怒られて、謝ります…
福利厚生なし
ボーナスなし
残業代なし
これっぽっちの収入じゃあ、やっていけません
こんなの酷いです。
人間以下の扱いです。
最近ロケ弁が全部ザーサイの味に思えます。
もういやです。
ばいばい友達、
ばいばい家族、
ばいばいテレ○ムスタッフ…
書いてるうちに悲壮感が出てこないように先に愚痴ってしまいました。
というわけで皆さんの抱いているテレビ番組の制作外社のマイナスのイメージはだいたい当たってます。いや、たぶん予想以上です。
でも、ここからはそんな会社のちょっと楽しいエピソード♪ ↓
表参道にある会社なので、セレブな気分に浸りながら出社。
近くにはマックス・マーラやヒューゴ・ボッスが軒を連ねていてお洒落でもない自分がショーウィンドウに映っています。
場所が場所だけに会社もやはりお洒落です。大理石の螺旋階段を上がり、自分のPCのおいてあるデスクへ。
制作会社は大抵そうですが、私服で出勤です。
暑いときはタンクトップに短パン、サンダルもOK。
実際そういう人も少なくないです。そういう自分もアロハシャツなのでした。
クールビズで温暖化防止に貢献しているな！と思いきや冷房ガンガンで死ぬほど寒い。
それはいいとして先輩ADの書置きが机の上に
「田中へ
テープ2本ハードディスクに※デジタイズしといてください」 ※パソコンでアナログのデータをデジタル化すること
たまたまソフトが使える自分はパソコンなど使った業務も任されます。
でも、テープ2本だとだいたい2時間はパソコンの前にいないといけないのでした。
憂鬱な顔でパソコンのある別館の扉を開けた僕。
ふと目をやると床に2部の井椎君が倒れています。
「い、い…井椎クン！！」
と叫びかけた次の瞬間、井椎君の体が逆になっていたので安心した僕は、パソコンに向い、作業を始めたのでした。
ここでは忙しい時期は帰れない人々が難民のように倒れているものです。
テープを再生すると、自分の担当したシンポジウムの現場の光景が写っています。
会場内で、インカムからの指示を無視して女子アナと話す自分が映っています…
このシンポジウムで流すVTRも会社が作ったものでした。
なかなか行けないところに行けたり、できない体験ができるのも番組制作会社ならでわのメリットです。
今回のロケでは電気自動車に試乗しました。
その映像も会場に流れています。
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6時にマロニエ。作文の人は4時! 更新情報
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