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野島伸司好き集まれコミュのスワンレイクの謎を解明

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うちの兄貴から「あらゆる欲望(ドゥ)っていうのは自意識(トロワ)に支配されているんじゃね?」と僕に問い掛けてきたことがある。ああ、そうかもしれないな、と二人で話していた。
 そうなんですよ、内容というよりあのモラル(アン)とドゥ(欲望)とトロワ(自意識)の関係について僕と兄貴は解析していたんです。普通の兄弟からすると「お前等なんちゅうこと話しているの?」と問い掛けたくなるかもしれないですね。
 そうスワンレイクでは欲望が自意識に恋をしていて自意識がモラルに恋をしている。つまりベクトルで現すならば、欲望→自意識→モラルってな感じで 笑
 そこで欲望が自意識に支配されているというのを実例で方程式のように考えてみた。たぶんこう考えた人もいるかもしれないと思いまして書きました


1 キレイになりたいから(自意識)服を買う(欲望)
2 優越感を感じたいから(ナルシズム)誰かを傷めつける(欲望)
3 楽しいからではなく男がモテるために(自意識)サーフィンをする(欲望)
4 楽しいからではなくカッコつけるために(自意識)人生経験をする(欲望)

上の3、4を発見した時は馬鹿ウケだった 笑 一日中兄貴と笑い転げていた記憶があります 笑 娯楽にも自意識が潜んでやがるとは 笑

つまりです!欲望が自意識の下にいるのは当たり前なんですよ、自意識が欲望を引き寄せるというのは 笑 欲望と自意識が手を組みはじめるのもこの理由です。まぁ睡眠欲とかいった基本的欲求は関係ないとして、僕が定義する自己顕示欲っていうのは欲望と自意識の重なりという複合体なんだと思います

次です、自意識がモラルに恋をしているってやつです、つまり会社で上司に気に入られたいがために自分を守るためにモラルを出す、こいつは自意識が引き寄せたモラルですよね。野島さんが言うモラルっていうのは自意識に誘惑されるモラルは本当のモラルじゃないって言いたいんだと今の所、僕はそう解釈しています 笑

モラルの定義についてはスワンレイクでは欲望や自意識を抑えるためにあるわけですよね。さてここからです

つまりキャトルがトロワを殺して、次にアンがドゥを倒す。そしたらあの青年の中には欲望も自意識もなくなるわけですよね、先に自意識を殺しておけば、自意識に支配されていた欲望の勢力もなくなってきて欲望を倒しやすくなる 笑 だから力の弱まったアンでも欲望を殺すことができた。

そしてそしてあの青年の中には欲望も自意識もない、そうなると自我を抑えるアンのいる意味がまるでなくなっていく。そうアンは必然的に意味を失い、あの青年本体にアンが必要なくなるんですよね。だからアンは必然的に死ぬんです。矛盾があるとかないとかの以前に 笑

 つまり死に方に順番があるんですよね、順番も意味があり全て左脳的。あの法則性を見つけた野島さんは歴史に残る天才的哲学者だと思う。あの三人が一気になだれ式のように死んでいくのもこれで納得がいくものですね。

 そうとなればです!もし人間の中に自意識とかいうものが無くなったら欲望はほとんど消え失せるんじゃないでしょうか?海にいるサファー気取りも、キムタク気取りも、消えていくんじゃないでしょうか。本当にサーフィンが好きな奴だけ残るのでは? 笑 

 人間っておもしろいですね、こう考えると 笑

コメント(5)

すごいですね・・・私、そこまで考えたことありませんでした!後半の内容に追い付くのに必死で(笑)
でも、最近やっと、話の内容が素直に入り込んでくるようになった気がします。説明しろと言われたら、ちょっと難しいですけど(笑)最初に読んだのは小学生の時ですからね、それで理解できてたら神童でしょう。

最近、読み返して思ったのは、キャトルの本質ですね。悪意を司っていた彼が、誰よりも深い愛を同時に抱えていた。悪と愛は、表裏一体というか。語弊があるかもしれませんが、愛は愛だけじゃ、生きられないんだと思います。本物の愛は、憎しみという薄いけれど簡単には破れない膜に覆われていて、誰にでも見えたり、分かるものじゃないのかもしれませんね。
すみません、寝起きなので、書いてること全然まとまってない気がしますけど(笑)でも、キャトルの中に愛があったから、アン、ドゥ、トロワを殺せたし、サンクを殺さなかったんでしょうね。本当の愛に、理性も欲望も自意識も必要がありませんから。そう考えると、キャトルが3人を殺し、ママンを殺したのは、悪意から愛へ変わる第一歩だったのかもしれません。
アナユイさん
僕はスワンレイクを読んだのは18の時で、最初は3割ぐらいしか理解できなかったですね。もっと深く読まないとこれは無理だと思っていたんですよね、んで兄貴が欲望は自意識に支配されているんじゃないか?と言ったのがきっかけで少し考えてみたんです

第一章では欲望とは?自意識とは?モラルとは?というテーマだったと思います。感受性の差の悲劇さも書かれている。アンがトロワに見向きもしないのは本当のモラルなんですよ。しかし真のモラルでも限界がある、攻撃そのものが悪だということ・・それはララによって気付かされる。

キャトルの悪意は確かに悪意なんでしょうが、愛と悪意を勘違いしていたのだと思います、残酷なほどにも美しい愛、それをララによって気付かされる。カオルも最初はキャトルに憎しみがありましたが、好きになってしまったのでしょうね、キャトルの事が・・憎しみが感化されて愛になってしまった。他人の悪意が愛に当てはまるとは限らないですね。アンやドウやトロワは邪魔でスピードが失われる。だから排除しなければならなかった。

スワンレイクに行く資格というのは「この世界で生きにくい人間、つまり、欲望や自意識やモラルの薄い人間」なのでしょう。そして真実の愛を求めるものだけが辿りつけるのだと・・・

最後にカオルが群衆でキレて、キャトルに影響を受けたカオルはサンクを殺してあげようとする。だからカオルが刑務所でキャトルとララの口づけが見えたのでしょうね、つまりカオルもスワンレイクに行く資格があったんじゃないか?と僕は思います。

最後の柳井のケロイドですが、これが自意識でしょうね。つまりスッキリしたと言ったのは欲望と自意識、あれこそ本当の悪意なのだと思います。ワザとケロイドを張っていてカオルに同情させてそれを見て化け物じみた自意識という優越感の中で嘲笑っていた。あれは最強の悪魔でしょう。野島さんは分かりやすく柳井を警察にしたんでしょうね。
私も、すごく読んで心震えるんだけどその思いを文章や言葉にするのが苦手でここまで的確に内容も表現できないのですが・・・
しかも、文章力ないので コメントするのもはずかしいのですが(*^_^*)
しかも、図書館から借りた本なので読み返すことも出来ず・・・
おぼろげな記憶をたどってコメントしますので・・あせあせ(飛び散る汗)

すごいなぁ・・・。
なるほどなぁ・・・。
って思ったのは すべて(アン、ドゥ、トロワ、キャトル)が一人の人間だったこと。自分の中にもすべてがあると思って・・・。
そして、自分の中の人格の事を第三者によって見出せること・・。
まったくその通りだと。

そして、刑事さんの柳井氏の顔のケロイドがわざと張ってあった偽物であったこと。
私の中にも、そうやって人間関係を気づいてきた部分があると思いました。

主人公たちの純粋で潔白な世界と
世の中に慣れるために汚れてきてしまった世界をかいま見れた気がした・・。
いつも、
野島さんの作品は 心の底から 涙があふれてきて・・・
自分のしがらみを 洗い流してくれます・・波
だいじゅんさん
この小説は複雑で色々な要素が詰まっています。もう一度、買ってまで読むことをお勧めします。僕も普通に理解に苦しみました。死ぬ順番に気付いたのも2回目読んでから気付いたことです。残酷な程にも美しい愛がテーマですが、言葉にしない部分で想像力がかなり必要ですね。サルの絶望的な祈りと忘却への怒り、子供は快楽の副産物だと・・・注目すべき点はキャトルの本質、悪意は悪意なんだけど、人には必要なんだと思います。
5つのキャラがそれぞれ等分あれば、人は苦悩しないで生きていける、それが欠如したものがスワンレイクに辿りつけるものだと・・・最初は訳が分からなくてもう一度読んだら感動しました。読み出したらもう止まらないのなんのって感じで・・・読み終えた後、ずっと考えていました。果たして僕は誰がリーダーなのだろうって・・・欲望や自意識やモラルって何なのだろう?と基本に立ち返りました。
最初はアンに感情移入していましたが、後半はキャトルになりましたね。あの手紙のやりとりもすごかった、賞賛も誹謗も何もかも関係ない場所にいるのがあのキャトル、素晴らしいしく恐ろしく純粋なキャトルとララ。その後の世界は想像におまかせでしょうが、ハッピーエンドでしょう、あの二人は・・キャトルとララが口づけするシーンがカオルにも見えていたのでしょうから
はじめまして。
皆さんの解釈にとても感銘を受けました。


私は一回目を読み終えた時、カオルを中心に考えてしまいました。
感想に近いので、独り言です。笑


カオル…ママンは病院の中で、この一連の物語が全て妄想(白昼夢?)であることに気付かない。
もしくは物語自体は全て一度起こっていて、悪夢のように、繰り返し記憶を往復し見続けている。

そう思うけれど、もっと何度も読み込まないと理解しえない領域です;


・キャトルはカオルとマサハルの子供であるけれど、柳井との間の赤ちゃんは結局どうなったの?
・そもそも仮にカオルの妄想だとしたなら、柳井の赤ちゃんはいない?


現実と空想の区別が難しく今だ疑問に思う部分はあります。


説明下手なので、素直に凄いなと感じた部分を一つ。


キャトル(悪意)が消えたらサンク(無垢)は消える。
サンク(無垢)が消えてもキャトル(悪意)は消える。


スマイルマークのついた黄色い帽子のヒヨコの日記と、残虐な戦士たちに囲まれた時の会話が相違することなく成り立つのは、野嶋先生ならではだと感じました。


1、ママンが悲しい時にはボクは笑うこと…アン(秩序)が悲しい顔をするからだ。

2、ママンが悲しい時にはボクは笑うこと…ドゥ(欲望)に怒られると怖いからだ。

3、ママンがハチに刺された時もボクは笑うこと…そうしないとトロワ(自意識)が不機嫌になるからだ。


4、ボクが悲しい時もボクは笑うこと

5、ママンが優しい時だけボクは泣いてもよろしい。だけどママンが不安そうな顔したらすぐ笑うこと。


4で誰か(キャトルあるいはララ)の役に立てたことで喜び、5でトロワの心全てがあらわになったように思います。


トロワこそが、ララ自身が憧れ信じた『無償の愛』の持ち主であり、無償の愛だと気付かないのはママン以外を知らず育ったから…?

カオルが我が子の首を締めた瞬間、ポカンと五つの人格に割れた。
…元々の一人はサンク。


支離滅裂で申し訳ないのですが、スワンレイクはとても野嶋先生にしか書けない作品で、とても尊敬できます..


カオルは何度でもスワンレイクへたどり着く。
限界を超え、愛にたどり着く。

それは502号室で何度も何度も繰り返される、残酷で幸せなハッピーエンドなのでしょうか。

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