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ビバ!ロックンロール!コミュの●ロックンロールモノ/14●

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ロックンロールモノとはそれが音楽であれ文章であれ映像であれ、タイトルに“ロックンロール”という言葉を冠したものを言う。タイトルに“ロックンロール”を謳ってんだから、内容はそれなりにロックンロールなんだろう、と思いきやそうでないものも多々あるが、とにもかくにもタイトルに“ロックンロール”という言葉を冠したものならなんでもかんでも、ここでは十把一絡げにピックアップしたい。
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イッツ・オンリー・ロックンロール/
ローリング・ストーンズ

1974年に発表されたロ−リング・ストーンズの同名アルバムに収録。

この楽曲の有名なコーラス部分、“イッツ・オンリー・ロックンロール・バット・ライク・イット=たかがロックンロールだけど、オレはこいつが大好きなのさ”という物言いは多くの誤謬を生んで来たと思う。

おそらくここら辺りから内田祐也をドンとする“ロックンロールバカ”的な概念が形成され、いにしえ(20年程も前?)のショーケンとの“ロックンロール論争”にまで発展するのであろう。つまり、ショーケンが「ロックンロールバカなんつー物言いが日本のロックンロールの水準を下げているんだよっ」とカマし、ドン内田は当然の如く反論し、その模様が某雑誌に数週間掲載されたと記憶している。

当時はロックンロールのことなぞ全く考えていなかったにしろ、ショーケンフォロアだった僕は反内田派に組みし、しばらく後にロックンロールの狂信者になって以降もそのスタンスを固持している。

まあ、“ロックンロールバカ”的な概念がハウンドドッグに「ただのバカでいい」などと歌わせ、革ジャンにリーゼントの矢沢フォロアを召喚し、銀蝿一家を、アラジンをさえ生むのである。ここに来て、我が国のロックンロールイメージは地に落ちたと言っていい。そして、このイメージの先端にギターウルフが位置し、しかし彼等が強烈な個性と楽曲のクオリティの高さ、それまでの自称ロックンローラーとは一線を画したコロンブスの卵とも言える逆説的な方法で、ロックンロールの威信を回復したことは記憶に新しい。

…てな極東の小国の思惑などまるで関係なく、この本家本元のフテブテしくも怠惰なロックンロールは無数のロクデナシ共を燦然と美化しつつ、今も世界中のあちこちの小さな部屋の安スピーカーから近所迷惑などモノともせずに鳴り響き、MP3プレイヤーに接続された脳みその中でローリングしまくってていることだろう。僕も最近、この曲を携帯にダウンロードしてちょくちょく聴いているのであるが、左右に別れたキースとミック・テイラーの、ねちっこくもすっとぼけた掛け合いには本当にシビレる。

右からテイラーの“(アタマから)ガーガギャッ、ガギャッ、ガーグギャッグ、ギャギャガー”という基本のリフが聴こえ、左からは、その合間を縫ってズレズレに“(半拍ズレて)ンキャッ、キャッ、キャークク、ンキャッ”とキースの遊びのリフが絡む。あー、何て可愛くて美しーんだよ。これがニーチェの言っていた、到達すべき無垢な幼児の遊びなんだろーな、と僕は実感するのだ。

もちろんジャガーのオカマ的ではあるが圧倒的な吐息と発声法、英国愛猫協会会長であるワッツのツンッ・ター!ツンッ・ター!ドゥアーカ・ダカ・ダカ!ダカ!てなドラム、在りし日のワイマンのブッ、ブッ、ブゥーンンてなベースランも忘れるべきではない。

最強のロックンロールバンドと謳われるストーンズの楽曲のタイトルには、意外にロックンロールと言うワードが入ったものが見当たらない。改めてアピールする必要もないんだろーけどねー。僕が思い付くところでは今回の「イッツ・オンリー・ロックンロール」くらいか。“入墨の男”に入っててキースがリードボーカルーを取っている「リトルT&A」ではコーラス部分で“シバレル(?)ロックンロール、オオー、オッ、オー!!”とか歌ってるけどね。

(ウッディー)

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