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ビバ!ロックンロール!コミュの●ロックンロールモノ/12●

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ロックンロールモノとはそれが音楽であれ文章であれ映像であれ、タイトルに“ロックンロール”という言葉を冠したものを言う。タイトルに“ロックンロール”を謳ってんだから、内容はそれなりにロックンロールなんだろう、と思いきやそうでないものも多々あるが、とにもかくにもタイトルに“ロックンロール”という言葉を冠したものならなんでもかんでも、ここでは十把一絡げにピックアップしたい。
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ロックンロール/
ダフト・パンク

そのまんまなタイトルから察するに、ロックンロールの歴史をジャコメッティもしくはビュッフェのような、トゲのあるシンプルな素描で表現したサンプリング&ミクスチャー・ミュージックの佳作と言えるのでは。淡々と続くハンドクラップ&四つ打ちのリズムに、裏打ち変則3連(約)のレコード盤の針トビ音(おそらくこれがロックンロール本体を表しているのだろう。ロックンロールとは神様が空気を爪で引っ掻いた音であると考える僕には、この音はピッタシ!)をじゃれつかせた延々たるループをベースに、その表面にさざ波の如く現れては消える微妙な、または歴然たる“差異”によって、ロックンロール・ミュージックの軌跡を辿っているように聴こえる(違うかも)。ダンスミュージックとして生まれ、黒人DJに命名されたロックンロールが、様々な音楽を横断し、死と再生を繰り返す様子が超クールかつスタイリッシュに演奏されている。ここではドラマは悪なのだ。特に後半の、ロックンロールがパンクロックの輝くディストーションを纏って世界を圧巻し、グランジへと連携していく部分は相当スリリングである。

本作は我が国を代表する漫画家・松本零士とのコラボでも知られるフランス(だっけか?違うかも)のエレクトロなユニット、ダフトパンクのファーストアルバム「ホームワークス」に収録。アルバム自体はそのタイトルのごとく宅録小僧がひきこもりつつ自宅の部屋で趣味的に録音したかのような、アマチュアリズムに満ちた、音のツギハギっぽい、それゆえのリアリティが魅力である。その後ダフトパンクはボコーダーを効果的に使った「ワンモアタイム」で一大ヒットを飛ばし、ロボットの着ぐるみを纏って人々の前に現れ一世を風靡した。プロモビデオで松本零士のアニメをフューチャーしたのもこの曲が中心だったと記憶している。思春期に「宇宙戦艦ヤマト」や「男おいどん」の作者として僕の一大アイドルであった松本零士が、その20年後、同じこの僕がテクノやサンプリングミュージックに興味を持ってアルバムを買ったユニットと国境を越えてコラボするなんつー奇妙な偶然に、何となくウレシクなったものだ。

(ウッディー)

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