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マイクの物語コミュの地球防衛軍6発売記念物語

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球防衛軍6が本日発売しましたので、物語を作りました〜。

主人公は、龍が如くシリーズの澤村遥にしました。

それでは行きます。



桐生一馬が死んでから半年が過ぎた。
澤村遥は、地球防衛軍(EDF)に所属し、ウィングダイバーとして侵略者と戦っていた。
今日もまたEDFとして、出撃する。
そんな中、遥は浮かない顔をしている。

(遥:おじさんなんて本当に死んでいればよかったんだよ!)

それは、桐生が助けに来てくれたときに言ってしまったことだった。
広島で死んでいたと思っていた桐生が遥を助けに来たのだが、桐生が来る前に多くの家族を失い、生きていたことを教えてくれなかったことへの恨みもあり、桐生に対して心にもないことを言ってしまったのだ。
精彩を欠いていた桐生はその後遥をかばって本当に死んでしまった。
最後まで遥に「すまない遥。」と謝りながら。
遥は、結局自分が言ったことを桐生に謝れないまま桐生は逝ってしまった。

その後、遥はEDFとして戦う道を選んだ。
それは桐生への罪滅ぼしなのか、
桐生の意思を受け継いだのか、
それとも死に場所を探していたのか、
遥は、自分の中でもはっきり気持ちを定めないまま軍に入隊したのだった。
そんな中、ここまで戦死しなかったのは、運が良かったのかもしれない。

隊長:敵が来たぞ!撃て!

ダダダダダダッ!
第4ペイルウイング隊の隊長の命令と共に隊の兵士が一斉に撃つ。
遥もその中の一人だった。

東城会会長だった(一日だけ)桐生と違い遥は隊長でもなければエースでもない、ただの下っ端の一兵卒だった。
しかも武器の扱いがいいとはとても言えず、武器の反動でうまく照準を合わせられない。
正直言って足手まといといっていいだろう。
事実、遥が所属する隊は、度々全滅の憂き目に会い、遥は死神、疫病神と陰口を叩かれていた。
アイドル時代のような陰湿ないじめも受けていた。
それでも遥はぐっと涙をこらえ戦っていたのだ。

戦況は、多勢に無勢だったが、隊長の的確な指示の下、何とか侵略生物を食い止めている。

隊長:敵中央に攻撃を集中しろ!

ダダダダダダッ!
ペイルウイング隊の集中攻撃により侵略生物が一瞬怯んだ。

隊長:今だ!密集して全軍で一気に敵のスキを突く!

第4ペイルウイング隊が密集し、敵に突撃しようというとき、遥は、別のところに目が行った。
そこには、逃げ遅れた親子がいた。
侵略生物に追われ、今にも追いつかれそうだった。

遥:危ない!

遥は、あろうことか隊列を崩し、助けに行ってしまった。

隊長:何をやってい・・・・ぐわああ!!

第4ペイルウイング隊の隊列が乱れたところへ侵略生物がなだれ込む。

遥:間に合え!間に合え!間に合えーーーー!!!

遥が最高速度まで上げて助けに向かうが・・・・
グサッ!
娘をかばった父親の腹を侵略生物αの牙が貫く。

娘:パパ!

遥:くっ!(間に合わなかった・・・・)

遥はそのまま侵略生物αに突っ込みレイピアガンを乱射する。
ダダダダダダッ!

侵略生物α:ギャフィーン!

侵略生物αは、息絶えた。
だが、

娘:パパー!

娘が父親のところへ駆け寄る。

父親:ごめん。ごめんな〜。パパは、もうダメだ。パパがいなくても生きていてくれ。

娘:やだよ〜。パパとずっと一緒にいる!

遥の脳裏に桐生の死が蘇る。

父親:そこにいる兵士の方。お願いします!この子を・・・・この子を・・・・ガクッ・・・・・

娘:パパーーー!!

遥がその娘に歩み寄ろうとしたとき、
ドドドドドドッ!
侵略生物の大群がこちらに向かっていた。

遥:さあ行こっ!ここは、危ないよ。

娘:嫌っ!パパと一緒にいる!パパを残して行けない!

遥には、その子の気持ちが痛いほどわかる。
だがっ!

遥:ばか!

パシン!
平手打ちを食らわした。

遥:あなたには、お父さんの気持ちがわからないの!?死ぬ最後の瞬間まであなたのことを心配していたのに、あなたがその気持に答えないでどうするの!?

そう言いつつ、遥は自虐の念に囚われた。
桐生は、いつも遥のために傷ついてきた。
それなのに遥は、桐生に何もしてあげられなかった。
挙句の果てには、傷つく言葉を投げかけてしまった。

遥:はっ!行くよ!

抵抗はなかった。
父親のためにも生きていくことを選んだのだ。
遥は、女の子を抱きしめるとそのままブーストをふかし、飛び上がった。
だが、本来空を飛ぶウイングダイバーは、その大小として極限まで重量を減らす。
したがって、誰かを持ち上げて飛ぶことに適してない。

遥:くっ!

思っていたよりもスピードが遅く、バランスも悪い。
やがて、侵略生物αの大群に追いつかれてしまった。
遥は、振り向き様レイピアガンを乱射する。
レイピアガンは、反動が少ない割に威力が高い。
欠点は、近距離でしか使えないことだが、幸い遥でも戦える唯一の武器と言っていいだろう。
だが、この武器は、機動力を活かしたヒットアンドアウェイに向いている。
ウイングダイバーの機動力があってこそ活かせる武器なのだ。
次第に侵略生物αに迫られる。
そして、
ガッ!
遥達は、突進してきた侵略生物に衝突した。

遥:きゃあああーーー!!

遥は、ギュッと女の子を抱きしめていたのだが、あまりの衝撃に手を離してしまった。
ゴツッ!
女の子は、ビルの角に後頭部をぶつけた。

女の子:!!

遥:その子は、やらせない!

遥は、すくっと立ち上がると、女の子の前に仁王立ちし、銃を構える。

女の子を守った父親の姿と桐生の姿が重なり、遥の気持ちが一気に爆発した。
ダダダダダダッ!
遥は、右手でレイピアガンを連射しつつ左手でサンダーボウガンを撃つ。
それにより、近距離をレイピアガンで撃ちつつ、サンダーボウガンで中距離の敵にダメージを与える。
当然、銃の反動は半端ないが気合で反動を抑え込む。
桐生のような力技だ。
・・・・・・・やがて、遥は、侵略生物αの大群を全滅させていた。
遥は、女の子の方に向き直ると

遥:終わったよ。

と言って女の子を抱えあげる。

女の子:・・・・・

女の子は、何も答えなかった。

遥:隊に合流するね。勝手な行動をして怒られるかもしれないけど。

遥は、フラフラに飛びながらも、隊の元へ向かった。

遥:!!!・・・・・そんな!

第4ペイルウイング隊は、全滅していた。
優秀な隊長も中の良かった隊員もいじめてきた隊員もかばってくれた隊員もみんな死んでいた。
遥が隊列を乱した後、隊は散り散りになり、各個撃破されてしまった。
本来隊長が得意としていた戦法だが、結果的に侵略生物αにやられてしまったのだ。
その現状を見て遥は、自分を責めた。
ツーー遥の涙が頬を伝う。

遥:う、う・・・・・あ、ごめんなさい。早く本部に合流しなきゃね。

遥は、慌てて涙を拭き、女の子の方に向き直す。

女の子:・・・・・・

遥:・・・うん?どうしたの?

女の子:・・・・・・・

女の子は、答えなかった。

遥:!!

遥は、何も答えない女の子を見て、あわてて揺すったが、頭がカクンカクン動くだけだった。

遥:あ、ああ・・・・・・・・わあああーーーー!!!

遥は、その場で突っ伏し泣き叫んだ。

遥:どうして私は、誰も助けられないの!?どうして私は、こんなに弱いの!?

後から後から涙が出てくる。
遥は、自分の弱さに絶望する。

遥:おじさん。生き返ってよ〜。また、私の前に現れてよ〜。私じゃもうだめだよ〜。おじさんがいなくちゃ、私・・・・・う、うう・・・

遥は、その日ずっと泣き明かした。
やがてキラ隊に救助され、本部へ帰還した。
さらに翌日、遥は新しい隊へ編入された。
新入隊員として合流すると新入隊員の挨拶をする。

遥:第2ペイルウイング隊の編入された桐生遥一等兵です。よろしくお願いします!

遥の顔は、どこか吹っ切れたようだった。
桐生の名前をなるのも何かの意思表示だろう。
だが、死神、疫病神と噂された遥への風当たりは悪かった。
すぐにざわついていた。
名前を変えたのは死神の名を隠すためだとか、
こいつのせいでこの部隊も全滅してしまうだとか、
軍にいすわるんじゃないよだとか、
散々ないいようだ。
だが、遥はそんな言葉に負けなかった。
いじめにも侵略生物にも屈っせず、
戦って、
戦って、
戦い抜いた。
新しい隊に所属した遥の活躍は、目覚ましいものがあった。
あの戦いで何かを掴み、獅子奮迅の活躍をしている。
瞬時に敵の懐へ飛び、至近距離から銃を乱射する。
敵が反撃するときには、もうその場を離れていた。
まさに蝶のように舞い、蜂のようにさしていた。

遥:おじさん、私戦うよ。おじさんの名前に恥じないように頑張るよ。もうおじさんには、もう謝れないけど。世界を平和にしてあの子や私のように悲しい思いをする子を出さないようにするよ。だから、おじさん私を見持って。私絶対にやりきるから。

遥は、果たして世界を平和にできるのか!?
答えを知りたい人は、ゲームを買おう。
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