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マイクの物語コミュのアレックス第?話 ミーアとアレックス

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アレックスは、廃墟と化したコンサート会場にたどり着いた。

アレックス:ここか・・・・・狙撃ポイントは・・・5つか。

用意周到に周りを確認するとアレックスはそっと忍び込んだ。
見るとミーアが中央でうずくまっている。
アレックスが声をかけようとすると、

???:御父様。

後ろから声がした。

アレックス:なっ!カガリ!それにアスラン。

カガリ:御父様は、すぐに顔に出るからね。つい、尾行しちゃったよ。

アレックス:むむむ・・・・

そんな二人のやりとりをよそにアスランがミーアに声をかける。

アスラン:ミーア!

ミーア:え?アスラン!生きていたの!?

タタタタタタッ!
ミーアは、走り寄ってくる。

アレックス:お前の知り合いだったか。

ミーアが駆け寄ってくるが、ラクスがふと顔を出すと、

ミーア:!!

突然表情が豹変する。

ミーア:アスラン・・・・・ラクス様・・・・・どうして・・・・

アレックス:??

ミーア:どうして二人が一緒なの!?何で!!!?アスランはラクスの婚約者でしょ!だったら、私の隣にいてよ!

アスラン:ミーア!

ミーア:私はラクスよ!その人じゃなくて私がラクスなのよ!

アレックス:!!(そうか。この子は、ラクスとしてスポットライトを浴びていたかった。しかし、この前あんな出来事があった。つらかっただろうじゃろうな〜。一瞬にしてすべてを失ったのは・・・・・だが!)

ミーア:何もかも持っているあなた達に私の気持ちなんか、わかるわけがないわ!

チャッ!
そう言うと、ミーアは銃を構えた。

アスラン:!!

パーン!
甲高い音がコンサート会場に響き渡る。

ミーア:痛〜〜!・・・・誰よあなたは!?

見ると、アレックスがミーアをひっぱたいたようだ。

アレックス:そんなことはどうどうも良い。ミーアとやら、現実を見るんじゃ。あの輝き、あの歓声はすべてまやかしじゃ。

ミーア:それでもいい。私は・・・・・

アレックス:ミーアという一人の人間の魅力はどうなる?お前さんは、それを消してしまうのか?

ミーア:でも!

アレックス:お前さんなら必ず自分の力でもスターの道を登ることができる。

ミーア:本当?

アレックス:このアレックス・ディノは嘘はつかん。

偽名を名乗っている人間がよく言う。
だが、その言葉はミーアの心に深く刻まれた。

ミーア:あ、あ、・・・・・ポッ・・・・

え?え?「ポッ」って何?「ポッ」て?
まさか、そのナイスミドルな魅力でまたしても一人落としたというのか?
さすが、撃墜王。
そこへ・・・

アレックス:危ない!

バキューン!

カガリ:お父様!

アレックス:・・・・・ふん。たかだが、38口径の銃で私の鋼の肉体を貫通出来るとでも思ったのか?

プリッ!
カン!コロコロコロ・・・・
ウズミがちょっと力を入れると、弾丸が体から出てコロコロ転がった。

アスラン:ば、ばけものか・・・・

アスランには到底できない芸当だ。
無論、こんなマネができる人間などいない。
できるとしたらせいぜいキサカぐらいだろう。

ミーア:す、素敵。

ミーアはアレックスの肉体美を見てさらに惚れこんだ。
それを、
ズキューン!
一発の銃声が、アレックスの頭部をかすめた。
アレックスはそれに一向に動じることなく、

アレックス:どうやら、あいつらを始末しなくてはな。

と言って、懐から愛用の銃S&WM29を取り出した。
1956年に発売され、「ダーティーハリー」でクリント・イーストウッドが使用して以来、44マグナム弾を撃てる大口径のリボルバーとして「世界最強の銃」として知られていたM29をモビルスーツが飛んでいるこの時代でさえウズミはこの銃を愛用しているのだ。
そもそもこの銃はアラスカなどでグリズリー(灰色熊)を狩るハンターが不意に襲われたときに対応するためのリボルバー、というコンセプトで開発されたものであり、強烈な発射反動(キラなら撃った瞬間に壁まで吹っ飛ぶだろう)発射音(キラなら聞いただけでびびってちびりそうだ)発射炎、さらには重くて大きくかさ張る事から実際には映画以外では、警察には使わることはなかった。
(注。「世界のカリスマGUN」バイブル引用)
ズキューン!
大口径の銃らしく凄まじい轟音と共に、アレックスのS&Wは火を噴いた。

ザフト軍兵士:がっ!

まるで、右胸にどでかい穴が空いたかのように当たり、ザフト軍兵士は絶命した。
ズキューン!
再びS&Wが火を噴くと、また一人絶命した。
ズキューン!
ズキューン!
ズキューン!
確実に一発で次々とザフト軍兵士を射殺していくアレックス
そして、
ズキューン!

サラ:がっ!

珍しく、アレックスの射撃が腹部を直撃。
そこへ、アレックスのアカツキ(カガリのではない)に乗ったムウさんがやってきた。
ムウが手を差し出すとラクスがそのアカツキの手に乗ろうとしたが、

サラ:う、うう・・・・

虫の息だったサラがラクスに銃を向けていた。

ミーア:!!・・・・危ない!

パーン!
アレックスのS&Wの轟音とはとても似つかない乾いた音がする銃の音がした。
クルッ!バタン。
ミーアは、弾丸に当たった反動で一回転した(かなり無理があるぞ。)かと思うと、そのまま倒れてしまった。

アレックス:なっ!なんという、なんということじゃ。ワシが!ワシが・・・・あのときに・・・・・

アレックスは、相手が女性と言うことで、つい銃口に狂いが生じたのだった・・・それが、こんな結末を迎えようとは・・・・

アレックス:・・・・まだカガリと年も変わらないような子が・・・

アレックスが号泣し、ひれ伏す。

カガリ:お、御父様・・・・・・

いつも大きく強かったアレックスのそんな姿をカガリは初めて見た。
一人の少女が死んだ。
だが、世界の情勢は全く変わらない。
悲しみに暮れている暇などない。
世界は待ってなどくれないのだ。
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