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ペットと飼い主のカウンセリングコミュのShin往診日記

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ブログに書いていることなのですが、ゴン太の往診についてこちらにも掲載します。

車(セダン)day x ゴン太

1週間前から毎日ワンちゃんの往診に行っているアパートのお宅があります。

ワンちゃんは、ゴン太といいます。
8才の雄犬雑種ですが、以前から腎臓が極めて悪い状態でした。

アパート脇の道を挟んで農家のおうちがあって、農家の垣根に犬小屋を置いてもらっています。
通行人は、「ゴンちゃん」といって声をかけて通ります。


ゴンちゃんが倒れて動けなくなったので、即、往診に行ったのが1週間前です。


横たわったゴンちゃんに付き添って、飼い主のおばあさんが待っていました。

点滴治療を家内が行っていると、学校帰りの小学生の女の子も心配そうに寄ってきました。
「体は大きいけど、おとなしいゴンちゃんなんだよ。」とその子も言います。


翌日は少し元気になって、散歩もしたそうです。
みんなびっくりしたと言います。

でも、やはりつらそうでした。食欲がありません。
点滴継続。

昨日今日と暑いので、おばあさんのアパートの中で過ごしています。
外の散歩も行けなくなりました。
ゴン太が元気な頃、散歩で引っ張られて怪我をしたというおばあさんの話も聞きました。


車(セダン)day x+1 ゴン太の過去

霞ヶ浦の周囲の村々は今でも農村の雰囲気が漂います。

ゴン太の母はそこの地域の野良ちゃんでした。
ゆうゆうと子供を産んで育てていました。

付近の人も「捕獲」なんて考えません。
適当に食事をあげたりしていたんです。


ある日、ゴン太一家にダンプが襲いました。
一家は道を集団で歩いているところをダンプカーに轢かれてしまったのです。
お母さんも子どもたちも即死。

唯一生き残ったのが子どものゴン太だったのです。
ゴン太のしっぽは半分しかありません。
ゴン太はしっぽだけ轢かれたのでした。

今日、往診でのおばあさんのお話でした。
おばあさんとゴン太はそれ以来のつきあいです。


ゴン太は相変わらず食欲なし。
水は飲む。
玄関から外へ数メートルくらいは歩いた。


近所のお母さんと女の子がゴン太の様子を見に来ていました。




車(セダン)day x+2 小学生の想い

今日は、近所の小学生のお嬢ちゃんが待っていました。
点滴開始。輸液パックの残量を見ながら、女の子がゴン太に声をかけます。
「ゴン太、我慢して」「もう少しだよ。ゴン太頑張って」「もう終わるから、ゴン太頑張れ」

ゴン太は身動きしませんが、視線だけ動いているのが分かりました。
おばあさんによれば、昨日、妹さんが見舞いに来た時、ゴン太は上半身だけ体を起こしたそうです。

明日も往診に来ることにして、我々が帰るとき、おばあさんはゴン太の体をさすっていました。女の子は、「明日もよろしくお願いします。」といって丁寧なお辞儀をして見送るのです。

我々夫婦も、子どもにきちんとお辞儀をされることなど無かったので、とてもびっくりしました。

女の子も、自分の出来る精一杯のことをしたのでしょう。

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