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ペットと飼い主のカウンセリングコミュのサイバネティックス

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 カウンセラーの講習会などで、「ペットを扱っています」と自己紹介すると、奇妙な顔をされることがありますね。しかし、認知行動療法と家族療法の分野の方々は違和感なく受け入れてくれたように感じます。

 認知行動療法では、ペットをクライエントの情緒的側面へのアプローチに活用することが出来ます。早稲田大の嶋田先生は「ストレスマネジメント」の小冊子の中で、イヌとネコの活用を紹介していました。

 また、家族療法・ブリーフセラピーの分野ではイヌ好きの若島先生(現東北大)が書籍にて紹介しています。けれども、「ペットは家族の一員」だからといって家族療法で扱うのではありません。そこには、サイバネティックス−システム論という考え方があるからです。

 昨日は、日本ブリーフセラピー協会の特別講義があって、「ゲームで体感するシステム論・サイバネティックス理論」(生田倫子先生)というものでした。
 詳細勉強は、各自にお願いするとして、ワークが興味深かったのでここで紹介します。

6人のチームを作り、観察者を1人決めます。残りの5人はリーダー決めを行うのです。
30秒で決めてくれと言うので、我がチームはぎりぎりの時間で1人が立候補しました。
そこでチームは目を閉じさせられます。その後目を開けさせられて、「もう一度。リーダーを決めて下さい」と指示されます。すると、先ほどの元気なリーダーは、うつむいて、元気なく、まったくやれそうにありません。しかたなく、次のある方が、リーダーの名乗りをあげました(これも30秒以内の制限あり)。
ここでまた目を閉じさせられます。目をあけてまた「リーダを決め直して下さい」といわれます。元気な人はまた憂鬱で落ち込んだ様子を見せます。
しかたなく・・・ということで「リーダー決め」は進みました。

実は、観察者が、グループの中で「リーダー決め」に一番貢献した人に、「憂鬱で何も出来ないふりをして下さい」と指示しているのです。
すると、「最初のリーダー決め」と「2回目のリーダー決め」は空気が変わっています。
グループ内部の変化(今まで積極的だった人がしゃべらない)を感知し、グループに還元される(フィードバック)。変化はその場のコミュニケーションの変化となって、自然に現れます。そして、新たなリーダー決め貢献者が必ず現れ、なんとかリーダーが決まる(自己制御性:サイバネティックス)。というものでした。
 以上です。

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