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日本の生命線・台湾防衛運動コミュの有事で判断誤らす「一つの中国」症候群

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人民日報は3月24日、「訪中中の米軍のピーター・ペース統合参謀本部議長が23日、米国政府が『一つの中国』の原則を引き続き堅持し、台湾独立に断固として反対することを表明した」と報じた。これが事実なら、少なくともペース議長は中国の宣伝工作にやられ、「一つの中国症候群」にかかっていると言うことになる。

中国の言う「一つの中国」の原則とは、「台湾は中国領土」と言うもの。これに対して米国も「一つの中国」政策があるが、これは「中華人民共和国と中華民国の二つの中国政府のうち、一つしか承認しない」と言うだけの話。だから三つの米中コミュニケでも、米国は台湾を中国領とする中国の主張を承認していない。

ところがペース議長は中国での記者会見で、「台湾問題は中国政府が関心を寄せる問題。私たちはこの問題に対する中国政府の態度を尊重するべきだ」と言ったのだ。つまり台湾は中国の内政問題であると。

また「ブッシュ大統領は台湾問題についてはっきりとした態度を表明している。すなわち『一つの中国』の原則を堅持し、米中間の三つの共同コミュニケを遵守するというものだ」とも。共同コミュニケを遵守するなら、米国は台湾を中国領土と見てはならない。これでは完全に中国の代弁者だ。

さらにこうも言った。「ブッシュ大統領はまた、『台湾独立』に断固として反対することも表明している。私たちも再度この立場を表明する」と。ブッシュ政権の方針は「台湾独立を支持しない」(独立問題には関与しない)と言うもので、「反対」ではない。たしかにブッシュは胡錦濤や温家宝に対し、「独立不支持」と言うべきところを誤って「独立反対」と言ってしまったことはあるが。

あくまでブッシュの言い間違いなのだが、中国に配慮して「一つの中国」と言うややこしい言葉を用いているうち、だんだん「台湾は中国領土」だと勘違いしてしまうわけだ。「不支持」との中国にめいっぱい配慮した紛らわしい言葉も、そういうところから出た。そして「不支持」を言っているうちに、ブッシュ以下がみなが「反対だ」との自己催眠にかかり…。これが「一つの中国症候群」だ。

ちなみに我が政府部内もこの症候群にやられている。「台湾問題は中国の内政問題」との認識が、いざ台湾有事の時、大いに対応判断を狂わせかねないのである。これこそ中国の「一つの中国」の宣伝工作の狙いなのだ。

なお米国は今後、米国本土を核攻撃できるようになった中国との衝突を避けるため、台湾問題ではこれまで以上に争わない方向で行くのではないか。ペース議長の発言も、そう言った予感を抱かせるものだ。

コメント(2)

ピーター・ペース統合参謀本部議長は制服を見ると米国海兵隊の方ですね。このご発言に関しては、つぎの3つのいずれかに起因するものと考えられます。
(その1) 今後、台湾危機に際しての米軍のコミットメントを低減させていこうという方針があり、それを明言した。(つまり、これまでの事実や経緯を十分知りつつも寝返った。)
(その2) なさんの言われるとおり「一つの中国症候群」にかかっている。(つまり、騙されている。)
(その3) 単に最初から台湾問題について全くわかっていない。(日本でも高位高官に驚くべき程に台湾問題に無関心で、何も知らない人が多い。)
・・・是非、(その3)であることを願う.

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