「右脳苦界」コミュの■７月兼題作品　●作者別トピ（2007/8/22）

■７月兼題作品●作者別トピ（2007/8/22）


お待たせ致しましたm(_ _)m


お客様　→　界員　の順でＵＰします



【お客様】編


　Ｕさん

椿菌核茶碗茸ほら悪い人の側（がわ）

山椒の実は青い君が好きで眠い

蚊帳つりぐさイプイプ引いてひろげたり　

含羞草までは這っても行きます　　




　まささん　　　　　
　　　
椿菌核茶碗茸のビザは水に透かす　　

手ぶらで来ない緑若葉の君が好き
　　　
イプイプのロボット喃語にビザ出すまじ　

ロボットおじぎ草かな団塊やさしくて　　　




　ケンさん

父親（オヤジ）全否定の娘といてツバキキンカクチャワンダケ　
　
左目力の君が好きですカボチャ玉
　
田植えイプイプ太腿からこぼすよ　

縄とび選手権の消えた足首おじぎ草
　　　　　　



【界員様】編


お花はん　さん

ツはツバキキンカクチャワンタケのツ

芒面にジベレリン君は３月のライオン

そもそもヒキガエルのあぜ道は講義中

花粉フンフンアブも人もハナフンフンハリエンジュ

ラヴィアンローズのぎっしりアブラムシ歌声はピアニッシモ

花咲く娘達のアブラムシは髪飾り

豚草のバカバカバカバカ君が好き

天上のイプイプヒスイカズラから1000のジョイ

肩振るわせたオジギソウ靴下は色違い

汗だく太山レンゲ空はスッカラカンノカン

ハイレグの柏林捕虫網に涼風通り抜け

寂静水しぶき捕まえろ若鮎のつるつるり

逢い引きにお出かけエサキモンツキツノカメムシ

道端にのし烏賊の猫植栽はダリア

口先トウガラシのバキバキ炒めお口に合いますかどうか




カヤクグリ　さん

つばきんかくちゃわんたけ空に見し

風に揺れノギの合間に君が顔

そもそもとしたり顔して青葉梟

ささゆりの咳払いして花粉落ち

あぶらむしの舞踏会場　蓬茎

虹見つけ笑顔零れる君が好き

短冊にちちんぷいぷいプーと吹き

稚児の守りああ草臥れたおじぎそう

しじみてふすとらいぷがらのくつした

森の道続く血の主　不如帰

キャピキャピと初出会い大山蓮華

ハイレグの群がる浜辺　蟹は消え

若鮎が上らぬ峪に瓜香満つ

あいびきのメンチカツレツ梅酢添え

道端で寝る人の見る先に蟻

露店主のなすび手に持ちご自由に




ＳＡＢＵＲＯ　さん

言うはそも眼でありしサングラス

花粉塊百合のめしべのしとどなる

合歓の木に含羞草のよに触れてみし

不如帰育てられしが嘘のごと

日の落ちて敵（かたき）も味方鮎の川

逢引の雨傘かしぐ五月闇

道端の潰れ蛙をやせ百姓




そのはし　さん

そもそもは夕凪時の無言から

黒シャツに百合の花粉が黄色い「へ」

オカリナを吹けばもぞりとアブラムシ

君が好きセミ語で言った七年目

退院の背に静かなる含羞草　

くつしたの中にパンツを隠す夏

ホトトギス王子の耳を見ずに鳴く

ハイレグに蝿が近寄る大日本

鉄橋をくぐる若鮎湯に刺青

あいびきやここも応仁古戦場

道端に友の自転車蟻の列




桃里　さん

いつからいっしょに生きていた椿菌核茶碗茸

潔き命を継ぎて椿菌核茶碗茸

静なるジャポニズムとは椿菌核茶碗茸

芒は刺すためにあるとも知らず泣いている

「そもそも」を子に教へるはそもそもむづかし
　　　
花粉濡れて待っている虫も人も中空

アブラムシアブダカダブラ羽根生えた

「植物を好きな君が好き」と云うなら

男女子供くつした揃い道別れ

おおやまれんげ太古を抱く君の香よ

砂浜に死語とハイレグ寄せられて

道端のジプシー植物我らもジプシー




nora　さん

耳なし芳一と酌むよ椿菌核茶碗茸　

四人また逢おう椿菌核茶碗茸　

芒からまるメビウスの輪よ中学生

沈黙というやつ紺碧の君の芒（ノギ）

芒か野毛か七月の街漂流


酔えばそもそも私アゲハの幼虫です

午前７時半そもそも青葉騒小学生

波形トタンそもそもオオムラサキは挫傷　

花粉飛ぶ母よ淋しい暴走族

私イネ科花粉症蟻走りカルガモ飛ぶ
　
アブラムシぷくぷく太る青空よ

アブラムシ１００匹孤独を飼いならす

レタストマト波打っている君が好き　　　　　

空中庭園猫つれている君が好き　　　　　　

スイカズラ吸うと青空イプイプす　　　　　　　　

イプイプな毎日二階の空を食う　　　

性同一やイルかのジャンプ含羞草　　　　

青空あしたまた逢えるかなおじぎ草　　　

木槿満開もう戻れない白い靴下

靴下干すとツバクラの尾が囀るよ

黒いくつした百足を踏んで出かけます

特許許可局トッキョキョカキョク母になれないホトトギス

オオバアサガラ白くて子殺しホトトギス

人体コップに悲喜の酒盛り大山蓮華

少女かなオオヤマレンゲ流れ虻

富士今日も黒くハイレグなり朝日

ハイレグな猫底紅木槿満開だ

若鮎の刃が飛び散るよキラリ孤独

暗緑の街に風きてWAKAAYUす

豆軍配薺倒して逢引す

君等あいびき混沌サルトリイバラかな
　　　　　　　　　　　
毒虫に刺され頬骨の丘や道端

捨て苗かブルドック二頭道端す

ミチバタミチバタ初夏の紺碧よ
　　
かやつりぐさ背骨バキバキ昼花火

昼の酒ばきばきと来てモンシロチョウ




horagai　さん

佐保姫の僕（しもべ）か椿菌核茶碗茸

君と出会いし日よ椿菌核茶碗茸

たそがれに撮る椿菌核茶碗茸

のぎへんに興亡をみる春秋戦国

芒（のぎ）ひとつ獅子身中の虫となる

そもそものことのはじまり天沼矛（あめのぬぼこ）

花粉団子下げて蜜蜂キャンプイン

風に舞う花粉が見下ろす街の酔歩

絹雲の広がる空にアブラムシ

消火器の詰め替え日がなイプイプと

おじぎそう眠り一人線香花火する

ヤッホーがおおやまれんげにこだまする

ハイレグに一瞥もせず見る浜うつぼ

若鮎よ大志を抱け信濃川

道端に落ちてる幸運探してる



まじょまじょ　さん

芒かき分け 匍匐前進 山姥の棲家

君が好き 彦星ひとり 慟哭のプロポーズ

バキバキと コブラツイスト クマゼミ親父




じゅんたろう

PCで椿菌核茶碗茸の菌輪

芒の野で一人遊ぶ仔　夢に泣く

ふかし芋いっそもそもそ手ごわいぞ

涙して　花粉症と言い訳し

カンゾウの花好きは私とあぶらむし

誰もが知ってるダークヒーローあぶらむし

年老いてますます可愛い君が好き

イプイプで　想像力を試された

ねえ貴方　見習いましょう　含羞草　

くつしたでする神経衰弱　一人勝ち

春告げる　古田の森のホトトギス

白き君　村雨侍従か　おおやまれんげ

プードルを　ハイレグカットだ丸刈りだ

若鮎の天婦羅食べた夏が来た

あいびきに似合う衣装は　あーるでこ

愛し子の陽炎を喰う道端の陰

タラの芽を求めてばきばき藪を行く

バキバキ吼える脹脛血栓製造中