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ミッション・イン・スレッドコミュの俺たちの戦場 パート1

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東京から帰ってまいりました
いや、なんか昨日「商工会青年部全国大会」ってやつがあったそうで、日本武道館に行ってきましたよ、入り口まで。

昼間っから酔い酔いで歩いてたら見事アキバに着きました。
ええ、スロット打ってました、アキバで、ネクタイで。

打ってたら誰か来たねぇ、セイギノミカタ・・・小田氏・・ケタクト・・なんだ、みんな大会出てねーじゃん。

時間は夜8時すぎ、みんなは赤坂プリンスでパーティ中。
ボクとケタクトとM車屋(おんじょこき)はアキバのビアガーデンですき焼き(たまごで〜す!ご主人様〜)を召し上がり、カブキチョーという淫靡な闇に消えるのだった。
       
        ・・・つづく・・・


2007年02月22日
22:56
セイギノミカタ

焼き鳥屋で軽く一杯ひっかけ、しばらく街をうろつくも
明日の朝が早いのでハイヤーに乗り込み、淫靡な闇を尻目にアパホテルへと向かうのであった。

       …つづく…

2007年02月22日
23:28
やまもー

・・・・・プルプルプル!!

それは別行動をとっていた呉服屋¥10からの携帯だった。

どうやら だんちょ〜が昔のブラザー”KISS”(※コードネーム)とコマ劇場の前で再開したらしい。

KISSはだんちょ〜に一言「エンジェル」とだけ伝えた。

<キキーッ!!>

ハイヤーの運転手は急ハンドルを切り、再びゴールデンゲートに向かうのだった。

・・・この闇は、まだ俺たちを離してくれそうにない・・・

    …つづく…

2007年02月23日
22:56
だんちょ〜

タクシーを降りてすぐに気付いた・・・
やられた・・・
これはわなだ!
そう、これはM男の罠にかかってしまった
気付いたときにはもう遅い
黒い服を着た男に100ドル紙幣を出し
俺たち総勢10人はその店の中にと消えていった

・・・つづく

2007年02月23日
23:16
やまもー

…エンジェルというは、この恐ろしい店の名だったのだ…

中で待っていたのはグリーンベレーの連中、そう、俺達がかつてベトナムで共に戦った「仲間」達だった。

「いったい何人いるんだ?」

無尽蔵に沸いてくる奴ら
俺達はたったの10人

これには、セイギノミカタの鼻息も、小田氏の天然も、ケタクトの外人も通用しなかった。

…もうだめだ!と思ったその時!

   …つづく…

2007年02月23日
23:39
だんちょ〜

かつて戦った戦士たちも、所詮過去の栄光・・・
仲間たちは皆、馬乗りになられていた・・・
もうだめなのか・・・
そのとき、一筋の光りが
かつてこちら側の人間だった
コードネームは「黒服」
彼の指示で敵たちは次々と反時計回りで退却していく
ただこれは一時しのぎ・・
次の敵がやってくる前におれの「サイコガン」の位置を・・・


つづく・・・

2007年02月24日
00:22
やまもー

次の奴等が現れるのには、数分とかからなかった。

しまった…「サイコガン」が間に合わないっ!
近くの仲間達も自分達の戦闘で精一杯だ。

  …落ち着くんだ…

俺は豊富な戦闘経験からこういう場合の対処法を自然と身につけていた。  
腰を少し浮かせ、足を揃える。
俺独特の戦闘姿勢(ファイティング・スタイル)だ。
汗は滝のように噴出していた。
また、始まるのか・・・

・・・奴は目前まで迫っていた・・・・

  …つづく…

2007年02月24日
03:25
だんちょ〜

なんてことだ!
きゃしゃな体に経験豊富そうな顔…
俺が一番苦手としている相手だった
かつてこの手の敵に勝ったためしがない…
まずい…
そうだ!
揺動作戦で時間を稼ごくしかない
かつて世界対戦で使った単純な技だ
俺はありとあらゆる事を言い相手を動揺させた。
しかしそれも長続きはしない
敵は俺のスキを見てのしかかって来た
やばい!
乗られた上に、猿ぐつわで口を塞がれた



…つづく

2007年02月24日
09:02
やまもー

おまけに、両手を所定の位置に固定させられてしまった。
これでは手も足も出ない!
あきらめかけたその時・・・

隣にいた相棒、コードネーム”バッタのJ”がフリーになった。
実はこいつはアフガニスタンで無数の敵の中に単独で突入し、一人で数百人を倒した男だ。しかしもう少しのところで昆虫におどろいて泣き出したことで軍を除隊した。

Jは少しの隙を見て、俺にのしかかっている奴の胸元を執拗に攻撃した。

敵の攻撃が少し緩んだ。

  ・・・今だ!

   ・・・つづく・・・

2007年02月24日
09:52
だんちょ〜

よし!
いまだ!
「にょろ〜ん」…
俺のサイコガンが火を噴いた
細身の敵がうるうるした目で俺を見つめた。
よし!
おちた!
これで俺たちの勝利だ
もう虫の息な敵が、俺の耳元で何かをささやく
「エンチョウシメイ」
なんのことだ?
すぐさま黒服がやって来て俺に言った
ダンチョネ!
「えんちょうしめい」で、なければすぐに逃げろ
なに?!
エンチョウシメイとは一緒に死ねって意味だったのか!
やばい!
「J」!
おれは、半死のJと必死で外に向かってはしった!
サイコガンを使ったせいで走りずらい
は!急に足が軽くなった
ボン・ベガス
M男爵
マルコー
だった
「おれたちがこの場はしのぐ!先に行け!」おまえたち〜
生きてまた会おうと目配せをして、走った



つづく





2007年02月24日
14:03
やまもー

俺はフラフラしながら入り口に向かって走る仲間達を遠い目で見送った。
そう、俺達3人はここで戦うことを決めたのだ。
いつも俺達は、死に場所を求めて戦ってきた。
ここをその場所と決めた。
黒服は小声で聞く。
「いいのかい?ボン・ベガス」
俺は腫れたくちびるで答えた。
「ああ、今まで良く尽くしてくれた。ありがとう。」
黒服は俺の差し出した100ドル紙幣を涙目で受け取るとニヤリと笑い、そして言った。
「エンチョ〜ハイリマース!」
そう、こいつは二重スパイだったのだ。
気付いたときには遅かった。
新たなソルジャーがわらわらと沸いてくるのが遠くに見えた。

   ・・・つづく・・・


2007年02月24日
15:12
セイギノミカタ

〜CM〜

新発売!

戦いに疲れた勇敢な戦士たち!

重い物を乗せ続け負担のかかったお尻たち!

苛酷なワックスオン、ワックスオフで感覚を無くした指先たち!

まだまだ続く『使命円超』のお供にぜひどうぞ!

これさえアレば飯もいらない!
『ハッピーターン』!

しょっぱい味がたまらない!
おもとめはお近くのラーメン屋、そば屋で!

2007年02月24日
15:37
だんちょ〜

要塞エンジェルを出た俺たちは驚いた!
生き残りの同士がいた!
さと拳の使い手、イタリア傭兵部隊「ソバー・ビグノーズ」

甘え上手で潜入捜査のエキスパート、アフガニスタン傭兵「OH 堕優 TAH」根っからの日本かぶれ

国籍不明、詳細不明、体内に毒物を隠し持ち、人に感染させるという毒っぽい男「毒だらけ のりすけ」

アグリビジネスをかさにして、ビニールハウスで核融合をしている「田中アグリ」

ベトナム徐隊後はハーレムの地に身を置きながらもM男爵の元に戻ってき、甘いマスクで待ちぼうけを得意とする「アパレル エンドゥーサ」

みなみなぎる笑顔で迎えてくれた

中の3人のことが心配だが、外にはまだまだ敵の要塞が立ちふさがってる

つづく

2007年02月24日
16:34
やまもー

脱出した仲間達は大丈夫だろうか・・・
いや、この組織がそう簡単に見逃してくれる筈がない。
エンジェルの暗闇の中で、俺は暫く考えていた。
屈強なソルジャー達と戦いながら。
絶えず戦闘姿勢(ファイティング・スタイル)をとりながら。

ふと、隣の仲間を見た。
奴のコードネームは”M男爵”
海賊時代に虐められれば虐められるほど強くなるという実を食べていた。
そう、苦痛を快楽に変える力を持っている男だ。
どんなに執拗な攻撃でも、目をつぶって耐えていた。
その上口元には笑みを浮かべている。

さすがだ・・・男爵・・・がんばってくれ・・・

俺が応援した、その時だった。

M男爵がくわえた煙草をポトリと落とした。

流石の男爵もくちびるの力を失っていたのだった。

  ・・・つづく・・・

2007年02月24日
17:44
だんちょ〜

俺たちは何度も捕まりそうだったが、必死に逃げた
もう逃げ込むとこがない
俺はもうダメだとうなだれているとバッタのJの意識がもどった
「毛色が違うよね」
うん?
なんのことだ?
なんかの暗号か?
こいつならなんとかこの場を乗りきれそうだ!
おれとエンドゥーサはこいつにかけた
「J」!
なんか良い手はあるのか?
たのむ!
教えてくれ!
かすかに開いた口から小さな声が聞こえた
「案内所… マット…」
なんだそれは?
おい!
J!
また気を失ったJを背負い、案内所なるものを探した
お!
あそこは!
俺は見覚えがある!
場所は違うが造りは同じだ
前に行ったのはたしか北の離島
そう昔の戦友と戦ったあの地で!
俺はかけこんだ!
中にはこちら側の人間がいた!
た、たすけてくれ!
もうだめだ…
意識が薄らいでいくなかで
Jの生き生きした声が聞こえたようなきがした
「… ッ ト … マ … ット … マットどこにある?」
あとは頼む
J…

つづく

2007年02月24日
18:44
やまもー

あぁ、もう目も見えなくなってきた・・・。
もう何時間戦い続けてているのだろうか・・・。
この要塞、エンジェルで・・・

もはや、くちびるの力を失ったM男爵は当てにならない。
頼みの綱はもう一人の残った仲間、FOX同期入隊、池小卒、
コードネーム”マルコー”だ。

奴は昔サルと一緒にお母さんを探して三千里も歩いた男だ。
体力と金型技術には絶大な信頼を寄せている。
俺は石のようになった顎を左に振った。

・・・まずいっ!

奴の相手は上半身ハダカだ!
マルコーは顔に分厚い胸板を押し当てられ、半笑いで窒息しそうになっていた。
そして人差し指を上げて俺に何かメッセージを送っている。
どうした?マルコー?
「・・・エンチョウ・・・?!」
俺は耳を疑った。

しかし、こいつには何か考えがあるに違いない。
マルコーの機転がなければ、あの湾岸戦争も危なかった。
関ヶ原でも何度か助けられた。

・・・俺はマルコーのアイディアに掛けてみる事にした・・・


   ・・・つづく・・・

2007年02月24日
20:18
だんちょ〜

薄れ行く意識の中で、俺は夢を見ていたようだ・・・

金色の野に立つ・・・・青い服をきた・・・
その者が現れしとき・・

「ととろ〜っ!」
俺は自分の寝言で起きた
何時間寝ていたのだろう・・
かたわらには、昔世話になった女の子がかわいがっていた犬が看病していてくれた

「J」おれはいま・・・
「何も言うな、ダンチョネ。お前の寝言でだいたい理解したよ」
「J」は、いつになく優しかった
その優しさに胸の奥があつくなるのを覚えた
「J」俺たちは助かるのか?
「まかせろ〜!ぜって〜マットでしょ!」
その自信に俺は賭けてみたくなった。

頭の中がだんだん冴えてきた
あれ?田中アグリは?

一人先に離脱した。俺たちについてきたら命がいくつあってもたりないとさ!
一人用小型東京無線で・・・
彼の選択は間違ってはいない。誰も否定もしない
でも俺たちはこのゴールデンタウンの一掃という任務だけは成し遂げなければ・・・

でもこんな任務にあんな若武者三人衆はかわいそうだ・・

「ビグノーズ」!お前らは先に離脱しろ!
俺は情けでも、オンジョともない言葉をかけた。

「ビグノーズ」は俺の発した言葉を理解してくれたようだ
「ラジャー」お疲れっす!

これでいいのだ、ほんとに離脱したのか、参戦してるのかはわからなかったが、こんなマニアックと一緒だと彼らの未来に関わる

「よしJ!」いくぜ!

「俺も行くぜ!」
後ろから声が・・・
アパレル エンドゥーサだった
彼は兄貴的存在でいつも困ってるときには的確なアドバイスしてくれる

よしやれる!
「アンナイジョ」おくでは「J」が葛藤している・・・
「まじで〜」
「そんなシステムなんだ〜」

内容はわからないが、何となく雲行きが怪しいのはわかった

「要塞エンジェルがきになる・・・・」


・・・つづく

2007年02月24日
21:27
やまもー

相変わらず要塞エンジェルは薄暗かった。

M男爵は眼鏡を斜めにして最後の力であがいていた。

疲れ果てた俺は目の前にある2つのボタンを押したり引いたりつねったりする地味な攻撃を仕掛けていた。

そんな時、マルコーがボスニア=ヘルツェコビナ戦で覚えたテレパシーで俺に語りかけてきた。
「ピ~ヒョロロ~ヒョロロ~ガーガー」
何っ!
言っている事はよく解らなかったが、振り向くとマルコーは携帯を取り出し赤外線通信を始めていた。
奴の携帯には周囲の電子機器を無効化する秘密兵器が内蔵されているはずだ。
これでまだ逆転は可能だ・・・
通信手段のなくなった敵は、もう外に助けを呼べないはずだからだ。
でかした!マルコー!
俺は汗を拭き戦闘姿勢を立て直した。
次の相手ははダレだ!

「メルアド聞いちゃった〜」

何か遠くで聞こえたような気がした。

  ・・・つづく・・・

2007年02月24日
22:02
だんちょ〜

その赤外線通信は俺のところまで聞こえてきた。
起死回生になればよいのだが・・・
ただの・・・・・
「いやいや、マルコーに限って・・・」
要塞エンジェルはボン・べガスにかけよう・・・

「J」!交渉はうまくいったのか?
エンドゥーサが心配そうに見ている。
まだエンドゥーサは口を出さない。
彼にはまだまだ余裕なのだろう

出よう!
俺の心配は見事に的中してしまった。
「ちくしょう」
「マットもうやってないんだって・・・」
「時間なんだって・・・」
「J」!マットはそんなにすごいのか?
「俺が動いてるのか、相手が動いてるのかわかんないぜ」
反重力装置のことか?
おれにはさっぱりだ・・・
俺たちはまた途方に暮れながら黒服たちと交戦していた

エンジェルも気になるが、「若武者」たちはどうなったのだろう


・・・つづく

2007年02月24日
23:04
アパラチャモゲータ

俺の名前はJ・・・・。

目をつぶれば思い出してくる、あの熱かった一夜の事・・・

今は戦いを終え、一人ベッドに横たわり 珈琲を飲んでいるところだ。

あの時 別れた「若武者」たち・・・
彼らのあの真摯な眼差しが頭を離れない・・・・。
無事でいるだろうか?
彼らのミッションは とても難易度が高い・・
知識と経験だけでは どうにもならない事があると言う事を
まだ彼らは気づいていない・・・。

その時!!
外で誰かの気配がした!!


・・・・そっと様子を伺ってみる・・・・
どうやら敵は二人らしい・・・

俺は気づかないフリをしてロビーへと出てみる・・・
どうもよそよそしい・・・。

やつらはビグノーズの部屋へと消えていった・・。
長年連れ添った戦友を疑う訳ではないが、
そういえば 奴は昼間からどうも落ち着かない様子だった。
俺にとって弟とも言える存在であるビグノーズ・・

「まさか奴は・・・?」

その時 銃声が!!

「・・・この音はビグローズのマグナム。」

奴の安否を気にする前に、俺はホッとした。

「奴は一流のスナイパー・・・必ず一撃で敵を仕留めてきた。
良かった・・ 一瞬でも弟分を疑ってしまった自分が恥ずかしい。 さっきの二人組は組織の放った刺客だったようだ。」


しかし!!!


また 銃声が響いた!!!!

「なに!?」



・・・・つづく




2007年02月24日
23:11
やまもー

・・・薄れ逝く意識の中、下唇の腫れは最高潮に達していた。
しかし豊富な戦闘経験から、俺の体は意識とは無関係に反応していた。
ふと気になった。ビグノーズは、のりすけは、OH堕優は・・・奴らはまだ隊に入って間もない。
連絡を取ろうと空いた左手で携帯を探したが、何とバスに置き忘れていた。
いやな思い出が蘇る。
 ―長篠の合戦のとき、鉄砲を忘れた俺は信長って奴にに叱られて、しょうがなくポルトガルに亡命したのだった―

柄になくナイーヴになっていると・・・

  ズキューン!!

あれはビグノーズのマグナム!

大丈夫、奴は一流の・・・
 
 ズキューン!!!

ま、まさか・・・ビ、ビグノーーーーズ!!!

・・・つづく

2007年02月24日
23:33
だんちょ〜

放心状態の俺…

いささか噛み合わないJ…

どこまで引っ張るボン・ベガス

なかなか食い込んでこないのりすけ、堕優

そのとき

ばっきゅ〜ん

ビグノーーズ!!!

2007年02月25日
01:16
アパラチャモゲータ

・・・漆黒の暗闇・・・・

ビグノースの身に何が起こったのか?

今 確認するのは危険だ。
明日になれば何かわかるだろう。
・・そう自分に言い聞かせ、俺はつかの間の休眠をとる事にした。


「テッテレ テッテレ テェレェテェレェ テッテレ」

まどろみ始めた俺を 一本の無線が呼び覚ます。

「Jか?」

ダンチョネだ・・・・。

ボン・ベガスで俺たちは奴を見失った。
バイヤーらしき人物と何か話し合っていたようだが、
気がつくと奴の姿は消えていた。
必死の捜索もむなしく 忽然と姿を消した、ダンチョネ。
そういえば 奴はBEUKOシティーでもROPOSSAシティーでも 怪しげなやつらと密会しているらしい。
何か 隠している・・・・


そして、奴の次の一言を聞いて 俺は愕然とした!!



・・・つづく

2007年02月25日
09:38
だんちょ〜

マットを探す任務が暗礁に乗り上げそうな頃、不意に俺たちは飯を食ってないことに気付いた

こんなときはいつも「TAKEooYAKEE」と言うレーションを思い出す
むしょうに食いて〜

なんとか敵の備蓄倉庫まで行かなければ

どれくらいさ迷ったのだろう

空腹も限界になりかけたころ

あ!あれは!とんでもなく溜め込んでそうな倉庫を発見

「ここはひとまず休憩を入れたい…」

Jはたじろんだ
なにせJはマットなのだからだ…

「J ここは身をかくす方がよくはないか?」
Jは涙ぐんだ…

なんせJはマットなのだから…



…つづく

2007年02月25日
12:31
やまもー

エンジェルの闇はまだ深かった。

俺は20人目のソルジャーと格闘中だった。
もうここまできたら下くちびるがどれだけ伸びようと気にならなかった。
汗ばんだ両手で必殺のローリングアタックを仕掛けていると、黒服が大慌てで近寄ってきた。

泣きながら黒服はくちゃくちゃな顔で俺に言った。
「もう、勘弁してください!やはりあなた達にはかないません!BIG・BOSS!!」
    ―BIG・BOSS!!!―
俺たちの周りが急に騒々しくなった。
「で、伝説の・・・戦士(ソルジャー)・・・」
「あの・・・祖国(アメリカ)を救った男・・・」
「・・・ビッグ・ボス・・・ボン・ベガス・・・」
「・・・母を訪ねて・・・マルコー・・・」
「・・・キム・・・あっ、M・・・」

―顔を上げると、全員が立ち上がり俺達に敬礼をしていた―

俺はゆっくりと立ち上がり、敬礼を返した。
そして俺から飛び降りて震えている若いソルジャーに言った。
「俺達は―帰る―」
「ま、待って下さい!もう一回エンチョウシメイを!!」
俺は無言で倒したソルジャーから奪った名詞の束を握り締めると入り口に向かった。

全員がいつまでも羨望のまなざしで見つめているのが背中でわかった・・・

・・・つづく・・・のか?・・・

2007年02月25日
13:42
だんちょ〜

一時の休息を得た俺たちは、また戦場へと足を向けた
「所詮、俺たちは兵士…、安息の地なぞない…」

マットと言う希望をなくしたJの肩を抱きながら新たな場所へとむかう…

俺たちは…
なんのために…

数々の敵を倒してきた俺たちだったが、倒した後と倒す前では気持ちのたかぶりが違う…
誰もがそうなのか?
俺だけなのか?

自己嫌悪な気分でさ迷っていると無線が入った
「ハローCQ! ハローCQ!」

「なんだ?」
「こちらは国連事務総長だ!」
今まで繋がりのない部署で少し困惑していた「システムの説明しますね!」

……


「ようするに、敵と話し合いで解決する場なんだな!」
「そーです〜」
「ただですね、チケットを買っていただかないと……」

チケットを買って、話し合いでこの戦争が解決するなら、こんな楽なミッションはない!
俺はすぐに動いた

J!

エンドゥーサ!

まだ渋い顔をしていた
入場料をまけてもらえればこいつらも…

俺はすぐさまアンダーミッション(根回し、値段交渉)に入った。
この手の仕事はマイアミの時に培ってる。楽なもんだ

結果はあっけなく出た。30分3千円のところ、60分3千円でチケット一枚サービス!

もう文句はないだろ!
そのときっ!

エンドゥーサが口を開いた!

「俺はこの手の店でサクラやったことあるよ」

何てことだ!

GHQの会議に出席までしていたとは

あなどれない男だ…
敵には回したくないな
ともあれ、俺たちもそのミーティング会場へと足を運んだ!





まだ続けても良いのか!
ここで切っても良いのか!
自習感動のフィナーレ!
青色のハンカチを用意してごらん下さい

つづく

2007年02月25日
14:59
セイギノミカタ

〜CM〜

あなたの周りに、歯止めのきかないイノシシはおりませんか?

イノシシの誹謗中傷にお困りではありませんか?

猪突猛進の今年、俄然勢いを増すイノシシにお困りのアナタ!

メディコム・トイより限定発売。
『小ちゃいラッバーちゃん Type00-TA』フィギュア!バッチ付き!

このフィギュアは暴れん坊のイノシシの前に出せば、矛先が小ちゃいラッバーちゃんに変わり、隙をついて逃げ出せます!

特に、群れのボスのおっきいイノシシ、細くて長いイノシシ、武田信玄などに効果テキメン!

*注意
・本商品は大変小さく携帯には便利ですが、あまりのミニサイズの為 紛失に注意して下さい。
・使い方を間違えるとラッバーちゃんが牙を剥き自分にかえってくる事があります。
・お金を2度払ってしまうおそれがあります。

限定商品ですので数にかぎりがあります。お早めにどうぞ!

2007年02月25日
17:10
だんちょ〜

・・・・
さすがにこの手のミーティング会場は異様だな・・・
会場に入る前にボディーチェックはされたのだが、そこは難なく単発式自動小銃を持ち込むことができた
チェックが甘いのではなく、高性能な小型だからだ・・・
ここで、俺の名誉のためにこの銃の説明をしたいものだが、長くなるのでやめておこう・・・

席に着くとまずは気を落ち着かせるために少々のアルコールを口に運んだ
席に付き、最初の感想は
「俺たちは招かざる客・・」
ひややかだった。相手国との間のテーブルが何十メートルとの錯覚に陥った。
仲介人と称する人物が交渉国への交渉権獲得を催促した
「気に入った子がいたらチケット書いてくださいね〜」
こちら側の人間は3人、真向かいにもちょうど3国の代表が座ってる。松竹梅で表すなら
左>竹、真ん中>松、右>梅毒
そんな感じだ。
交渉権は三国同時に行いたかった。俺はこの手の喧嘩は嫌いなためだ。
Jは竹、エンドゥーサは松、もちろん俺は確率の良い梅肉
この手法もマイアミの潜入捜査時代に築き上げたものだ。
俺たちは交渉人にチケットを渡した。ニコニコしながら運んでいきやがった。まるで
「無理でしょ〜!」と言わんばかりにだ・・・
俺には勝算があった、俺がターゲットした梅酢は、他国にはない匂いがした
この手の感はよくあたる
ネゴシエーター(交渉人)が帰ってきた
眉間にしわが寄ってる・・・
ま、ま、まさか!
渡されたチケットには
「よろこんで!」
と記されていた。「このバカネゴやろー」
そして俺は交渉をするために席をソファーへと移した。

「はじめまして〜」
「あ、はじめまして」「こういうとこ初めてなんで、どんなことしていいかわからないよ〜」
「うた歌う?それとも・・・」
「え?」
わざと聞こえないふりをしたが、意味はわかっていた。このまま調印式へと、俺の心と俺の高性能小型・・・は先走った。
「外出ることできるの?」
俺はほほを赤らめながら聞いた。
「いいよ」
まじかよ、こんな簡単なことで調印できるなら世の中の戦争は俺がすべて解決してやる!
そんな喜びに浸っていると、Jがやってきた。
「お!交渉権獲得?」
と問いかけたが、交渉国が変更になってるのに気付いた。
「どうした?」
「先に選んだ交渉国とはエンドゥーサとともに決裂した」
やはり!相手国のレベルが高すぎたんだ。
俺はそれを匂いで察する力があるようだ。
Jが選んだ交渉国をみた。
「プッ・・・レベル下げすぎ・・・J!お前も俺と同じでなんでもいいのか?」
心の中でささやいた。ま、同期入隊だからこの手のイロハはわかっているってことだな・・・。少しの安堵感と、「何でもいいのかよ!」という、気持ちで顔が少しほころんだ

あれ?エンドゥーサは?俺からは彼の背中しか見えない・・・
しぶい。俺が相手国ならば俺から交渉権の獲得に動くだろう。なのになぜ?まだそんなとこにいる?
後日、風の便りに聞いたことだがネゴシエーターにこんなことを相談していたそうだ・・・
「断られた子にもう一回いい?」
後日感想・・・・「さすがだ・・・」

ぼちぼち調印式に移りたくなった俺は、切り出した・・・
「そとでよ!」
「いいよ、これくらいで?」
これくらい?何だ?その立てた指は?
「どういうこと?」
「ここにいる子で、外出る子はみんなそんな子だよ!」
「やられた」またしても・・・。じゃ、Jの横にいる子も?
あほだ・・・俺たちはほんとにアホだ・・・
俺は放心状態のまま、女の子の立ててる指をそっと寝かした
「え?」「じゃこれならどう?」指の数が減ってるし・・・
そういう意味じゃないのに・・・。これが交渉ならば俺は我が国のネゴシエーターにはなれないことに気付いた・・・

おれたちは所詮、歯車。金で雇われてる傭兵にすぎない・・・
「ならば・・・」俺はこの席をあとにした・・・
J・・・エンドゥーサ・・・
嫌気がさしたままおれはフロントに行った。
「お客様はお会計ありませんね!」「ラッキーですね〜」
よけいむなしくなってきた

苦虫を噛み締めながらも、相手国に気付かれないように煙草をくわえてごまかした・・・
煙が目にしみて涙っぽいのか、飲み過ぎでウルウルしてるのかは、今となってはもう過去のこと・・

タクシーのラヂオが俺一人のために歌ってくれていた
♪しみじみ呑めば〜しみじみと〜ぉ〜
  ♪おも〜いでだけが・・・・
♪・・・・ダンチョネ〜・・・

こうして俺のゴールデンタウンの夜が過ぎていった。
最後までわからなかったのが、俺のコードネームの
「ダンチョネ」の意味だった・・・・・

Fin


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