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わいがやクライマーズコミュの下水道事故は、自然災害で済ますことができるのか

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豊島の下水道事故は、自然災害で済ますことができるのか?

 土木技術者は自然と闘い市民の生活に役立ってきたため、自然災害で簡単に済ますことはできないであろう。

 8月5日、東京都豊島区雑司が谷の下水道工事で、降雨による下水道内の増水により作業員6人のうち5人が流され死亡する災害が発生した。

 工事の内容は、幅2メートル、高さ1.5メートルの下水道の内側に塩化ビニール樹脂を張る工事であった。常時の水深は15センチメートル程度で、現場付近はゆるやかな窪地になっているため、激しい雨が降ると大量の雨が流入する地形になっていた。

請負業者の施工計画では、降雨の際の作業中止基準として、
 ?水位上昇
 ?大雨・洪水注意報の発令を伴う降雨
 ?大雨・洪水警報の発令、
を挙げている。

 当日、大雨・洪水注意報は午前11時35分に発令されていたが、下水道局から現場に伝えられず、作業は続行していた。だが、現場代理人が水位の急上昇に気づいて「上がれ」と指示したのは午前11時50分だったと報道されている。

 集中豪雨に見舞われたため一瞬の出来事であったと思われるが、毎日の繰り返し作業であったために、危険性について軽くみていたのではあるまいか。リスクアセスメントを行っていても実際に異常事態になることはまれである。

 災害発生の30前から猛烈な雨になっていたが、避難の指示が遅かったのではないか。
どうも工事担当者に危機感が感じられない。作業員も下水道の中で作業をしていて、地上がどうなっているのか分からないはずだ。普段から避難訓練をしていないと、本気で逃げる体制にならないであろう。そうしている間に水位が上昇して逃げられなくなったのであろう。

 もう少し危機感を持っていれば、異常を早期に感知し、避難がスムーズに行えるように、作業場所のマンホールの上流側マンホールと下流側マンホールを空けて見張り員を配置するような体制が採れていたであろう。

 危険意識の希薄により、安全配慮義務を欠いたような気がしてならない。

 また、神戸の増水事故のときもそうであったが、マスコミは役所の警報体制の不備を問題にする。しかし、警報設備など設置していたらきりがないし、気象庁の注意報や警報も地域や時間的に幅があり、これに頼り切っては非常に危険である。

現場を預かるものは自分の目で確認・判断しなければならないと考える。
それが土木技術者の使命であろう。

コメント(1)

今回の事故は5人が流され、3人の死亡が確認された痛ましい事故です。

この事故は何が問題なのか?
と、考えてみましたが、何が問題なのかよく分からない。
労働安全衛生法に違反するようなものは見つかりません(私の情報の中では)

原因がよく分からないので再発防止も立てにくい。
「雨が降ったら工事を中止」というのも曖昧である(局地的な雨の場合は、晴れていても増水する)

また、直径が60cmのマンホールからスムーズに退避できるか不安要素もある。

自然災害には豪雨だけでなく、地震、雷、津波、竜巻、台風などいろいろあります。
地震・津波は地下のことだから予測することが困難ですが、今回のようなゲリラ豪雨や雷、竜巻は、大気の状況を監視していれば、不可能なことではない。

「仕方がない労働災害」は、あってはいけない。
中には、このような不幸な災害もあるでしょう。
しかし、「今回は仕方ない」と考えてはいけない。
この事故から学びましょう。
この事故を風化させてはいけない

手始めに避難訓練をやってみてください。
今の状況から避難するには何分かかるか計ってください
避難の所要時間が10分としたら、危険の10分前に意思決定をしなければないらないことがわかるでしょう。

英知と五感と経験で無災害を実現しましょう



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