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環境問題を語るコミュの減反とはなんぞや?

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皆さんおはようございます!

最近話題の‘減反’

町村信孝官房長官が、『減反はやめよう!』と発言しました。

その後、
加藤紘一さんが、
   『町村さんは農業を知らない!減反は進め大豆&小麦を作る』

農林水産省(白須敏郎事務次官)は
   『主食用の米は増産する考えはない』と発言しました。


知識がないので混乱してきたのですが、

まず減反をやめる為には
?日本人がもっと米を食べる。
?米粉や米油など、米で作る食品を増やす。

 この2つはなぜ進まないのかな?



あと、大豆&小麦の自給率を上げる!
米→大豆&小麦になぜもっと多くの農家が取り組まないのか?
    
そもそも、現在どれくらいのお米を作っていて、
どれくらい余っていて、70万トンの輸入米はほぼ保管しているのか?

だいたい、田んぼを2反(?)持っていないと
田んぼが買えないという制度
疑問です・・・
補助金のこともあるし

この‘農’に関するいろいろな制度・政策をきちんと調べないと
何がなんだかさっぱり分からなくなってきましたげっそり

よくごぞんじのかた、教えてください!

コメント(8)

日本は、水田が250万ヘクタールあって
4割減反しているそうです。

去年は、854万トン収穫
今年は、815万トンに減らす予定


1960年代は、1350万トン収穫

現在、1500万トン収穫の潜在能力あり


お米って、小麦や大豆に比べて、面積あたりの収穫量が
かなり高いのですよね。

世界の食糧難の事を考えると、減反政策はやめて、
お米を利用することを考えたほうが、イメージ的にもいいのではと思います。

時間をみつけて、米粉と米油について調べたいと思います。

昨日の新聞の情報

米の国際価格は、今年3倍上がった
 国産米は、その2〜3倍の価格
 減反をやめると、国内消費の1.5倍生産される。
      →価格下落で農家が打撃

      →政府が補助金を出し、援助米として生産

農水省の意見、
      今後も小麦・飼料作物生産えの減反を進める。
      米以外作りにくい場所は、家畜用の米や米粉生産に力をいれる。

素朴な疑問
  ? なぜ農家は、減反を嫌がるのか?
  ? 減反すると収入は?

小麦と飼料作物を自給することは、とても大切ですよね。
バランスよく、米の国内消費拡大&援助米増産&小麦他の生産UPを
達成できないのかしら?



  
>ゆきーにゃ様

書き込み0の「?日本人がもっと米を食べる。」について

私は生産者ですので、これまで消費者の気持ちがよく理解できず、
「なぜもっと米を食べてくれないんだろう?」と思っていました。
が、ここ数年いろんな方々に私の米を振る舞い、いろんな意見を聞くことができました。
その中で多いのが、
市販の米は「昨日のご飯は美味しくない」とか「冷めたご飯は美味しくない」というものでした。
それに対し、「駄馬さんちの米は冷えても翌日になっても美味しい」と。
何が違うのか、いろいろ調べてみましたら、
やはり一番の違いは「自然乾燥」と「機械乾燥」。
これが味に大きく関係してると考えるようになりました。
市販の米はほとんどがコンバイン(常用稲刈り脱穀機)で刈り取られたもので、
これは機械乾燥をしなければなりません。
しかも米はパンに比べ、米研ぎから炊飯まで手間暇がかかります。
これらのことが日本人の米離れに繋がる要因ではないかと私は考えます。



「?米粉や米油など、米で作る食品を増やす。」について

現在日本の米農家の平均自給は260円台だそうです。
コシヒカリ・ヒトメボレ・アキタコマチ等の人気ブランド米を生産しても、この数字はそんなに変わらないと言われています。
さらに去年から4ha未満の米農家には国からの助成金が廃止されました。
私が住んでいる地域では4ha以上の農家など数軒です。
米を作って農協に出すだけで赤字になります。
さらにそれよりも生産性の低い米粉用・米油用の米を生産する農家は、まずいないでしょう。
以上のことが要因となっていると私は考えます。



「米→大豆&小麦になぜもっと多くの農家が取り組まないのか?」について

小麦は面積あたりの収量が米の3分の1。買い上げ価格は米の2分の1。
大豆は面積あたりの収量が米の10分の1。買い上げ価格は米の2分の1。
肥糧・燃料代、機械の購入・維持費等の経費を差し引くと完全なる赤字です。
転作すればするほど農家の収益が減ってゆくのです。
しかも小麦や大豆は、田んぼのような平坦な土地で作付けすると根が腐り収穫できなくなる恐れがあります。
かといって、田んぼに傾斜をつけるのには多大な労力と費用がかかり、さらに一度傾斜をつけてしまった土地を田んぼに戻すのは、これまた大変なことになります。
小麦や大豆を作るのには畑がよいのです。
専門に作っている農家の方ならともかく、それまで米を作っていた農家が減反だからといって、転作で成功させようというのは難しいと私は考えます。
ちなみに私の家では、自分の家で使う分だけの麦と豆を作っています。



書き込み2の「?なぜ農家は、減反を嫌がるのか?」について

単に収入が減るというのもあるでしょうけれど、
私の場合「休耕田を放置したくない」というのが一番の理由です。
転作するには上に書いたようなリスクが伴います。
よってほとんどの農家が休耕田を放置してしまいます。
するとどうなるのでしょう。

一年目
稗などの雑草が生い茂ります。
この時点で田耕いをすれば田んぼとして維持できます。
ただし、背高泡立草が自生してしまうと次の年の稲の作付けが難しくなります。

二年目
田耕いなどの手入れをしないまま2年以上過ぎると、葦・茅・ガマなど根の深い植物が生い茂ります。
さらに土が粘土化して、耕作が非常に難しくなります。

三年目以降
柳・楢など高木が生えてきます。
これを放置し根が張ってしまうと、もう田んぼとしての再生は困難でしょう。
私の家の近所にも、こうした放置田がたくさんあります。
時間があれば、そうした放置田の持ち主の了解を得て、木の伐採や雑草の刈り取りをさせていただいています。(もちろんボランティアで)

以上のような理由が考えられます。

ちなみに我が家の休耕田には蓮を植えています。
彼岸の墓参りのときにお供え物を乗せる皿として使用するので、ご近所さんに配っています。
蓮を植えておけば高木の自生を防げますが、それでも田んぼに戻すのは容易ではないでしょう。



「?減反すると収入は?」について

国の政策通り4割減反するならば、単純に4割減るでしょう。
しかし、赤字を覚悟で転作するならば、上に書いたようにさらに収入は減るでしょう。



以上が私が知りうる減反の現場です。

ここまでを読むと、なんて悲観的な実情なのだろう・・・と
自分でもがっかりしてしまいます。



つづく。
つづき。



さて、この暗い状況の中、
どうすれば食料自給率を上げられるか。
どうすれば農家が自立できるか。
これが本題といえるのでしょうが、

全国には転作に成功した例がいくつもあるそうです。
そのうちのひとつ、
私が住んでいる地域のわりと近くで、福島県の会津地方というところがあります。
そこでは、転作作物としてソバを栽培し、成功しているようです。
会津独特の綺麗な水と冬夏の寒暖の差がソバの栽培に適していたようで、良質なソバを生産することができたそうです。
さらには、ここ数年蕎麦が流行っていて高値で買い取ってくれるらしいです。
米ほどの収入は得られないまでも、赤字や放置よりは良いということでしょう。
もっとも、転作の成功の影には、農家の方々の並々ならぬ努力と試行錯誤があってのことだろうと思います。



これから日本の農家はどうすればよいか

パンや麺類に負けない「美味い米」を作るよう努力する。
具体的には、機械乾燥から自然乾燥への転換。

そもそも「米」とは八十八の手間がかかるもの。
一つの手間も省いたら美味しい米はできないと思います。

多少値段が高くても、調理に手間暇がかかっても、それでも消費者が「ご飯が食べたい」と思ってくれるような「美味い米」が作れたら、
きっと日本人は米食に戻ってきてくれるのではないかと思います。


日本の食糧自給率を上げるために消費者はどうすればよいか

日本の農業の実情をよく知った上で、
多少値段が高くても国産の食材を選ぶ。
多少手間暇がかかっても米を食べる。
色や形に囚われず安全な国産野菜を選ぶ。


小麦や大豆の自給率を上げるにはどうすればよいか

上に書いたように、米農家の減反転作にはあまり期待できません。
それよりも、大豆や小麦の専門農家を増やすことの方が効率がよいでしょう。
しかし、これはかなりのリスクが伴います。
面積あたりの収量が少ない上に単価が安く、さらに取引価格の変動幅が大きいからです。
では、このリスクを回避するにはどのような方法があるか、
米作と同じように、価格・生産量を国が管理し補助する。
これには少なからず消費者・国民の反発があるでしょう。
ここでも消費者の理解と協力が必要になるでしょう。


小麦・大豆への転業は可能か?

以前国は葉タバコや養蚕を推し進め、全国に多くの専門農家がありました。
やがてタバコは、専売公社が民営化されタバコの需要が減り多くの農家が葉タバコ生産を辞めました。
養蚕は中国産の安いシルクに対抗できずに多くの農家が養蚕を辞めました。
農業自体を辞めて建設業などに転業する方もいましたが、
一方では果樹栽培などに転業を成功させた農家も多くありました。
ですから、小麦・大豆への転業も不可能ではないと考えます。



何事も、競争・淘汰することが重要なのではなく、
理解と協力が必要だと思います。

競争や淘汰は、どこぞの大国からやってきた文化。
かつての日本は、理解と協力で助け合い、長い鎖国の時代も食料自給率100%で生き延びてきたのだと思います。

こんな時代だからこそ、古来の日本の文化を大切にしなくてはいけないと私は考えます。



あくまで私の主観に基づいて書かせていただきました。
長文失礼いたしました。
駄馬さん
とってもよくわかりました!
駄馬さんの意見が政治家さんに届くにはどうした言いのでしょうか?

私は、小麦や大豆に転作すれば、補助金+売上げで
儲けが増えるのかと思っていました。
国も、米を作るより儲けが増えるくらいの補助金を出さないと
減反してください!と言ってはいけませんよね。


あと、米粉用の米というのがあるのですか?
米粉は、米粉にする性能のよい機械が普及していないから
取引量が少ないのだと思っていました。


最後に、駄馬さんが‘私に’消費者に望むことはなんですか?
お米をもっと食べる事ですか?

5の私の最後の分の答えは書いてくれていましたねわーい(嬉しい顔)

駄馬さんの答え

『日本の食糧自給率を上げるために消費者はどうすればよいか

日本の農業の実情をよく知った上で、
多少値段が高くても国産の食材を選ぶ。
多少手間暇がかかっても米を食べる。
色や形に囚われず安全な国産野菜を選ぶ。』
>ゆきーにゃ様

読みにくい文章を読んでいただき、ありがとうございます。


>>駄馬さんの意見が政治家さんに届くにはどうした言いのでしょうか?

おそらく国及び農水省は、このような現状を把握していると思われます。
なのになぜ、減反を推し進め、小麦・大豆の自給率を上げるために予算を割かないか?
それは、私が思うに、
政治家の先生方の中には未だに「日本は物を作り、食料は輸入すればいい」的な考え方の人が多いのではないでしょうか。
それと今の日本には、食料自給率を上げるために使う予算を割くほど経済的に余裕が無いように思います。(今までもずっとそうでしたが・・・)


>>米粉用の米というのがあるのですか?

私の書き方が解かりにくかったようです。すみません。

通常、米粉などに使用する加工用米は、主食用のうるち米の中で等級の劣る米が用いられるようです。
うるち米として高いコストをかけて生産しても、出来が悪く加工用に回されたりすると収益が落ちるので、最初から加工用として生産する農家の方もいらっしゃるようです。
また、低コストで収量の高い品種を加工用として生産している農家の方もいらっしゃるようです。
ですから、主食用米の米粉もあれば専用米の米粉もあるのだと思います。

ゆきーにゃさんが仰るように、機械が普及されていないのも理由の一つだと思いますが、私が思うに一番の理由はやはり取引価格が安いからだと思います。
小麦生産について、
米→小麦→大豆→米→・・・みたいな栽培方法をすると
小動物の減少を招くと聞きました。

鳥のえさになる蛙等は、2年に一度の稲作では
数が激減してしまう。
そしてそれは、鳥や他の生物に影響を与え
生物多様性が失われる・・・

なんだか大変ですね。。。
やっぱり、米の消費が一番かな。。。
お菓子は、日本産のせんべいを食べ
パンは、米粉パン
三食、ご飯を食べる。

農家も米を作っているほうが、まだお金が入り
国の自給率も上がり、
健康にもいいのは、上記を実行するしかないですね・・・

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